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「絲的メイソウ」絲的秋子
絲的メイソウ
絲的メイソウ
絲山 秋子


絲山さんが「小説現代」に連載していたエッセイをまとめたもの。初エッセイ集。

絲山さんすごいです。男気あふれるというのでしょうか…憧れちゃいます。
・中学で酒を、高校でタバコを堂々とやっていた私だが、すき焼きの卵2つはだめだった。
・17歳の時に禁煙する事はあきらめた。
・酒飲みの掟「飲んだら酔え くだを巻くな 金を払え」
・上司のセクハラには女性体育教師のような声で「ハイ、手はあと5センチした。」と言う。
すばらしいです!

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| 本:あ行(絲山秋子) | 19:28 | comments(10) | trackbacks(9) |
「沖で待つ」絲山秋子
沖で待つ
沖で待つ
絲山 秋子


「勤労感謝の日」と「沖で待つ」の2つの短編。薄い、薄い本です。表題作が後ろに来てるのがちょっと不思議。

「勤労感謝の日」
職安に通う36歳独身の恭子。車に轢かれたときに助けてくれた命の恩人、長谷川さんの紹介でお見合いをする。

恭子ったらすごいです。「僕って会社大好き人間なんですよね」というお見合い相手を「トンチキ野郎」と心の中で罵倒する。会社をやめる原因となったのは、父の通夜に来た会社の部長が母にセクハラしそうになり、ビール瓶で殴りつけたからだったりする。

「何か釈然としない。何もかも釈然としない」って。わかる、わかる。その気持ち。こんな風に自分の気持ちに素直に生きることが出来たらいいのになぁと思う女の人でした。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 20:46 | comments(18) | trackbacks(16) |
「ニート」絲山秋子
ニート
絲山 秋子
あぁ、ダメかも。この先絲山さんの本に手を出せないかもしれないです。「海の仙人」以外の絲山さんの本は全部読んでます。今までは苦手だなぁと思う分野の話が出てきても大丈夫だったのです。だけどこの本の最後の短編「愛なんかいらねー」は辛すぎた。途中、これはダメだって思った部分以降は飛ばし読み、ラストを読んでそれからページをパラパラと。失礼な読み方しか出来なかったのですが、目が頭が受け付けないのだか仕方ないです。私の好きな本の基準が「パァーっと楽しい気分に慣れるもの」なんだって事が本当にわかりました。

絲山さんの本の登場人物ってすごく弱くて、危なっかしい。「寝ないほうがいいと思うけど寝ちゃった」「大阪に待ってる人がいるのに名古屋でおりちゃった」「わかっちゃったけど言わない」「イヤだけど言わない」いろんな事に「まぁいいか…」ってゆるゆる流されながら生きていく人達。いいんだけど、楽なんだけど、仕方がないのかもしれないけど、もうちょっと何とかしてもよかったんではないかしらねぇ。と眉間にしわ寄せてしまいます。自分の中にあるそういう部分が嫌いだかでしょうかね。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 23:54 | comments(0) | trackbacks(2) |
「スモールトーク」絲山秋子
スモールトーク
スモールトーク
絲山 秋子


車の雑誌「NAVI」に連載されていた連続短編集。40代、最近彼と別れたばかりの売れない画家のユーコ。ある日、カマキリのような風貌の元彼が電話をしてきた。会うつもりはなかったが乗っている車に見たさに会ってしまう。

売れない画家って設定、なんだか知ってるかも…なんて思いながら読んでました。最後に亡くなった友達の話が出てきて「イッツ・オンリー・トーク」の優子なんだって思いました。誰とでも寝てしまうゆうこちゃん40歳になっても売れない作家でした。

ゆうこにカマキリと呼ばれてる元彼の本条。そこそこ売れてる音楽プロデューサーで、まるでスーパーで大根を買うように毎回車をかえて(しかも高級外車)ゆうこの元に現れる。そしてなんだかんだ言いながらも、毎回車に乗って運転して毒舌を吐くゆうこ。サーブ9−3カブリオレは「女を怒らせない男、但し、イナカモノ、ちょっとだけ鈍い。」アストンマーチンヴァンキッシュは「付き合いやすい体育会系、しかし果たして洒落が通じるかどうか」巧い表現だなぁって思った。車の事全く知らなくても、どんな車なのかなんとなくイメージできるもん。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 20:32 | comments(2) | trackbacks(1) |
「袋小路の男」絲山 秋子
袋小路の男
袋小路の男

「袋小路の男」「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」の3作。 

「袋小路の男」
袋小路に住んでいるあなた。高校1年生の時に出会ってから12年の想いを綴る。

文章がずっと「あなた」に向かって語りかける形で書かれている。不良の高校生のあなた。自分勝手なあなた。作家になりたいあなた。入院したあなた。私に指一本触れないあなた。読んでいて息苦しくなるほど「あなた」への想いがあふれています。袋小路に住む男に恋して袋小路にはまり込んでしまった女の物語。

「小田切孝の言い分」
「袋小路の男」がわたしのあなたへの気持ち、一人称なのに対して、こちらは大谷日向子と小田切孝がそれぞれの立場でお互いについて語る。

「袋小路の男」の裏バージョンとでもいうのか、「実はあの時は…」っていう風に自分勝手だったはずの小田切さんがそんなに悪い人ではないって思えます。出会ってから18年。肉体関係もなく、友人でもない。お互いに依存しながらこれからもずっと生きていきそうな二人。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
「イッツ・オンリー・トーク」絲山 秋子
イッツ・オンリー・トーク
イッツ・オンリー・トーク
絲山 秋子


「イッツ・オンリー・トーク」
躁うつ病の売れない画家、橘優子。直感で蒲田に住むことにした。蒲田の町を知る為に駅前を歩いてたら拡張器で名前を呼ばれる。

絲山さんのデビュー作。不思議ワールドです。お子様脳の私には「つい誰とでも寝てしまう」「出会い系で知り合った痴漢に何度もいかされてしまう」優子がつらかった。何が起こるわけでもない。だけど、同級生でEDの市議会議員、自殺するとメールしてきて優子の家に居候するヒモの従兄弟、痴漢が趣味なんだけど心が通じるおじさん、サイトを通して知り合った欝のヤクザ、同級生で優子の事を好きなバッハと呼ばれる男など登場人物は一癖もふた癖もある人たちばかり。不思議ワールドにどっぷりとつかり、最後の文章「イッツ・オンリー・トークすべてはムダ話だとエイドリアン・ブリューが歌う。」ですっと目が覚めた。

「第七障害」
横浜出身の順子。群馬で塾の講師をしながら、乗馬を始めた。とても相性のいい馬を自分のミスで転倒させ、骨折させてしまった。馬は安楽死させられ自分を責める順子。そして生活が変わっていく。

こちらのほうが普通っぽい話。順子の元彼の妹が勝手に作って歌う歌が面白い。「イッツ・オンリー・トーク」の蒲田や「第七障害」に出てくる若林。大学時代の懐かしい場所が沢山出てきた。絲山さんの本、2冊目だけどどの話にも車が出てきて、しかも車種が何度も何度も書かれている。こだわりを感じた。
| 本:あ行(絲山秋子) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(3) |
「逃亡くそたわけ」絲山秋子
自殺未遂をして病院に入院させられた21歳の花ちゃん。「21歳の夏は一度しかない」と病院から逃げ出す事にした。思いつきで茶髪の24歳の会社員なごやんを誘い、二人で九州の博多から薩摩半島の先までをなごやんの昭和生まれの古い車で旅する。

直木賞候補ですね。糸山さん読むの初めてです。「袋小路の男」を図書館で予約したのに長い長い順番待ち!じゃあ待たない本から読んでみようと思って借りました。手にした後直木賞の候補に。そして今予約はいっぱいのようです。セーフ。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 20:53 | comments(2) | trackbacks(5) |
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