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「トッカン 特別国税徴収官」高殿円
JUGEMテーマ:読書


税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者――徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。 税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者……鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。

税務署、これまで2回しか訪れたことがない。会社からお給料をもらい、そしてそれから主婦になった私にはそれほど縁のない場所です。


安定した職業という点だけで公務員を希望し、特別国税徴収官になったぐー子が、上司の鏡や、先輩の鍋島木綿子、そして担当先の滞納者たちと接するうちに、税金とは何か、お金とは何か、人とは、欲とは、仕事とは何か、を、考え、学んでいく成長物語です。
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| 本:た行(その他の作家) | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
「幸せの萌黄色フラッグ ポペイロ坂上の事件簿J2篇」井上尚登
JUGEMテーマ:読書


J2昇格から三年、今年こそJ1へと意気込んだものの、開幕から連敗続きのビッグカイト相模原。愛すべき、プロサッカークラブとホペイロの奮闘を描くシリーズ第2弾、開幕!

「ポペイロの憂鬱」から3年ごの物語。

3年が経ち、元気くんはエースストライカーになり、女子大生ボランティアだった奈々子ちゃんは正社員になって広報担当。森くんはそれ程かわってなかったかな。勝負パンツにこだわる樫井監督はゼネラルマネージャーに。そして主人公の井上栄作。前作では「ボランティアの奈々子ちゃんとの「黄金のパスまわし」を妄想しながら、広報のオニアザミ撫子さんに命令され」ていたはずなのに、そのオニアザミのパンツ洗ってます。そんな展開があったとは!

そして新しく登場したのは新社長の内村慈。30代前半の美人で、仕事ができて、怒ると怖い。撫子さんが2人って感じです。いつも「仕事をしてください」って言われてしまう栄作。クールなのかと思えば、見えないところでガッツポーズですから、なんだか憎めない人です。

さて、次はJ1なのかしらね。
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| 本:あ行(その他の作家) | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
「風が吹けば」加藤実秋
JUGEMテーマ:読書


「身の丈サイズでゆるーくやっていきたいと思う反面、ダサいもの、価値観に一ミリでも合わないものは受け入れたくない」。矢部健太高校二年生、夏休み直前。そんな彼が…。84年にタイムスリップ「つっぱり」メンバー達とのひと夏のふれあい。

主人公が84年にタイムスリップするのですが、加藤実秋さんってその年代に高校生だったのかしら?と思ったらやっぱりそうでした。私よりちょっと年上。色々懐かしいものが出てきたし、読み終わってから私の頭の中は近藤真彦が歌う「ハイティン・ブギ」がグルグル回っていたのですが、聖子ちゃんカットとチェッカーズはちょっと年代がずれてるでしょ!とかハマトラは84年には終わってなかったか?とか細かいところが気になりました。

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| 本:か行(その他の作家) | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
「お別れの音」青山七恵
JUGEMテーマ:読書


すぐ隣で、ずっと遠くで、耳をすませばきっと聞こえる。芥川賞作家にして史上最年少の川端賞作家がすくいあげる6つの小さな奇跡。

なぜか飛鳥井千砂さん、朝比奈あすかさん、そして青山七恵さんが混ざっちゃう。同じ頃に読み始めた作家さんたちだからなのかしら。みなさん、主に女性の主人公の日常を書いているからなのかしら。読んでしまえばそれぞれ印象が違うし、私の中で「好き」な順位もあるんだけど、読む前にタイトルと名前を見ると「で、誰だっけ??」って。不思議。全員「あ」から始まる名前だからかしら…

どの話にも「別れ」があります。が、恋人との悲しい別れとかではなく、主人公の日常を切り取った感じ。主人公の日常だったら柴崎さんの方が好きかも。
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| 本:あ行(その他の作家) | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
「やわらかな棘」朝比奈あすか
JUGEMテーマ:読書


弟が死んだその日から、私はものが食べられなくなった。勤めている花屋の店主の井上さんは、いつも休憩時間にお菓子を出してくれる。決して、私が手をつけないと知っているのに。大好きな弟が自らの命を絶った夜、私は不倫相手からの電話を待っていた(「春待ち」)。忘れられない4つの記憶を巡る連作群像劇。

朝比奈さん、続きますが読むたびに毎回「いいなぁ。読んでよかった」って思います。
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| 本:あ行(その他の作家) | 22:41 | comments(0) | trackbacks(1) |
「竜が最後に帰る場所」恒川光太郎
JUGEMテーマ:読書


恒川光太郎が五つの物語で世界を変える―。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く!

上の文章は帯に書いてある言葉。最初の2編くらいはなんだか普通の世界なので、「五つの物語で世界を変えるー」って言うのは大袈裟なのかな?なんて思っていました。だけどやっぱり恒川さん、普通の世界の隅にちらりと見える普通じゃない世界が広がっていました。「鸚鵡幻想曲」がいちばん好き。

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| 本:た行(その他の作家) | 22:35 | comments(2) | trackbacks(1) |
「グラツィオーソ」山口なお美
山口 なお美
アルファポリス
(2010-04)

JUGEMテーマ:読書
数年前まで県大会突破すら考えられなかった弱小吹奏楽部が、謎の美人教師の指導で生まれ変わる!そして挑むは夢舞台「吹奏楽の甲子園」への出場権!吹奏楽に捧げる、爽やか青春ストーリー。 部活の中でのあれこれ、幼馴染との恋。これぞ高校生って感じの物語です。主人公彩音のお母さんが「青春しているあなたがうらやましい」みたいな事をいいますが、本当にその通り! 学校は県内で有名な進学校。そこの吹奏楽部に所属する主人公の主人公の柴崎彩音はフルート担当。1年の時、県大会で銀賞を取り、来年こそは金賞そして普門館!と思ったが、3年生の引退と同じく部員がたくさん抜けた。新学期3年生2人、2年生15人の吹奏楽部にたくさんの部員が入部した。多くは顧問の能面ヒナコこと水嶋先生が有力な指導者だと聞いての入部なので、経験者も多い。そんな中で目指す県大会。
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| 本:や行(その他の作家) | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「星守る犬」村上たかし
村上 たかし
双葉社
(2009-07)

JUGEMテーマ:漫画/アニメ


朽ち果てた車の中で寄り添うように、男性と一頭の犬の遺体が発見された。鑑定の結果は男性が死後1年。だが犬は死後わずか3ヶ月。この時間差が意味するものとは? それは哀しくも愉快な一人と一頭の、残されたわずかな“生”を生き抜く旅の終着点―。

マンガは図書館に1冊しか入らない。予約してから手元に届くまでに1年かかりました。その間に映画化も決定だそう。
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| 本:その他(いろいろ) | 21:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
「よそ見津々」柴崎友香
柴崎 友香
日本経済新聞出版社
(2010-09-23)

JUGEMテーマ:読書


あっちに気を取られ、こっちが気になり…好きなもの、したいこと、わからないこと、今のこの感じ…世界とかかわること。初の本格エッセイ集。

大阪から東京に出てきて5年間。日経新聞夕刊、朝日新聞夕刊、CREA、ベターホーム、そのほかさまざまな媒体に書いたエッセイ。

食べ物のこと、ファッション、東京の事、大阪の事、そして本や映画のこと。同じような事を色々な媒体に書いているので「ん?さっきも読んだ」って言うのもいくつかあります。でも、それだけ柴崎さんの思いがぶれていないって事なんでしょうね。

柴崎さん、20代女性の物語をたくさん書いているのでご本人も「若い」って印象でしたが、もう30代なんですね。ビックリだ。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 21:45 | comments(2) | trackbacks(1) |
「ストーリー・セラー」有川浩
JUGEMテーマ:読書


小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―。極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。

「Story Seller」はすごく面白いって聞いて、慌ててネットで買いました。そしていつものように買っちゃったら安心して読まない。そうこうしているうちに本になっちゃったんですね。
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| 本:あ行(有川浩) | 22:49 | comments(6) | trackbacks(4) |
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