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井上 荒野,江國 香織,角田 光代,森 絵都
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(2010-10-05)
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10月放送の、NHK・BSハイビジョン紀行番組「プレミアム8」に登場する4人の女性作家が、それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をし、その土地を舞台に書かれる短編小説アンソロジー。その小説は、ドラマ化され、番組に挿入される。井上荒野はピエモンテ州(イタリア)、江國香織はアレンテージョ地方(ポルトガル)、角田光代はバスク地方(スペイン)、森絵都はブルターニュ地方(フランス)。
私の好きな作家さん4人のアンソロジーが出ると知って、急いで図書館で予約したのでした。朝、テレビ番組表を見ていたら森絵都さんの名前が。それで、テレビ番組として企画された本だったんだと知りました。井上さんの回を見逃してしまったのがすごく心残り。
ドラマと小説、私はやっぱり小説の方が好きだな。ただ、ターブル・ドットがどんなところなのか、ブエノワールとは何か?マヌエルとルイシュが泊まってる場所がどんな場所なのか、2人が分けあって食べたデザート(天使のホッペ)の甘そうな感じ。バスク地方のクラブとはどんな場所なのか。そういうことが映像としてきっちりと頭に入ってくるのはいいなって思いました。
テレビで印象深かったのは角田さんが「つねにちゃんと食べているか、お腹が満たされているかを気にするのが家族の定義だと思う」と言ったのと、江国さんが小説を作るときに登場人物の細かい設定まできめるという話をしている時に「神は細部に宿りますからね」と言ったところでした。
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