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「かたみ歌」朱川湊人
かたみ歌
かたみ歌
朱川 湊人


東京の下町『アカシアの雨がやむとき』の音楽がいつも流れているレコード屋、芥川龍之介似のおじいさんがいる古本屋「幸子書房」、そんな店が並ぶアカシア商店街。40年代にアカシア商店街付近に住んでいた人達が、当時を思い出す。

7つの短編の中にいつも歌が流れています。東京オリンピックが開催された昭和39年から10年位の物語でしょうか。知ってる歌あり、しらない歌あり。知ってる歌はあーこの頃なんだって思います。

近くにあるお寺、覚智寺。あの世とこの世がつながっていると噂がある寂れた寺。そんな寺の近くで起こる不思議な出来事。全編に登場するのが古本屋の「幸子書房」それぞれの主人公たちはふらりとこのお店に入り、事情をしらないはずの店主に不思議な出来事を語らずにはいられなくなる。

なんだかどこかにありそうな、どこかで読んだ事あるような話。だけど、切なくて、あたたかい。とても素敵な話です。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 20:08 | comments(4) | trackbacks(1) |
「花まんま」朱川湊人
花まんま
花まんま
朱川 湊人

今から30年位前の大阪を舞台にした、ちょっとぞくっと来る短編6編。
「トカビの夜」
「妖精生物」
「摩訶不思議」
「花まんま」
「送りん婆」
「凍蝶」

全編、大人になった主人公が、まだ日本全体が貧しかった昭和の時代、自分の子供の頃の出来事を語る。どの話も今より、家族、近所の付き合いがとても濃くて残酷でそして情が深い。「花まんま」の妹を思うお兄ちゃんの気持ち、そしてお弁当箱の中の草花で出来たご飯をとても上手に食べるまねをするおじいさん。すごく素敵。どの話も読んだ後、じんわりと暖かくなる。が、「妖精生物」のラストの一文は本当に「ぞく」っと来ます。
| 本:さ行(朱川湊人) | 19:34 | comments(4) | trackbacks(4) |
「さよならの空」朱川湊人
さよならの空
さよならの空
朱川 湊人


オゾンホールの拡大を食い止めるために開発されたウェアジゾン。だが、そのウェアジゾンを大気に散布する事により真っ赤な夕焼けがなくなってしまう。日本にウェアジゾンを散布する日、開発者のテレサはある目的の為に来日する。

夕焼けがなくなったら…そんな世界全く想像できない。空を見て過ごす楽しみがなくなっちゃう。世界中の「サンセットビーチ」はただの海岸になっちゃうじゃない!だけど、もし本当に日本の上空にオゾンホールが出来て、紫外線によって人体に悪影響が及んでしまうなら、自由に外出が出来なくなってしまうなら、夕焼けくらい仕方のない事なのかもしれない。これが現実の話だったら「最後の夕焼け」を私は誰とどこで見たいかなぁと考えてしまった。

ウェアジゾンを開発したテレサを始め小学生のトモル、トモルと同じアパートの住人伊達じいさん。その他の人達もみんな亡くしてしまった大切な人たちの記憶をひきずりながら暮している。なぜなんだろう?って思いながら読んでいたけど最後で納得。

何となく近い将来こんなことが起こってもおかしくないのかもしれないって思ってしまった。
| 本:さ行(朱川湊人) | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
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