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「GEQ」柴田哲孝
GEQ
柴田 哲孝
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-02-26)

JUGEMテーマ:読書


1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。

柴田さん、初読みです。新聞で見かけて面白そうって思って読んだのですが、9.11のことだとか、阪神淡路大震災だけじゃなく、四川省大地震・スマトラ島大地震などもからめているので、読んでいるうちに「これはノンフィクション?」って思ってしまいました。

日系三世のジョージ・松永はジャーナリスト。1995年1月17日、阪神淡路大震災が発生した時には現地で取材をしていた。その後アメリカに戻り9.11に遭遇。9.11についての本を出して以来、米政府や公安からマークされ日本にやってきた。ジョージに連絡をしたのは昔一緒に仕事をして、3年前にバンダ・アチェの地震で亡くなった吉村武士の知り合いの女性。彼女は吉村が残したメモをジョージに渡した。そこにリストアップされていた人に話を聞くうち、阪神淡路大震災に隠されている巨大な陰謀に気がついた。
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| 本:さ行(その他の作家) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(1) |
「セシルのもくろみ」唯川恵
JUGEMテーマ:読書


優しい夫と優秀な息子と幸せに暮らす専業主婦の奈央。友人に誘われ軽い気持ちで応募した、女性誌「ヴァニティ」の読者モデルに合格したことから、徐々に生活が変っていく。華やかな女性誌の世界に渦巻く女たちの様々な思惑に戸惑いながらも、奈央は自分にもまだ“負けたくない”気持ちがあることに気づく―人気No.1アラフォー女性誌「STORY」の好評連載小説、待望の単行本化。

唯川恵さん、アンソロジーに入っている物語はいくつか読んだことがあるんだけど、長編は多分初読み。面白くって一気読みでした。


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| 本:や行(その他の作家) | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
「下流の宴」林真理子
林 真理子
毎日新聞社
(2010-03-25)

JUGEMテーマ:読書


普通に暮らし、普通に生きてきたつもりだったのに。自分は下に落ちていた?家族。生き方。変わるもの、変わらないもの。身近に起きる格差社会の現実を真正面から描いた、大反響の新聞連載小説。

由美子の上流思考の強さに嫌気がさします。嫌だとは思うんだけど先が気になる。

医者の父を子どもの頃に亡くし、教育熱心な母に育てられ、地方の国立大学を卒業した由美子。夫は早稲田卒で娘・可奈と息子・翔の4人暮らし。中流家庭の主婦・由美子の現在の悩みは翔が高校を中退したまま二十歳を迎えてしまい、家を出てしまったこと。漫画喫茶でアルバイトをし、2つ年上の女性と暮らしているという。そしてその女性・玉緒と結婚すると言い出した。家にやってきた玉緒は沖縄の離島出身で、アルバイト生活者。顔が大きく、服のセンスも悪い。息子がこんな下流の育ちの人と結婚するなんて…
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| 本:は行(その他の作家) | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
「吉祥寺の朝日奈くん」中田永一
JUGEMテーマ:読書


山田真野。上から読んでも、下から読んでも、ヤマダマヤ。彼女はそれをいやがっていたが、僕には関係なかった。最後までずっと「山田さん」と呼んでいたからだ−。中田永一が贈る至高の恋愛小説。表題作を含む全5作を収録。

アンソロジー「I love you」と「LOVE or LIKE」を読んで、気になっていた作家さんでした。5つの物語、どれも面白かった。主人公が自分に自信を持っているわけじゃなく、教室にいたら目立たないようにしているような人達。そんな人たちのちょっとかわった恋愛。そしてラストにハッとするような仕掛けがあって、もう一度最初から確認してみたくなっちゃう。中村航さんが描く恋愛にも似ている感じがします。覆面作家だという噂もあります。でも、なんでもいいです。中田さん、好き。「百瀬、こっちを向いて」も読まなくちゃ。




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| 本:な行(その他の作家) | 22:21 | comments(6) | trackbacks(2) |
「ミステリ魂。校歌斉唱!メフィスト学園」
JUGEMテーマ:読書


事件は学園で起きている!凄腕ミステリ作家陣が放つ、謎と伏線!!起立!ミステリの授業を始めます―学園ミステリ傑作集。

図書館で石持さんの本を検索していてみつけた本。

前半の3作品はよかったんだけど、その後が辛かった。浦賀さんの話で気持ち悪くなり、矢野さんの話は最初の数ページ、アイスピックの辺りで断念です。

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| 本:その他(アンソロジー) | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
「神様がすること」平安寿子
JUGEMテーマ:読書


物語を書くことにしか情熱が持てない安寿子が、40歳間近で願ったことを、神様は100パーセント聞いてくれた。願いが叶うまでの、長い長い物語。

お母さんが倒れられてから亡くなるまでの約8年間の事。お母さんの介護途中で亡くなったお父さんの事。お母さんとお父さんの関係。子ども時代のご自身のこと。
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| 本:た行(その他の作家) | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
きみの友だち
JUGEMテーマ:映画


製作年度: 2008年
監督: 廣木隆一
上映時間: 125分
出演: 石橋杏奈, 北浦愛, 吉高由里子, 福士誠治, 森田直幸

20歳の恵美がボランティアをしているフリースクールにある日、駆け出しのジャーナリスト中原が取材に訪れる。思い通りに取材が進まず戸惑う中原に、恵美はかけがえのない友だちの思い出を語り始める──。交通事故の後遺症で松葉杖が手放せなくなった中学生の恵美。以来、“みんな”の中にうまくとけ込めず孤立してしまう。やがて恵美は、身体が弱く、学校を休みがちで同じように孤立していた少女・由香と仲良くなり、次第に絆を深めていくが…。彼氏が出来た親友から相手にされず悩む同級生のハナや、恵美の弟ブンのクラスメートで自分に自信が持てない三好君、恋心を抱く琴乃に振り向いてもらえない佐藤先輩。それぞれが迷いながらも毎日を過ごしていく中、由香の体調は日に日に悪化していくのだった。
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| 見る(邦画) | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ペンギンと暮らす」小川糸
JUGEMテーマ:読書


夫の帰りを待ちながら作る〆鰺。風邪で寝込んだときに、友人が届けてくれた菜の花ご飯。元気を出したい人の為に、身体と心がポカポカになる野菜のポタージュ…。大切なお客さまの為ならば、八百屋を6軒はしごすることも厭わない。そんな著者の美味しくて愛おしい、もてなしの毎日。

小川さんのHP「糸通信」の中のブログ「ペンギンと暮らす」を加筆・修正したもの。2007年の出来事のようです。「食堂かたつむり」を出版する前みたいです。

いつ頃かペンギンと暮らしてみたいと思うようになった。…けれど東京でペンギンと暮らすのは無理。そこで同居人の夫をペンギンだと思うことにした。と1月5日「はじまりはじまり」に書いてありました。

それにしても小川さんとペンギンさん、12年も一緒に暮らしていてペンギンさんは2007年に還暦に…と書いてありました。そしてペンギンさんが1971年に出したソロアルバムを「私が生まれるもっと前にレコーディングされた」と書いてあったのです。すごい年の差なんですね!!!
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| 本:あ行(その他の作家) | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ
JUGEMテーマ:読書


20代から50代後半まで、それぞれの世代の女性が様々な試練や人々のあたたかさに触れる。娘として母として、女性が誰でもむかえる旅立ちのとき、人生の旅程を指し示す七つの物語。

ダイスキな原田さんの新刊。短編集ですけど、どれもこれも素敵。一つひとつの物語に入り込んでしまいました。

原田さんのブログによるとこの本は「方々を遍歴して集めてきた旅のきれぎれを、ドラマに仕立て上げたものだ。」だそうで、1話目は東京だけど残りは全国津々浦々。いろんな所に旅行が出来て、その場所でインスピレーションをもらってそれが小説になる。いいなぁ。
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| 本:は行(原田マハ) | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
「叫びと祈り」梓崎優
JUGEMテーマ:読書


〈旅人〉斉木が世界各国で遭遇した数々の異様な謎。全選考委員を驚嘆させたミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据えた、大型新人の鮮烈なデビュー作!

海外の動向を分析する雑誌社に勤める色々な語学が堪能な斉木が、取材や休暇で訪れた世界中の国々で遭遇する不思議な事件を描いたものです。私が行った事もない世界の色々な場所。それらが興味深かったし、そういう場所だからこそ起こってしまう殺人事件は日本の常識では全く考えられない事ばかりで「へぇ〜」って感心しました。そしてそこに「え?」「なになに?」と、もう一度最初に遡って見たくなっちゃうような仕掛けがあるのでさらに楽しいのです。
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| 本:さ行(その他の作家) | 20:13 | comments(2) | trackbacks(3) |
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