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「わたしとトムおじさん」小路幸也
わたしとトムおじさん
わたしとトムおじさん
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


帆奈、13歳。両親の別居でNYから単身帰国中。日本の学校に馴染めない帰国子女。
斗六、28歳。高校時代のある事件が原因で外に出られなくなった、本当はイケメン。叔父と姪、それぞれの「問題」を抱えた二人は一緒に暮らすことになる。


明治大正昭和の古い建物が移築されてそれぞれ明治大正エリア・昭和エリアと分かれて、その時代に合わせた店や旅館か理髪店なんかも入って村として実際に運営している<明治たてもの村>そのたてもの村がまず素敵。蕎麦屋をやっている祖父母をはじめ、実際にそこで暮らしながらお店をやっている人もいれば、ボランティアで駐在さんになったり、大正時代の格好をして歩く女の子がいたりします。

その<明治たてもの村>の祖父母の元にアメリカから単身帰国して下に身を寄せている帆奈と元ひきこもりで今は古い家や家具の修復をしているトムおじさん。二人の物語。
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| 本:さ行(小路幸也) | 21:29 | comments(4) | trackbacks(4) |
「残される者たちへ」小路幸也
残される者たちへ
残される者たちへ
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


準一は久しぶりの同窓会で、最も仲の良かった友人を思い出せなかった。記憶のずれに、かつて住んでいた団地が関係しているらしい。不思議な出会いが待っているとは知らず、彼は再び団地に足を踏み入れる…。

少しずつ廃墟になって行く団地が舞台の物語。久保田健彦さんの「みなさん、さようなら」を思い出しました。

廃校になってしまった小学校の同窓会に行った川方準一。6年生の夏に引っ越して以来なんだけど、同級生の顔を見たら自然と名前が出てくる。ところが親しく声をかけてきた押田という男の記憶が全くだけが全くない。交通事故で母を失った中学生のみつきは、覚えのない記憶があることに気づく。それは多分母親の記憶。退院してから学校にも行けず、精神科医の藤間先生にみてもらっている。同窓会で幼馴染の藤間未香と再会した準一はみつきの主治医である未香とともに彼らが生まれ育った方野葉団地へと向かう。
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| 本:さ行(小路幸也) | 23:32 | comments(4) | trackbacks(4) |
「空へ向かう花」小路幸也
空へ向かう花
空へ向かう花
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


ハルとカホは違う小学校に通う、六年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年、少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に、前を向いて歩いていく―。

うわ〜すごく好き。いいなぁ。

もうすぐ自分が殺してしまった女の子の誕生日。死んだらあの子にあやまれるかなって思ってビルの屋上から飛び降りようとした時に光が目に入った。屋上から遠くのビルをみていたら人が飛び降りようとしていた。鞄の中から鏡を出して顔に向かってキラキラ反射させた。それが春之と花歩の出会いだった。ハルが死なせてしまった女の子・由希菜の親友がカホで、ハルを救った鏡は由希菜が花歩にプレゼントしたものだった。カホはハルが二度と自殺しないよう「由希菜の事をもっと知るべきだ」と言う。

由希菜が死んでしまったのは事故なんだけど、その原因を作ったのがハル。ハルの両親は事故以来それぞれが何かに逃避するようになってしまい、ハルは一人ぼっち。週末に川原でボンヤリしているハルを見かけた50代の井崎原は、その淋しそうな背中を放って置けなくて声をかけ、週末は二人で過ごす。

カホは古い4階建てのビルでおじいちゃんと二人暮らし。カホは小さい頃父親から虐待を受け骨折。父親は刑務所に行き、母親とおじいちゃんの家で暮らすことになった。が、母親は男を作って出て行ってしまった。おばあちゃんが死に、今はおじいちゃんの年金で暮らしているが、住んでいるビルもいずれでなくてはいけない。近所の花屋でバイトをしている大学生の桔平は死んだ友達のために屋上庭園を作りたいというカホに付き合って、週末にタダで手に入る野草を集めている。

井崎原とキッペイは飲み屋での知り合い。そんな4人がカホの家の屋上に庭園を作る事になる。



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| 本:さ行(小路幸也) | 20:45 | comments(10) | trackbacks(7) |
「うたうひと」小路幸也
うたうひと
うたうひと
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


愛をうたうひと、笑いをうたうひと、友情を、夢をうたうひと。音楽を舞台に描く青春ドラマ。7つの短編集。初出「小説NON」「Feel Love」

新刊ラッシュの小路さんの最後の本。なんだかこんなに続けて読むのはもったいない気がします。音楽を職業としている人たちの物語。売れていた人たちのキラキラ輝いていたあの頃、そして現在の物語。どれもこれも愛につつまれていて、読み終わったあとにニッコリしちゃうの。


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| 本:さ行(小路幸也) | 22:03 | comments(8) | trackbacks(6) |
「21twenty one」小路幸也
21twenty one
21twenty one
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


中学の同級生だった21人。「21世紀に21歳になる21人」として強い絆で結ばれてきた21人。卒業してからもずっと変わらず仲間のまま10年がたったとき、1人が自殺した。残された20人が、彼の死の原因について考え悩んで自分を責めながら、通夜の日に集合する…。パピルス掲載に修正、書き下ろし。

「モーニング」に似た感じ。クラスメイトの死をきっかけに、それぞれが自分のせいじゃないかと悩み、お通夜が終わってからみんなで集まります。

卒業から10年がたち、それぞれ25歳に。クラスメイト同士で結婚したのが2組。付き合ってるのが二組。それ以外にも結婚してる人、地元に残ってる人、東京に出て来ている人。それでもみんな中学のときの21人が大切な友人。ミュージシャンを目指してる晶がみんなに近況を聞きながらHPを開設していた。その晶が自殺した。そして自殺した場所は今は地域活性化のために使われている、僕たちが卒業した中学校の教室だった。連絡網が回り、それぞれ晶の死に思い当たることがあり「自分のせいで自殺したんだ」と考える。そしてお通夜の後みんなで晶が自殺した教室に集まった。
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| 本:さ行(小路幸也) | 22:00 | comments(6) | trackbacks(4) |
「モーニング Mourning」小路幸也
モーニング Mourning
モーニング Mourning
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


交通事故で亡くなった大学時代の友人真吾の葬儀に集まったダイ、淳平、ワリョウ、ヒトシの中年の男たち。彼らは大学時代バンドを組み、同じ屋根の下で生活していた。葬儀が終わって帰るとき突然淳平が、「これから帰るときに自殺する」と言い出す。自殺を決意した理由がわかったら自殺するのをやめるという淳平の言葉に、ダイたちは淳平に自殺を思いとどまらせるため車に乗り込み帰路に向かう。

最近、小路さん新刊ラッシュですね。何度も図書かで予約しては時間切れ…を繰り返した本。やっと読めました。

喪服の40代男性4人。車で最初に降りるワリョウの家・金沢を目指し、淳平の自殺の理由を探るワリョウ、ヒトシとダイ。運転する淳平はiPodでみんなが出会った頃の80年代ロックを流しながら運転します。原因が大学時代にあると考えたダイたちは大学時代を振り返ります。彼らと彼らの中に入ってきた年上の女性、茜との思い出。彼らの思いは20数年前へと遡ります。
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| 本:さ行(小路幸也) | 23:41 | comments(6) | trackbacks(5) |
「スタンド・バイ・ミー」小路幸也

スタンド・バイ・ミー―東京バンドワゴン
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


明治18年に創業した「東京バンドワゴン」を営む堀田家は4世代12人という大家族だ。3代目店主は80歳を迎えてなおエネルギッシュな勘一。息子の我南人(がなと)は60歳の伝説のロッカー。我南人の子供である藍子、紺、青は3人とも結婚して同居しており、第1作では2人だった勘一のひ孫は4人に増えた。シリーズ3作目。秋から次の夏までの4つの物語。

裏表紙に家の見取り図があります。そしてページを開くと家系図が。だいぶ助かります。

今回も面白かった。前回同じ日に出産した亜美さんとすずみさんの子どもはそれぞれかんなちゃん、鈴花ちゃんと名づけられ、犬達が側で守り、堀田家の誰かが必ず気にかけています。なんだかそれだけでも羨ましい状態。「育児ノイローゼ」なんて全く関係なさそうです。藍子とマードックさんは結婚し、だけど家が手狭なのでマードックさんは住んでいたアトリエ兼家のアパートから通っています。花陽は中学生に、研人といつまでも同じ部屋と言う訳にも行かず、堀田家は家の問題に頭を悩ませています。

IT企業社長の藤島さん、元刑事で常連客の茅野さん、神主の祐円親子、藍子の後輩で小料理居酒屋<はる>のおかみさん・真奈美さんに京都から流れてきた板前コウさん。孫が生まれ三日にあけず通ってくる亜美の両親脇坂家。おなじみの人たちに加え、昔勘一の父親が世話をし勘一とは兄弟のように過ごしたかすみさんも登場。

今回一番かっこよかったのは勘一の代わりに京都の古本屋の懇親会に出席したすずみの啖呵。江戸っ子です。そして、なにより古本に対する愛情がいっぱい。

勘一は80代にして英語が出来る。すごいじいさんだ!

そして藤島さんが大活躍。もう、もう。そんなにしていいのか!さすが社長、ラブじゃなくマネー飛び交ってます。すずみがチラリともらす「ぜったい藍子さん早まったと思うな」に私も賛成。マードックでよかったのか????
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| 本:さ行(小路幸也) | 23:04 | comments(16) | trackbacks(8) |
「カレンダーボーイ」小路幸也
カレンダーボーイ
カレンダーボーイ
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


1968年。僕は小学5年生。ずいぶん懐かしい夢を見ているなぁと思っていたが、小学校に通った途端、夢が急にリアルになった。懐かしいクラスメートや先生に驚いた僕は、同じように驚いているクラスメートの姿を見つける。安斎武―僕、三都充が文学部教授をつとめている大学の事務局長で、小学校のころの同級生だった。寝て起きるたびに1968年と2006年を行ったりきたりするイッチとタケ。ある試みが一応の成功をおさめた二人は、互いに、過去に戻って行いたい目標を抱く。三都は、1968年に3億円事件をきっかけに一家心中で亡くなったクラスメート、古内里美を救うこと。安斎は、理事長が使い込みをした3億円の損失を補うべく、過去の3億円を奪うことを目標にする。

すごく面白い物語でした。朝、目が醒めたら48歳の記憶と精神年齢のまま5年生に戻っている三都と安斎。5年生の部分はイッチが現在の部分はタケが語ります。二人が子どもの頃の北海道の空気がすごく素敵。昔はのどかでよかったよなぁって思います。

現在の部分は理事長がした使い込みを、3億円でなんとかしようとする安斎の物語。過去の事実を少し変えてしまったせいで、愛人関係にあった部下がただの部下になり、過去の父が浮気をしていて離婚の危機になってたり、その父親の不倫を辞めさせたら、今度は部下が理事長の愛人になっていたり。理事長の3億円の使い込みがばれれば、事務長である自分も危うい立場に立たされることがわかってるので、1968年に起こった三億円事件の三億円を奪いたいと思っている。

1968年の二人は精神年齢が高く、いってみれば「急に天才になったような気分」らしい。イッチの変化をイッチの姉はなんとなく気がついている様子。お互い淡い気持ちを抱いていた里子が父親の転勤で東京に行き、そこで三億円事件が起こる。そして里子の一家は無理心中してしまう。その悲しい知らせを聞いた2日後、里子からの手紙を受け取ったイッチ。それは里子の父親が書いた、三億円事件の真相だった。知っていたが何も出来なかった自分を悔やみ続けていたイッチは里子の一家を助けようとする。
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| 本:さ行(小路幸也) | 23:55 | comments(9) | trackbacks(6) |
「HEARTBLUE」小路幸也
HEARTBLUE (ミステリ・フロンティア 40)
HEARTBLUE (ミステリ・フロンティア 40)
小路 幸也
JUGEMテーマ:読書


ある虹の朝、ニューヨーク市警の失踪人課の男のもとへ、一人の少年が訪ねてきて言った。「ペギーがいなくなったんだ」と。彼の捜す少女は、一年ほど前から様子がおかしかったというのだが―一方、男の知り合いであるCGデザイナーの日本人の青年も、ふとしたきっかけからある少女の行方を追い始める。二人がそれぞれ動いた末に明らかになった真実とは―想いあう気持ちがみちびいた、哀しい現実に胸が締めつけられる、小路幸也待望の書き下ろし長編。

「HEARTBEAT」の続編と言うのか、あの物語で「委員長」と関係していた人たちの物語。「委員長」自信は登場しないけど、「彼」としてみんなの頭の中にずっと存在してます。「HEARTBEAT」を読んだのは随分前の事。もちろん、内容はほとんど忘れてます。「委員長」が何ものだったのかはわかってるんだけど、巡矢やワットマンとの関係。アメリカで何があったのかなんかはすっぽりと抜け落ちてる(汗)

NY警察の失踪人課で働くダニエル・ワットマンは、同じく警察官で定年間近の父・デイヴィット・ワットマンと二人で暮らしている。虹が綺麗な日昔「暗闇」で知り合ったサミュエル・マイヤーが訪ねてきた。地下で一緒に過ごしてきたペギーが行方不明になったので探して欲しいという。ペギーは古いビルから飛び降り自殺し、死体で発見される。ペギーの遺品である鍵についていた胡桃のキーホルダー。以前どこかで見たことがあると思うワットマン。そんな時父親が発作で倒れたと連絡が入る。

巡矢新はNYでCGデザイナーとして活躍している。虹の綺麗な朝、昔から知っている女性カメラマン恵野かんなと偶然出会いお茶をすることに。かんなから見せてもらった写真には知り合いの警察官と女の子が写っていた。かんなは撮影する時には女の子はいなかったので幽霊では?と言う。とりあえずその警察官・ワットマンに写真を見せようと家を訪ねるが、その写真を父親のデイヴィットに見せた途端、デイヴィットは心臓発作を起こしてしまった。

ダニエルはペギーの死から自分が2歳の時に亡くなった姉・ケイトについての謎を探り、メグリヤはいるはずのない女の子が写っている写真から、ワットマン家の過去について探る。それぞれが探っていった先にあったものは…

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| 本:さ行(小路幸也) | 22:37 | comments(8) | trackbacks(6) |
「シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン」小路幸也
JUGEMテーマ:読書


「東京バンドワゴン」を読んでからちょうど一年。ブログに書いていたから古本屋とカフェ。4世代の家族、語るのはおばあさんなんて事は覚えていました。だけど、すずみと花陽の関係とか、亜美とご両親の確執なんかはすっかり忘れてました。自分の感想読んでも、あらすじが書いてない。たぶんいろんな事が起こって、書きにくかったんでしょうね…

冬から次の秋までの4つの物語。青とみすずが結婚して青は添乗員の仕事は休業状態。すずみは古本屋を手伝っています。花陽は中学生になりIT企業社長・藤島に淡い恋心を抱き、家庭教師をお願いする。母親の藍子はマードックと藤島の両方から想われながらも、忙しくてマードックのイギリス個展を開けずにいる。紺は物書きの仕事が軌道に乗り、亜美の両親とも仲良くなった。我南人はあいかわらずフラフラと…

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| 本:さ行(小路幸也) | 21:25 | comments(22) | trackbacks(13) |
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