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「若様組まいる」畠中恵
JUGEMテーマ:読書


若様組、巡査教習所に合格。訓練が始まる!世が世なら若殿様のはずの旧幕臣の子息達。暮らしのために警官を目指して入った教習所で事件勃発。前作『アイスクリン強し』の、その少し前を描く書下ろし長編。

「アイスクリン強し」のミナが登場します。とにかく最初読みにくくて、辛かった。巡査教習所に入った若様たちが受ける差別に腹がたって…三分の一読んだところでやめちゃおうかと思ったくらい。

江戸の時代であれば旗本の若殿様だったはずの旧幕臣の子息・長瀬は友人に「警察に入って巡査になる。ついては、一緒に採用試験を受けないか」と誘った。迷った末、若様たちは採用試験を受け見事に合格する。しかし、2ヶ月間の巡査教習所は非常に厳しいものだった。ピストル強盗の噂が絶えない物騒な昨今、教習所でも銃に絡む事件が起きた。若様組の他、薩摩出身者、直参で徳川について静岡に行った士族達、商家の子息達、さまざまな生徒に、何やら胡散臭い所長や教員を巻き込んで、犯人捜しが始まる。
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| 本:は行(畠中恵) | 20:33 | comments(2) | trackbacks(1) |
「明日の雨は。」伊岡瞬
伊岡 瞬
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-10-20)

JUGEMテーマ:読書


森島巧は公立小学校で臨時教師として働き始めた23歳だ。音楽家の親の影響で音大を卒業するも、流されるように教員の道に進んでしまう。腰掛け気分で働いていた森島だが、学校で起こる様々な問題に巻き込まれ……。

たぶん初読みの作家さん。図書館で見つけたなんとなく手に取りました。

音楽の道を突き進むこともできず、小学校の音楽の臨時アルバイト教師になった森島。父親が残してくれたバイクで通勤し、頭の中にはその時の気分にあわせた音楽が流れている。過ごした1年を書いた6話からなる連作集です。
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| 本:あ行(その他の作家) | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ランウェイ・ビート」原田マハ
JUGEMテーマ:読書


ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。「誰にでもポテンシャルはある!」ビートの魔法の言葉に勇気づけられ、ファッションに興味のなかった仲間たちが前代未聞の現役高校生ファッションブランドを立ち上げる。彼らはファッション業界に革命を巻き起こせるのか?

元々「デコ・とも」から生まれた新・ケータイ小説で原田さんはmahaの名前で書いていたんですよね。ずっと読みたいって思ってたのです。文庫化されてうれしい。来年映画になるらしいけど、主役の俳優さんたちの名前見ても、写真見ても全然わからない…あぁ、私ってとうとうそんな年代なのね。


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| 本:は行(原田マハ) | 22:08 | comments(1) | trackbacks(0) |
「神様のカルテ2」夏川草介
JUGEMテーマ:読書


主人公栗原一止の医学部時代の親友であり 「医学部の良心」と呼ばれた新藤辰也が東京の病院から 本庄病院に赴任してきた。 一止の期待とは裏腹に、新藤の医師としての行動は かつての姿からは想像も出来ない姿であり、一止は戸惑う。

前作をよんでからちょうど1年経ってました。映画化されるんですね。

本庄病院に新たな医師が加わった。東京から赴任してきた進藤辰也は栗原と学生時代からの友人。幽霊部員ばかりの将棋部でともに腕を競った仲だった。大学を首席で卒業して東京に赴任したはずの進藤が何故、本庄病院に?



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| 本:な行(その他の作家) | 22:33 | comments(8) | trackbacks(10) |
「二度寝で番茶」木皿泉
JUGEMテーマ:読書


「すいか」「野ブタ。をプロデュース」を初め、普遍的な人気を誇るドラマの脚本を手がけた木皿泉の初著書。家族、愛、自由、笑い、お金、個性、もの作り、生きること死ぬこと……。夫婦である木皿泉が縦横無尽に語り合う。二人のドラマがいかに我々の心を掴むのか、この一冊を読めばその理由もわかるはず!

「小説推理」に連載されていた二人の対談(2006年12月号から、2010年1月号)の前に、6つのエッセイ(各2ページ)を加えたもの。

木皿泉さん脚本のドラマは好きです。今回気持ちがテレビに向いてなかったので「Q10」は諦めたのですが、きっといつか再放送してくれると信じてます。木皿泉さんが男女、2人のコンビだということは知っていました。だけど、実質上は夫婦だったようですが、最近戸籍的にも夫婦になったと書いてあってヘェ〜って。しかも男の人の方は2004年に脳内出血で半年入院していたそうです。「二度寝で番茶」では男の人が「大福」、女の人を「かっぱ」と呼んで、二人の語りの形で綴られています。
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| 本:か行(その他の作家) | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
「なくしたものたちの国」角田光代
JUGEMテーマ:読書


松尾たいこのイラストと、それをモチーフに描かれた角田光代の連作短編小説。女性の一生を通して、出会いと別れ、生きるよろこびとせつなさを紡いだ、色彩あふれる書き下ろし競作集。

まず松尾たいこさんのイラストが出来て、そのイラストを見そ角田さんがお話を作ったそうです。1章読んでから、もう一度イラストを見ると、へぇ〜この絵からねぇ〜と不思議な気持ちです。

主人公の雉田成子は8歳になるまでいろんなものと会話できた。それはトカゲだったり、木だったり、ドアノブだったり、ヤギだったり。ところが8歳の夏休みが終わった時から突然世界が静まり返った。成子が成長し、恋をして、子供が生まれ…そんな物語。
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| 本:か行(角田光代) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
セブンティーン・アゲイン
JUGEMテーマ:映画


原題: 17 AGAIN
製作年度: 2009年
監督: バー・スティアーズ
上映時間: 102分
出演: ザック・エフロン, レスリー・マン, トーマス・レノン, マシュー・ペリー, ミシェル・トラクテンバーグ

高校バスケット・ボール部のスター選手して活躍するも、恋人の妊娠を機にすべてを投げだしたマイク・オドネル(マシュー・ペリー)は、過去の栄光の日々とはほど遠い生活を送っていた。そんなある日、ひょんなことから突然17歳の姿に戻ったマイク(ザック・エフロン)は、これでまでの人生を取り戻そうと高校生活を再び始める。

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| 見る:洋画(さ行) | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
「YOU!」五十嵐貴久
五十嵐 貴久
双葉社
(2010-10-20)

JUGEMテーマ:読書


あたし、小沢優、18歳♀。両親が海外に行くことになり春から一人暮らしをすることになってしまった。映画エキストラのバイト面接に行ったんだけど、どうも様子がおかしい。「オーディション」とか言われても、何のことやら……って、行った先は男性アイドルを数多く輩出している芸能事務所だったのだ!

なんだか突っ込みどころ満載の小説ではあるのですが、それでもどうなるんだろう?とラストが気になる物語でした。

もうすぐ高校を卒業して、専門学校に通う小沢優。海外赴任の父を追いかけていった母は専門学校の学費の用意はしてくれたが、生活費を置いていってくれなかった。手元資金に余裕のない優は映画「ガメラvs.ギャオス」のエキストラに応募する事にした。風邪を押してエキストラの面接に向かった優は、会場前で出会った女性に導かれるまま、オーディションに臨む。会場はイケメンばかり。面接は一人一分間のスピーチの後に自己アピールがあった。エキストラなのになぜ?と不思議だったが、学生時代から慣れ親しんだヒップホップダンスを披露する。

見事合格7名の中に入った優だが、実はこのオーディションは男性アイドルを輩出するマックス・プロモーションのオーディションだった。それも優の憧れの増田俊の率いるジェッツのバックダンサーだというのだ。男性しか採用しないマックス・プロモーションに、自身が間違って合格してしまったことを知りつつも、優はバレるまでやってみようと開き直る。


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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 22:52 | comments(2) | trackbacks(1) |
「蜜姫村」乾ルカ
乾 ルカ
角川春樹事務所
(2010-10)

JUGEMテーマ:読書


変種のアリを追って、東北の山村に迷い込んだ、東京の大学の講師で昆虫学者の山上一郎は、瀧埜上村の仮巣地区の人々に助けられ、命をとりとめた。翌年、山上は医師でもある妻の和子を説得し、一年間のフィールドワークのために、再び仮巣地区を訪れた。この村には医師がいなかったため、和子にとってもそれはやりがいのある仕事に思えたのだった。優しくて、親切な村の人々。だが、何日かその村で生活していくうちに、和子は違和感を覚える。―みんな健康的過ぎる…医師もいないのに…。

乾さんの新刊だ〜って思って借りた時には予約する人もいなくて、返却日までに読めなくて一度延長したんです。そしてら、延長した後に新聞に書評が載っていて途端に予約人数が増えた!新聞の力ってすごいです。その新聞の書評にはホラーって書いてありました。怖いの苦手だし、冬にホラーはあわないかも…って思ったんだけど、あんまりホラーって感じはしなかったな。とにかく読み始めたら最後まで一気読みです。

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| 本:あ行(その他の作家) | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
「抱擁、あるいはライスには塩を」江國香織
JUGEMテーマ:読書


三世代、百年にわたる「風変わりな家族」の秘密とは―。東京・神谷町にある、大正期に建築された洋館に暮らす柳島家。ロシア人である祖母の存在、子供を学校にやらない教育方針、叔父や叔母まで同居する環境、さらには四人の子供たちのうち二人が父か母の違う子供という事情が、彼らを周囲から浮いた存在にしていた。

分厚い本だったんだけど、読み終わったとき「あぁ、これで柳島家との付き合いも終わりなのか」ってすごく残念な気持ちになりました。

東京・神谷町にある、大正期に建築された洋館に長である祖父・竹次郎、ロシア人の祖母・絹。彼らの長女・菊乃は聡明で奔放、夫・豊彦は温厚。菊乃と豊彦の間には父の違う長女・望、母の違う末っ子・卯月、そして光一、陸子の4人の子供がいる。そして風変わりな伯父・桐之輔と出戻りの美しい叔母・百合が暮らす柳島家。柳島家では「子供は大学入学まで自宅学習」という方針だったが、1981年、父の愛人(弟の母親)の提案で、陸子は兄、弟と一緒に小学校に入学。学校に馴染めず、三ヶ月もたたずに退学する。陸子は解放されたことに安堵しつつ、小さな敗北感をおぼえる。そもそも独特の価値観と美意識を持つ柳島家の面々は世間に飛び出しては、気高く敗北する歴史を繰り返してきた。そんな柳島家の物語。母、菊乃には23歳で家出し8年後に帰ってきた過去が、叔母の百合にも嫁ぎ先から実家に連れ戻された過去がある。時代、場所、語り手をかえて重層的に綴られる、一見、「幸福な家族」の物語。しかし、隠れていた過去が、語り手の視点を通して多様な形で垣間見え――。
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| 本:あ行(江国香織) | 22:19 | comments(12) | trackbacks(6) |
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