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「For You」五十嵐貴久
For You
For You
五十嵐 貴久
JUGEMテーマ:読書


朝美は映画雑誌の編集者。私生活が謎のままでインタビューが難しいと言われている韓流スター、フィル・ウォンが来日。そのインタビューを任されている。幼い頃母を亡くし、母親代わりに朝美を育ててくれた叔母の冬子さんが亡くなったのは1ヶ月前。冬子さんの遺品を整理中に出てきた日記。そこには、彼女の高校、大学時代のことがいきいきと綴られていた。

うん。よかったです。五十嵐さんの小説、好きだなぁ。

現在の朝美と朝美が読む冬子さんの高校時代の物語が交互に語られます。朝美は映画雑誌の編集者。私生活が謎につつまれていて、インタビューの内容によっては取材即中止になってしまう、とても難しい韓流スター、フィル・ウォンのインタビューを担当になる。恋人は写真家でバツイチ、子持ち、ひと回り年が上の草壁。結婚するべきか悩んでいる。

叔母の冬子さんは姉である朝美の母親が亡くなってから、幼い朝美を育て44歳の今になるまで独身。一緒にご飯を食べたり、相談にのってもらったり、旅行に行ったり、母親代わりに親身になってくれていた。その冬子さんがくも膜下出血で亡くなった。冬子さんとは半年前に草壁さんの事で大喧嘩してそのままだった。亡くなってから1ヶ月が経ち、冬子さんのマンションに遺品の片付けに行った朝美は2冊の日記を見つけた。冬子さんが高校生と大学生の時に書いていた日記だった。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 19:21 | comments(8) | trackbacks(6) |
「相棒」五十嵐貴久
相棒
相棒
五十嵐 貴久
JUGEMテーマ:読書


慶応3年(1867年)10月4日の早朝。大政奉還を間近に控えた京の都。将軍・徳川慶喜が薩摩藩の西郷に会いに行く途中、何ものかに狙撃されそうになった。二条城に呼ばれ、老中から犯人探索の密命を受けたのが、土佐藩・海援隊の坂本竜馬と新撰組の土方歳三の二人は二条城に呼ばれ、老中から犯人捜索の蜜命を受けた。与えられた時間はわずか2日間。普通の状態なら坂本を捉えたい土方。二人は、時にいがみ合い、協力しながら、薩摩藩、会津藩、長州、高台寺党、岩倉具視などに当たっていく。やがて、試行錯誤の中から真相が見えてくる。将軍暗殺を企てた人物ははたして誰だったのか?

うわ〜面白かったです。歴史、全く疎いので読み通せるか心配でした。新撰組という人たちがいたのは知ってます。誰かの生家が近くだったりもします(誰かと言ってる時点で私のレベルがバレバレですが…)坂本竜馬の名前も知ってます。同じ時代の人だったんですね。読み初めてすぐに夫にチラリと時代背景をききました。まずは「坂本竜馬は新撰組じゃなかったの?」そんな低レベルな質問をする私に夫が言った言葉は「図書館で子供向けの歴史の本を探してきて読んでみたら」でした。ははは。

そんな歴史的知識が全くない私が読んだからこそ面白い物語だったのか。これが新撰組ファンだったり竜馬ファンだったりしたらムムムと思ってしまうかもしれないですね。

竜馬は勤皇派、土方は佐幕派。水と油。几帳面と超不潔。最初は汚らしい格好で頭を掻くとフケがボロボロ落ちる坂本を土方は軽蔑しています。勤皇派の所に調べに行く時には土方は「土佐藩の小者」になり、佐幕派に会いに行く時には坂本は。でも一緒に探索していくうちに妙な連帯観が生まれてきて、お互い相手をみとめるんです。

それにしても佐漠派や勤皇派。藩の力関係や、それぞれの思惑。藩の中でもそれぞれの立場にそれぞれの意見。坂本竜馬は大政奉還を願い力をつくしているし、岩倉のように倒幕を目指してる武力行使派もいる。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 23:16 | comments(13) | trackbacks(8) |
「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」五十嵐貴久
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
五十嵐 貴久
JUGEMテーマ:読書



1995年、東京国立に住み平凡に暮らす44歳の主婦・井口美恵子はひょんな事からロックバンドを組みライブに出ることになった。演奏するのはディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ」につづく青春3部作の最終作だそうです。「1985年の奇跡」は未読です。

うわ〜感動しました。最後はうっすら涙がにじんだ。なんだろう。年齢が近い主婦の物語で親近感がわくからかしら。仲間と一緒に一つの目標に立ち向かっていく姿に自分を重ねてた?去年の8月から息子のサッカーがらみでお母さんのフットサルチームに入ったんです。先日、メンバーで始めて臨んだ試合で1勝したんです。その時の感動をなんとなく思い出したからでしょうか。なんにせよ、チームで一つの事に向かっていき、目的を達成するのって一人でやった時よりずっとずっと幸せを感じるものですね。

製薬会社に務める夫・幸輔、一人息子の真人と東京郊外に暮らす44歳の美恵子にとって1995年は最悪の年だった。一月の阪神・淡路大震災。三月の地下鉄サリン事件。そして息子の高校受験失敗。中学生浪人になった息子は何を考えてるかわからないし、夫は家庭のことには干渉しない。

生まれた病院も一緒の幼馴染・かおるから「40万貸して欲しい」と頼まれた。かおるは借金は必ず返してくれるが、40万は大金だ。そして息子と二人で家にいるのも気詰りなので、近所のコンビニでパートすることにした美恵子。

コンビニでの仕事もなれた頃、毎日が平凡でついフラフラと万引きしてしまう主婦・雪見(34歳)を捕まえ「二度としない」と誓わせた。かおりと飲みに行き雪見も呼び出してカラオケで盛り上がる。10歳年下の雪見だったが、7つ上の兄がいたために音楽の趣味がピッタリ。かおりの「バンドがしたい」と言う一言でバンドを組むことになった。かおりがキーボード。雪見がドラムを希望し、美恵子はギターに。ベースを募集するためのチラシをコンビニに張ったところ、バンド経験者、46歳の新子がやってきた。素人3人を相手にスパルタ教育をする新子。当座の目標はディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏すること。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 20:49 | comments(8) | trackbacks(5) |
「交渉人 遠藤麻衣子・最後の事件」五十嵐貴久
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
交渉人 遠野麻衣子・最後の事件
五十嵐貴久
JUGEMテーマ:読書


「交渉人」の2年後。主人公・遠野麻衣子は2年前の事件で上司を逮捕した事を批判され、現在は警視庁広報課に所属している。その逮捕した上司の判決後「支援する会」がマスコミを呼んで今後の方針を発表する予定になっていた銀座のホテルで向かいにある交番が爆発炎上するのを目撃した。その爆発の直前「シヴァ」を名乗る人物から、現在裁判中の"宇宙真理の会"という宗教団体の教祖の釈放を要求された。要求に応じない場合は東京で爆弾を爆発させるという。シヴァは麻衣子を交渉人として指定してきた。限られた時間の中、見方の少ない状態で東京を救うことは出来るのか?

物語が始まったと思ったら突然爆発!そして犯人・シヴァから与えられた時間は8時間。物語にググっと引き込まれました。

銀座での爆発を目撃した後、麻衣子は刑事部長の長谷川に呼ばれます。部屋に行ってみるとそこにいたのは長谷川警視生、捜査一課権藤警部、特殊犯捜査第二係島本警部、そして副総監の神尾だった。2年前の事件で警察幹部から煙たがられている麻衣子。長谷川刑事部長以下、全体の雰囲気としては出来ることなら麻衣子には捜査に参加してもらいたくない状態。だがシヴァは麻衣子を交渉人として指名しているので外す訳にはいかない。島田警部と一緒に半分蚊帳の外って状態でシヴァへのメッセージを送り続けます。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 23:12 | comments(8) | trackbacks(4) |
「交渉人」五十嵐貴久
交渉人 (幻冬舎文庫)
交渉人 (幻冬舎文庫)
五十嵐 貴久
JUGEMテーマ:読書


警視庁は、欧米化する日本の犯罪に対応すべく「交渉人」制度を導入。アメリカFBI仕込みの交渉人・石田修平に交渉人としての研修を受けていた女刑事・遠野麻衣子。2年前に石田との不倫を疑われて突然の異動命令。2年間高輪署、経理課でデスクワークをする麻衣子だった。ところが、品川にある病院で人質立てこもり事件が発生。石田の指令を受けた麻衣子は交渉人として現場に立つ。久々に再会した二人は、あらゆる交渉テクニックを駆使し、犯人側との交渉にあたるのだが…。

五十嵐さんも好きな作家さんなんだけど、過去の作品がなかなか読めていない。新刊「交渉人 遠野麻衣子・最後の事件」が出たのを知って慌てて読みました。

勢いがあって面白かった。交渉人・ニゴシエーターっていう仕事があるのは知ってました。アメリカの映画もあったし、日本でも「交渉人・真下正義」なんて映画もありました(「踊る…」シリーズは一つも見ていないので内容は知りませんが…)人質がいる緊迫した状態で犯人相手に冷静に交渉する。ムリだ…私には絶対に出来ません。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 21:12 | comments(4) | trackbacks(3) |
「シャーロック・ホームズと賢者の石」五十嵐貴久
シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)
シャーロック・ホームズと賢者の石 (カッパ・ノベルス)
五十嵐 貴久

シャーロック・ホームズもののパスティーシュ作品。「彼が死んだ理由―ライヘンバッハの真実」「最強の男―バリツの真実」「賢者の石―引退後の真実」「英国公使館の謎―半年間の空白の真実」

そもそも、パスティーシュ作品ってものが何なのかがよくわかりませんでした。最後に「新釈シャーロック・ホームズ全集」の翻訳者・日暮雅通さんによる「ホームズ・パロディ/パスティーシュの華麗なる世界」を読んで納得です。随分とたくさんのパロディ・パスティーシュが書かれているんですね。それだけもとになるドイルが書いたシャーロック・ホームズが魅力的だって事ですよね。

シャーロック・ホームズの作品を読んだのはたぶん子どもの頃。全部読んでいる訳じゃないし、内容も全然覚えていません。ホームズの物語と他の作品の2つの物語のパロディーになってるんです。すごく凝った作りだと思うのですが、残念ながら1話目と2話目は背景にあるホームズの物語ももう一つの物語も全然わかりませんでした。

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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 21:55 | comments(9) | trackbacks(5) |
「パパとムスメの7日間」五十嵐貴久
パパとムスメの7日間
パパとムスメの7日間
五十嵐 貴久

イマドキの女子高生・小梅と冴えないサラリーマンのパパ。二人は2年くらい会話をしていない。そんな二人が事故に遭い、二人の心が入れ替わってしまった。

何かのきっかけで人格が入れ替わっちゃう話はよくありますよね。「転校生」では同級生が、「秘密」では母と娘が。これは父親とお年頃の高校生の女の子。後考えられるのは母親と思春期の息子ですか…これは面白い話にならなそう。男の子を持つ母親としては思春期の男の子ってどんな生態なのか興味ありますけど。

よくある話ですけど、面白かったです。タイトルが「7日間」なので戻るんだとは思ってたんですけど、47歳のさえない父親とイマドキの女子高生。高校受験の頃から全く会話していない二人。そんな二人が入れ替わってしまうんですから大変です。小梅は好きなケンタ先輩と気持ちが通じ合ってはじめてのデート、パパはプロジェクトのリーダーとして重要なポジション。そんな二人のあわてっぷりが笑えます。
| 本:あ行(五十嵐貴久) | 21:03 | comments(17) | trackbacks(11) |
「2005年のロケットボーイズ」五十嵐貴久
2005年のロケットボーイズ
2005年のロケットボーイズ
五十嵐 貴久


工業高校に通う17歳のカジシンこと梶屋、急性アルコール中毒で倒れた事を学校に知られてしまい、退学にしない変わりにキューブサットを作るように言われる。もともと文系なのに工業高校に通ってるカジシン、おちこぼれなのでキューブサットがなんなのかも全くわからない。そんなカジシンが友人たちと一緒に過ごす一年。

登場人物がいい。何事にもなげやりなカジシン。パチプロのドラゴン。ムードメーカだけど運のないゴタンダ。頭はいいが友達がいない大先生。ダブリで典型的な悪の翔さん。カジシンのファーストキスの相手、美少女の彩子とオタクで彩子のファンのオーチャン、ひきこもりの天才レインマン。カジシンの倒産寸前の工場を守る職人気質のジジイ、数年間ひきこもってる父親、そんな父親に愛想をつかして家を出て、食事だけ作りに来る母親。それぞれすごい能力を持ちながらも、マイナスになる部分が多くて世の中に上手には適応していない。だけどそんな寄せ集めの彼らがそれぞれの個性を生かして、マイナス面を周りのフォローで少しずつなおしながら、お金も、技術も、時間もないのにキューブサットを作り上げる。誰かがくじければ、誰かが励ます。誰かが失敗すれば、誰かがフォローする。読んでいて元気が湧いてくるような本でした。

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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 20:09 | comments(6) | trackbacks(2) |
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