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「ズルい言葉」酒井順子
評価:
酒井 順子
角川春樹事務所
¥ 1,365
(2010-07)

JUGEMテーマ:読書


「コラーゲン、たっぷり~」と、フカヒレを食べるたびに言っていませんか?「ある意味」「今度、ごはんでも」「どこか懐かしい」「一口、どう?」「もしアレだったら」など、ついつい使いがちな責任逃れ語、曖昧語、紋切り語を45個採集。

いちいち頷きながら読んでしまうのが酒井さんのエッセイ。今回も「そうそう」「あ〜使ってるかもしれない」なんていちいち一人で反応してました。

一番最初は今ピッタリの言葉「暑い」猛暑に一つだけ良い点があるとすれば「なんとなく話すネタに困らない」と言ってます。確かにそうなんです。マンションのエレベーターで通りで「本当に暑いですね〜」「夜が辛いですよね」「エアコン入れっぱなしですよ」と「暑い」話題があれば乗り切れる。
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| 本:さ行(その他の作家) | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
「セイジャの式日」柴村仁
JUGEMテーマ:読書


しんどいですよ、絵を描くのは。絵を一枚仕上げるたびに、絵にサインを入れるたびに、もうやめよう、これで最後にしようって、考える――それでも私は、あなたのために絵を描こう。かつて彼女と過ごした美術室に、彼は一人で戻ってきた。そこでは、長い髪の女生徒の幽霊が出るという噂が語られていた。

プシュケの涙、ハイドラの告白に続くシリーズ第三弾です。

今回も前半と後半にわかれています。

前半は「ハイドラの告白」から少し後の物語。ハルはバスケサークルの先輩から腰を痛めた彫刻家のボランティアを持ちかけられる。友人の犀と由良、後輩の高良と4人でアトリエに向かうが、狩野はほとんど表に出てこず、妻が指示をだし、夫婦2人でなにやらごぞごぞとやっていて様子がおかしい。4人は散歩中に腐乱死体を発見してまう。狩野夫妻が行方不明になったかと思ったら、腐乱死体は狩野のものだと判明する。

後半は1年くらい経ってるのかな。美術部の日野が学校へ行くと、美術部に教育実習生の由良がいた。美術部にやってきた由良は2年生から能面を掘ることを教わったりしている。女子生徒の注目を集め、絵を描いて欲しいと言うとサラサラと描く由良に日野はあこがれとも妬みにも似た感情を抱く。同じ部活の絹川は普段はほとんど話さない女子だったが、由良と少し話すようになる。そして美術室には、長い髪の女生徒の幽霊が出るという噂があった。
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| 本:さ行(その他の作家) | 21:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ハイドラの告白」柴村仁
JUGEMテーマ:読書


美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが…。

「プシュケの涙」の3年後の物語。前回と同じように前半と後半二つの物語が語られます。

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| 本:さ行(その他の作家) | 21:11 | comments(0) | trackbacks(1) |
「善人長屋」西條奈加
西條 奈加
新潮社
(2010-06-19)

JUGEMテーマ:読書


“真面目で気のいい人ばかり”と噂の「善人長屋」。しかし陰に回れば、差配も店子も裏稼業の凄腕揃い。そんな悪党の巣に、根っからの善人、加助が迷い込んだ。人助けが生き甲斐で、他人の面倒を買って出る底なしのお人好し…。加助が持ち込む厄介ごとで長屋はいつも大騒動、しぶしぶ店子たちは闇の稼業で鳴らした腕を揮う。



表稼業は質屋・裏稼業は故買屋という儀右衛門とお俊夫婦の三女でしっかり者のお縫い。儀右衛門が差配を務める江戸の「千七長屋」は「善人長屋」と呼ばれている。ところが、長屋に住むのは表家業は小間物のかつぎ売りで、裏の顔は掏漠の安太郎。季節物を売り歩く唐吉・文吉兄弟は裏では文吉がおもんと言う美女になって美人局をしている。狸顔の半蔵は髪結床を営みながら、ネタを集める。菊松とお竹夫婦は煮豆売りをしながら年に2度ほど騙りをし、そこで儲けたお金で物見遊山に出かける。浪人・新久郎は代書屋をやっている。手紙の代筆をしながら、裏では偽の証文や手形を拵えている。そんな人たち。主人公のお縫いは初めて見た人を瞬時にいい人なのか悪い人なのか判断できる才能がある。そのお縫いがパッと見た瞬間に「善人だ」って思ったのが錠前屋をやっていた加助。たまたま長屋に空が出て「三州赤坂の錠前破り」がやってくることになっていたんだけど、赤坂で錠前屋をやっていた加助とは年齢的にも一致していた事もあり、手違いで加助が長屋に住むことになった。2年前に家事で妻と子を亡くした加助は困っている人がいると声をかけて助ける。そんな加助の人助けを裏家業を使って手伝うことになる長屋の面々。

加助が拾ってきた厄介事に積極的に巻き込まれる人、迷惑そうにする人。それぞれがどうして裏家業を始める事になったのかなども書かれていて、各章とも面白く読めました。お互いに自分の気持ちに気がついていないお縫いと文吉が気になるし、いつか続編が読めたらいいなぁ。
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| 本:さ行(その他の作家) | 19:35 | comments(0) | trackbacks(1) |
「プシュケの涙」柴村仁
JUGEMテーマ:読書


夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない…。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。

2部構成の物語。一つ目は自殺した吉野彼方の死の謎を榎戸川と由良の二人の男子高校生が調べるという話。榎戸川の視点で語られます。二つ目は吉野が自殺する1年前、2年生だった吉野が由良と出会ってから2年の文化祭までの物語。

二つの物語は時が前後していますが、この順番だからこそ二つ目の物語が更にせつなく感じるんですよね。上手い!
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| 本:さ行(その他の作家) | 21:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
「恋する空港―あぽやん2」新野剛志
JUGEMテーマ:読書


空港=airportを略してAPO。国内最後の水際であらゆるトラブルに対応する空港のプロフェッショナルをかつて旅行会社・大航ツーリストでは「あぽやん」と呼んだ―成田空港所勤務2年目を迎えた遠藤慶太は新人教育に恋のライバル登場に悪戦苦闘。しかも、親会社・大日本航空の経営悪化の煽りを受けて空港所閉鎖の噂が!?立派な「あぽやん」目指して今日も走る遠藤の運命やいかに?爽快お仕事小説。

空港を舞台にした物語。台風で飛行機の出発時間が遅れたり、機械トラブルで飛行機が戻ってきたり、子供がいなくなたりと色々な事件が起こって先が気になり、どんどん読んでしまいました。

が、前作「あぽやん」の内容を忘れていたので遠藤を指導した今泉だの以前告白した女の子だの、全然覚えていませんでした。イギリスに留学しちゃった女の子にプロポーズしていたのに、その後森尾が気になりだしたのか?

グアムから移動になった枝元をスーパーバイザーにするために指導をしている話と同時進行で、ハマ・コウの知り合いの番田さんの物語、森尾への恋なども語られます。
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| 本:さ行(その他の作家) | 22:05 | comments(2) | trackbacks(1) |
「GEQ」柴田哲孝
GEQ
柴田 哲孝
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-02-26)

JUGEMテーマ:読書


1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。

柴田さん、初読みです。新聞で見かけて面白そうって思って読んだのですが、9.11のことだとか、阪神淡路大震災だけじゃなく、四川省大地震・スマトラ島大地震などもからめているので、読んでいるうちに「これはノンフィクション?」って思ってしまいました。

日系三世のジョージ・松永はジャーナリスト。1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生した時には現地で取材をしていた。その後アメリカに戻り9.11に遭遇。9.11についての本を出して以来、米政府や公安からマークされ日本にやってきた。ジョージに連絡をしたのは昔一緒に仕事をして、3年前にバンダ・アチェの地震で亡くなった吉村武士の知り合いの女性。彼女は吉村が残したメモをジョージに渡した。そこにリストアップされていた人に話を聞くうち、阪神淡路大震災に隠されている巨大な陰謀に気がついた。
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| 本:さ行(その他の作家) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(1) |
「叫びと祈り」梓崎優
JUGEMテーマ:読書


〈旅人〉斉木が世界各国で遭遇した数々の異様な謎。全選考委員を驚嘆させたミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据えた、大型新人の鮮烈なデビュー作!

海外の動向を分析する雑誌社に勤める色々な語学が堪能な斉木が、取材や休暇で訪れた世界中の国々で遭遇する不思議な事件を描いたものです。私が行った事もない世界の色々な場所。それらが興味深かったし、そういう場所だからこそ起こってしまう殺人事件は日本の常識では全く考えられない事ばかりで「へぇ〜」って感心しました。そしてそこに「え?」「なになに?」と、もう一度最初に遡って見たくなっちゃうような仕掛けがあるのでさらに楽しいのです。
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| 本:さ行(その他の作家) | 20:13 | comments(2) | trackbacks(3) |
「デパートへ行こう!」真保裕一
JUGEMテーマ:読書


夜のデパート内で、静かに騒動が始まった!全てを失った男が思い出に浸ろうと訪ねたデパートには、閉店後、曰くありげな数人の男女が、暗闇の中を蠢いていた。ペーソスあふれる筆で描く一夜の店内騒動記。

真保さん、初読みです。「マルフィー」とか「ホワイト・アウト」とか映画になったものはタイトルを知ってました(映画も観ていないけど)

鈴膳デパートは大手デパートとの統合間近。普段の深夜のデパートは警備員が定期的に見回る他は、誰もいない場所の筈。しかし、今夜はそこに入り込み、深夜に暗闇の中を蠢く人間たちがなぜか何人もいる。仕事も家族も失って絶望した中年男性、会社から手切れ金代わりに高級品を盗もうと企む女性店員、所持金のなくなった家出少年と家出少女のカップル、危ない連中に追われて逃げ込んだ怪我をした男。そして、何故か居残っている宝飾部門の男性マネージャー。普段どおりの警備をする鈴膳デパートを心から愛するベテラン警備員、その配下の若手警備員に、なぜか創業家出身の頼りない社長が加わった。
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| 本:さ行(その他の作家) | 22:06 | comments(3) | trackbacks(7) |
「ほかならぬ人へ」白石一文
JUGEMテーマ:読書


愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう?
「恋愛の本質」を克明に描きさらなる高みへ昇華した文芸作品。第二十二回山本周五郎賞受賞第一作! 祥伝社創立40周年記念出版。

白石さんの小説、何冊か読んだ後暫く離れていたのですが、久しぶりに読んでみようかなって思ったのです。でも、読んで思い出した。この人が書く女性ってどうも「男性から見た女性」って感じがして好きになれないんでした。そして性的な部分も読んでいると気分が悪くなっちゃう。男性週刊誌っぽい表現と言うのかな。

「ベストの相手が見つかった時には、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ。」「だからさ、人間の人生は、死ぬ前最後の一日でもいいから、そういうベストを見つけられたら成功なんだよ。言ってみれば宝探しとおんなじなんだ」っています。そりゃー「ベスト」な人が見つかった人は幸せかもしれない。結婚してもその人がベストじゃなくて離婚する事もあると思う。だけど、だからといって不倫していいことはないんじゃないかと思うんだけどな。

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| 本:さ行(その他の作家) | 22:26 | comments(0) | trackbacks(2) |
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