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「ぐるりのこと」梨木香歩
ぐるりのこと
梨木 香歩
「考える人」に連載されていたエッセイをまとめたもの。

読んでいるとイギリスのドーバー海峡の断崖、トルコの崩れた教会、そして日本の緑深い山々。そんなものが目の前に広がります。

文章を書くときにはキチンと取材をする事。「これ」と思ったことは徹底的に調べる姿。そんな梨木さんが目に浮かびます。草花が好き。垣根が好き。沼地ということばから連想される景色が好き。梨木さんの書く物語の世界が見えます。


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| 本:な行(梨木香歩) | 21:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ
梨木 香歩


「西の魔女が死んだ」ママのママでイギリス人のおばあちゃんが亡くなった。おばあちゃんの家に向かうまいは二年前おばあちゃんの家で過ごした1ヶ月を思い出していた。

中学2年生の5月。学校に行きたくなくなったまいはおばあちゃんのところに預けられます。イギリス人のおばあちゃんは日本に英語を教えに来ておじいちゃんと結婚したのです。今はおじいちゃんも亡くなり、一人でのんびりと田舎暮らしをしています。おばあちゃんは自分が魔女で、まいにも魔女になる素質はあるというのです。朝7時に起きて午前中は家事や畑仕事、午後は勉強、そして11時に寝る生活。野いちごを摘み、ジャムにする。たらいの中で足で踏んで洗濯をする。朝起きたら鶏小屋から卵をとってくる。そんな生活の中でおばあちゃんから色んな事を教えてもらう。

おばあちゃんが言う言葉がすごくいいのです。「一流の魔女になる為には自分の事は自分で決める」「疑惑とか憎悪に心を支配させてはいけない。そういうエネルギーはひどく人を疲れさせる」あぁそうなんだって思えることがたくさんありました。

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| 本:な行(梨木香歩) | 23:46 | comments(4) | trackbacks(1) |
「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩
村田エフェンディ滞土録
村田エフェンディ滞土録
梨木 香歩


今から百年ほど昔、初めて土耳古(トルコ)に歴史文化研究のために留学した村田の滞在録。1899年のイスタンブール。村田が下宿している屋敷の女主人、英国人のディクソン夫人、下宿人の世話をするトルコ人のムハンマド、ドイツ人のオットー、ギリシア人のディミトリス、そして鸚鵡との生活。

1899年、トルコのイスタンブールのお話。ドイツの独逸やヨーロッパの欧羅巴はわかるけど、トルコが土耳古だったりギリシャが希臘になってたりする漢字使いに気分はすっかり100年前です。時代背景もよくわからない昔のトルコにすんなりと入り込んでしまいました。

国境も宗教も違う人たちが一緒に暮らす。考えも違うし、国の情勢少しずつかわって来る。そんな中で友情をはぐくむ村田と下宿人たち。そして色々な目的でトルコに滞在する日本人との交流。そんな村田が大学からの要請で急遽日本に帰るラスト。ディクソン夫人からの手紙が悲しいです。

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| 本:な行(梨木香歩) | 22:46 | comments(4) | trackbacks(5) |
「エンジェルエンジェルエンジェル」梨木香歩
エンジェル・エンジェル・エンジェル
エンジェル・エンジェル・エンジェル
梨木 香歩


高校生のコウコ。祖母の真夜中のトイレ介助を母とかわってあげると申し出たら、熱帯魚を飼えることになった。熱帯魚がきてからのコウコと殆ど寝たまますごす祖母の不思議な交流。

コウコの視点で書かれている現代と祖母であるさわちゃんの視点で女学校に通っていた頃を書いた過去が交互になっている。コウコの部分は黒い字、さわこのは茶色の字。

コウコは親の前では素直ないい子。コーヒー中毒と聖書中毒にではないかと心配し、自己嫌悪に陥る。そんな自分を救ってくれるのは熱帯魚に違いないと思っている。

さわこは裕福か家庭でのんびりと育っていた。久しぶりにいらっしゃるばばちゃま。女学校でのつらい出来事。そしてねえやのツネまで自分の前からいなくなる。

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| 本:な行(梨木香歩) | 23:18 | comments(4) | trackbacks(3) |
「家守綺譚」梨木香歩
家守綺譚
家守綺譚
梨木 香歩


定職を持たず、文章を書くことを仕事にしている男。亡くなった友人の父に頼まれ、留守宅に住む事になる。男の過ごした一年を、草花に絡めた書いた物語。

初めて読む梨木さんの本。blogで紹介されてて興味があったところで、図書館で見つけ手にした1冊。

不思議な話です。庭のサルスベリに恋心を抱かれたり、亡くなった親友が掛け軸の中から出てきたり、ムカデや蝮を買ってくれる長虫屋、河童や小鬼、人魚なんかも登場する。そんなものを見つけても「そんなもの」とすんなりと受け入れる主人公。そしてそれらについて質問するたびに的確な答えを驚くことなく返す隣のおばさんもすごい。現実離れした話だけど、百年前にはこういうこともあったのでは?って思えます。

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| 本:な行(梨木香歩) | 20:51 | comments(6) | trackbacks(7) |
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