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「ざらざら」川上弘美
ざらざら
ざらざら
川上 弘美

主に雑誌「クウネル」に連載されていた短編を中心とした短編集。

「クウネル」時々図書館で借りていたので、いくつか覚えていた話もありました。恋愛、兄弟、親子、同性愛など、相手に伝えられない気持ちを一人で考えたり、その恋なり想いとは直接関与しない誰かとの心の交流が描かれています。

どの話も、主人公なり登場人物が伝わらない想いを抱えていて、静かに悲しい空気が流れているような気がします。1日で読んでしまったけど、ぽつりぽつりと読みたい本です。

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| 本:か行(川上弘美) | 20:04 | comments(10) | trackbacks(11) |
「夜の公園」川上弘美
夜の公園
夜の公園
川上 弘美


夜の公園を歩くのが好きなリリ。最近夫・幸夫のことを「好きじゃない」事に気がついている。幸夫は「理の勝った」リリとの生活を続けながら、リリの親友・春菜と週に一度は寝る。高校教師の春菜は数人の男の人と付き合っている。幸夫が好き。悟が好き。高橋も好き。だけど一番すきなのはリリ。決めた事をきっちりとする暁は夜の公園でリリと出会う。そんな4人とそして暁の兄・悟が語るそれぞれ。


なんだか読んでいて苦しくなりました。江国さんの「きらきらひかる」っぽい苦しさです。嫌いじゃないです。一人でいるとき、二人でいるときに感じる、喜び・不安・悲しみ・恐れ・怒り・嫉妬などの気持ちや本音と建前。そんなものが、それぞれの立場からきっちりと書かれている。

夫も友人も恋人も好き。妻も妻の親友も好き。一緒にいないとすごく気になるのに、側にいると寂しい。私って本当はどんな人間?俺だけを見ていて欲しい。そんな登場人物の葛藤がとてもうまく書かれていて、すっかりはまり込んでしまい、寝る時にはドヨヨーンと落ち込んでいました。
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| 本:か行(川上弘美) | 21:35 | comments(22) | trackbacks(19) |
「此処彼処」川上弘美
此処 彼処 (ここ かしこ)
此処 彼処 (ここ かしこ)
川上 弘美


今まで「場所についての言及を、いつも、さけてきた」川上さんが初めて場所について書いたエッセイ。

脱力感が心地よく、ほのぼのとしてします。実際読みながら昼寝などしてしまったりして。「小笠原諸島」という話は川上さんがまくらもとに常に置いておく本の話でした。国語辞典。漢和辞典。日本植物図鑑。「フィールド図鑑蜘蛛」そしてさしたる理由もなく目が冴えてしまった夜には「日本の島ガイド・シマダス」を読みながら、眠りに落ちていく。そんな事が書いてありました。私はこの「此処彼処」を寝る前にちょこっと読んで寝たいって思いました。まぁ、布団に入ったら3分もしないで眠れるので、本は読めないのですが…。

考えている事、子供の頃からの事なんかも書かれてて、文章のひとつひとつに愛嬌があってかわいらしい。何となく川上さんを又一つちょこっと知った気持ちになれる。そして毎日をキチンと生きていかないとって思いました。

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| 本:か行(川上弘美) | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
「東京日記 卵一個ぶんのお祝い。」川上弘美
東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
東京日記 卵一個ぶんのお祝い。
川上 弘美, 門馬 則雄


雑誌「東京人」に連載している日記の最初の3年分をまとめた本。

どっぷりと川上ワールドにひたりました。あとがきに「以前『椰子・椰子』という、嘘日記の本をだしたことがありました。本書は、本当日記です。少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです。」とあります。えー!五分の四は本当なんだって驚きました。川上さん、不思議な世界に住んでいるんだ。そうでなかったら、私とは物の見方が違うんだ。出来る事なら、一日でいいから行動をともにして、リアル川上ワールドを体験したいです。

二月某日「突然自分が無趣味である事に気がつく。」「持つべき趣味についてあれこれ検討する。」「悩みつくして、結局レース編みに決める」そして「レース編みをしなければ、という重圧に一日苦しみ」「レース編みが気にかかり落ち着かない。気を紛らわす為に食べ続けレース編みめ。と逆恨みする。」こんな文章が続きます。

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| 本:か行(川上弘美) | 21:35 | comments(2) | trackbacks(4) |
「古道具 中野商店」川上弘美
古道具 中野商店
古道具 中野商店
川上 弘美


三人目の妻がいるのに愛人を作る中野さん、ゲイジュツカで愛を大切にする中野さんの姉のマサヨさん、人と交わるのが苦手なタケオにタケオとの恋に悩むヒトミ。「骨董」じゃなく「古道具」を扱う中野商店に集まる人々の話。

普通の生活を淡々とつづっているようだけど心にしみていくような話ばかりだった。ヒトミとタケオの恋愛話でヒトミが悩んでいる所、私には全然ぴんとこなくて、それよりもマサヨさんが言う「老眼になると恋人と見つめ合うのも顔を遠くにしないといけない」にフーンと思ってしまった自分がすこし寂しかった。

3年後、ウェブデザイナーになったタケオと化粧をするようなった派遣社員のヒトミが偶然同じ会社に勤めている。新しくオープンした「なかの」に集まる昔の仲間やお客さん達。これからのヒトミとタケオが楽しみな終わり方だった。
| 本:か行(川上弘美) | 22:16 | comments(2) | trackbacks(2) |
「なんとなくな日々」川上弘美
なんとなくな日々
なんとなくな日々
川上 弘美


川上さんのエッセイ集。

エッセーなので日々のことを綴っているのだとはおもうけどなんとなくいつもの川上さんの半分現実、半分仮想の世界のような気がする。子供がいるはずなのに「男の人とデートをした」とか「ふらふらと旅に出た」とか。

印象に残った文章は「電子レンジの時計の表示がぷつんぷつんと移りかわって…」という文章。「河童とね、目が合っちゃった」という女友達の話や小学生の友人と「世間話」をするという話。何かの川上さんの小説に出てきたような… すっかり忘れてる。
| 本:か行(川上弘美) | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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