誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。それぞれの想い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実が目を覚ます―!全てはタイムカプセルにとじ込めた―はずだった。第56回江戸川乱歩賞受賞作。
作者の横関さん、8年連続で江戸川乱歩賞に応募し今回の受賞だそう。続けるってすごいパワーが必要だと思うのです。すごい!
美容師の万季子の息子・正樹がスーパーで万引きをして捕まったと連絡が会った。店長の佐久間秀之は万季子の幼馴染だった直人の兄で、昔から出来が悪く佐久間家の落ちこぼれと言われていた男。佐久間は万引きの証拠のビデオテープと交換に30万を要求する。正樹は私立中学への推薦が決まっているので、表ざたにしたくないと佐久間の条件を飲んだ万季子。元夫である圭介と取引場所であるスーパーの事務所に行くと、佐久間は更なる条件として万季子の体を求めてきた。翌日、2人は100万円で取引しようと事務所へ向う。ところが、佐久間は既に殺されていた。
佐久間の事件を担当することになったのは、圭介と万季子の幼馴染でもある飛奈淳一と、県警の刑事・南良。そして佐久間殺害に使われたのは、23年前に圭介、万季子、淳一、直人の4人がタイムカプセルに入れたはずの拳銃だった…。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
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⇒ 脱皮中 (11/10)
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⇒ かぶの入門 (06/12)
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