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「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月
JUGEMテーマ:読書


中学二年のふたりが計画する「悲劇」の行方
親の無理解、友人との関係に閉塞感を抱く「リア充」少女の小林アン。普通の中学生とは違う「特別な存在」となるために、同級生の「昆虫系」男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。

中2ってこんなにも危うい時期なんでしょうか。自分が中2の頃を考えてみると…そういえばあまりに悪いことする子ばかりで担任がみんなの前で泣いたっけ。授業中に友達に回した手紙がなぜか床に落ちていたらしく、翌日掲示板に張り出されて先生に謝りに行ったっけ。でも「こんなみせしめみたいなことして、イヤミな先生だ」って思ってたっけ。もう一度戻りたいか?と聞かれたら、断ります。絶対に。

中学二年生の小林アンは学校では芹香と倖の3人でいることが多い。いつも中心は芹香。今は芹香と倖にアンがはずされている。母親は美人でスタイルもいいが、その容姿を全く生かしていない。お菓子作りが趣味で、赤毛のアンに憧れている。アンの名前も赤毛のアンから取ったものだ。クラスの冴えない「昆虫系」男子の一人・徳川。ある日、徳川がポロリともらした言葉に助けられ、芹香からのはずしを逃れることが出来たアンは河原で何かをけっている徳川を目撃する。徳川が去った後に見てみたら、それは血がついたビニール袋だった。
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| 本:た行(辻村深月) | 20:31 | comments(1) | trackbacks(2) |
「天頂より少し下って」川上弘美
JUGEMテーマ:読書


奇妙な味とユーモア、そしてやわらかな幸福感―川上マジックが冴えわたる、極上の恋愛小説全7篇。

1話目で「クーロン」って文字を読んだ時「知ってる!」って思ったんです。初出を見てみるとアンソロジーで読んでるのは『Teen Age』に入ってた「一実ちゃんのこと」、『甘い記憶』に入ってた「金と銀」、『女ともだち』の「エイコちゃんのしっぽ」、『あなたと、どこかへ。』の7「夜のドライブ」そして『恋愛小説』の「天頂より少し下って」7話中5話を読んでいました。覚えてないけど…

どれもこれもすごく良かったし、印象深い言葉がそれぞれにあった。そして以前読んだ時とはまた違った印象だったのが、年を取るってこういうことなのか…って思いました。
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| 本:か行(川上弘美) | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ウエディング・ベル」五十嵐貴久
JUGEMテーマ:読書


銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意。だが、友人は好奇の目で見る、双方の家族の反応もばらばらで、賛成あり、微妙な品定めあり、断固反対もあり。くわえて、新しい人気ドリンクでも、難問山積。二人がウエディング・ベルを鳴らす日はいつのこと…。

「年下の男の子」の続編です。

児島達郎に実家に乗り込み、勢いで「お婿にください」と言ってしまった川村晶子。児島の父親は晶子を気に入ったようだったが、児島家は祖母、母、姉に妹と完全に女系家族。さらに、晶子の両親、特に父親は2人の年齢差と会社のバランスを挙げ、絶対に反対だとあってくれようともしない。父のいう事はわかる晶子だが、年齢差はどうしても埋めようがない。だが、強硬手段に出る事も出来ない…
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 22:32 | comments(2) | trackbacks(1) |
「箱庭図書館」乙一
JUGEMテーマ:読書


年が小説家になった理由。コンビニ強盗との奇妙な共同作業。ふたりぼっちの文芸部員の青くてイタいやりとり。謎の鍵にあう鍵穴をさがす冒険。ふと迷いこんだ子どもたちだけの夜の王国。雪の上の靴跡からはじまる不思議な出会い。

集英社WEB文芸「RENZ ABURO」の人気企画「オツイチ小説再生工場」で募集した読者投稿作品の中から乙一さんが「リメイク作品」を選びリメイクしたものだそうです。乙一さんのあとがきによると「小説のアイデアがなかなか思い浮かばない人間なのです。だからアイデアを読者に募ってみましょう」ってところから始まった企画だそうで、ここで元の作品も読めるらしい。

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| 本:あ行(乙一) | 22:19 | comments(3) | trackbacks(2) |
「飲めば都」北村薫
JUGEMテーマ:読書


日々読み、日々飲む。書に酔い、酒に酔う。新入社員時代の失敗、先輩方とのおつきあい、人生のたいせつなことを本とお酒に教わった―文芸編集女子小酒井都さんの酒とゲラの日々…本を愛して酒を飲む、タガを外して人と会う、酒女子の恋の顛末は?リアルな恋のものがたり。

久しぶりに読む北村さんの小説。笑いました。本当におかしかった。なんとなく主人公の語り口調が川上弘美さんの小説っぽい気もしました。

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| 本:か行(その他の作家) | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
「放課後探偵団」
JUGEMテーマ:読書


『理由あって冬に出る』の似鳥鶏、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞した相沢沙呼、『叫びと祈り』が絶賛された第5回ミステリーズ!新人賞受賞の梓崎優、同賞佳作入選の「聴き屋」シリーズの市井豊、そして2011年の本格的デビューを前に本書で初めて作品を発表する鵜林伸也。ミステリ界の新たな潮流を予感させる新世代の気鋭五人が描く、学園探偵たちの活躍譚。

梓崎優の「叫びと祈り」を読んだ後、他にも本はないのかしら?と思って検索して見つけた本。なんとも豪華なアンソロジーでした。
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| 本:その他(アンソロジー) | 22:21 | comments(2) | trackbacks(1) |
ブロードウェイ・ブロードウェイ コーラスラインにかける夢
JUGEMテーマ:映画


原題: EVERY LITTLE STEP
製作年度: 2008年
監督: ジェームズ・D・スターン 、アダム・デル・デオ
上映時間: 93分

1975年初演の「コーラスライン」が再演されることとなり、19人のキャストを求め3千人ものダンサーたちがオーディションに集まった。ダンサーたちの半生を基に描かれたこのミュージカルに、誰もが「これはわたしの物語」とキャリアをかけて挑戦。4か月後の2次選考では演技や歌の審査もさらに激しさを増し、ついに運命となるキャスト発表の日が訪れる。
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| 見る:洋画(は行) | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ブック・ジャングル」石持浅海
JUGEMテーマ:読書


逃げろ、知力と体力の限りを尽くして。閉鎖された市立図書館に忍び込んだ男女5人を猛烈な悪意が襲う。

始まってすぐ過酷な状況になり、ひきこまれました。

平成の大合併により消失した綾北市の図書館が閉館した。この春から大学院生の沖野は秋元にその話を聞き、幼い頃通いつめ、昆虫研究の道に進むきっかけを作ってくれた懐かしい図書館に最後の別れをしようと、4月3日の深も元・綾北市立図書館へ忍び込む。同じ日、父親が図書館職員である百合香とその友人・一実と真優は、百合香の子どもの頃の愛読書を除籍本にしてもらった。しかし父親が持ち帰るのを忘れてしまったので友達に手伝ってもらって図書館に忍び込む事にした。同じ日に忍び込んだ5人はは毒針が取り付けられたラジコンヘリに追いかけられ、命を狙われることになる…。

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| 本:あ行(石持浅海) | 22:10 | comments(1) | trackbacks(1) |
「ヴォイド・シェイパ」森博嗣
JUGEMテーマ:読書


ある静かな朝、彼は山を降りた。師から譲り受けた、一振りの刀を背に。『スカイ・クロラ』完結から3年、待望の新シリーズ始動。

そうか、新シリーズなのか…物語が中途半端なところというか、始まったばかりのところで本が終わっていたのであれ?と思ったのです。


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| 本:ま行(森博嗣) | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
「この女」森絵都
森 絵都
筑摩書房
(2011-05-11)

JUGEMテーマ:読書


甲坂礼司、釜ヶ崎で働く青年。二谷結子を主人公に小説を書いてくれと頼まれる。二谷結子、二谷啓太の妻。神戸・三宮のホテルに一人で住み、つかみ所がない女。二谷啓太、チープ・ルネッサンスを標榜するホテルチェーンのオーナー。小説の依頼主。大輔、甲坂礼司に小説書きのバイト話を持ってきた大学生。礼司に神戸の住まいを提供。松ちゃん、釜ヶ崎の名物男。礼司が頼りにし、なにかと相談するおっちゃん。敦、二谷結子の弟。興信所経営。結子のためなら何でもする直情型の気のいい男。震災前夜、神戸と大阪を舞台に繰り広げられる冒険恋愛小説。

森さんの本、久しぶりです。面白かった!最初は「イヤ」な女と思ってた結子がしだいに愛おしく思えてくるから不思議。

物語はある大学教授が海外で暮らす教え子に宛てた手紙から始まります。その手紙の中で教え子が探していた十五年前に行方不明になった甲坂礼司君が書いた小説が見つかった事と伝えられます。そしてその小説「この女」が始まります。

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| 本:ま行(森絵都) | 21:47 | comments(2) | trackbacks(1) |
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