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「トワイライト」ステファニー・メイヤー
ステファニー メイヤー
ヴィレッジブックス
(2008-04-19)

ステファニー メイヤー
ヴィレッジブックス
(2008-04-19)

JUGEMテーマ:読書


「きみは自分のことがぜんぜん見えていない。きみはこれまで会った誰とも違うんだ」ハチミツ色の瞳、シルクのような声、彫刻のような横顔…雨と霧の街フォークスで出会った美少年エドワードは、他とは違う空気をまとっていた。なぜかベラだけをにらみつけ、避けようとするエドワード。そこには、彼にしかわからない秘密が隠されていた。土地に伝わる“冷人族”の伝説、狼を守り神とするインディアンの掟…。禁断の恋におちたベラとエドワードの切なく甘い運命が動きはじめる。

上巻を読んだのが12月。続きが気になって、気になって。やっと手元に届きました。映画化されているし、「究極のヴァンパイア・ロマンス」なんて書いてあるから美少年エドワードがヴァンパイアなんだって事は知っていて読み始めたのですが、上巻はベラと同じ空気を吸うのもイヤって態度のエドワードに惹かれるベラ。二人の関係がまどろっこしかったです。

母親の再婚を機に、父が暮らす雨が降ってばかりの小さな田舎町に引っ越すことになったベラ。緊張して学校に行ったベラがランチルームで見かけた美少年・美少女の集団。彼らは田舎町には似合わない美貌のカレン一家だった。エドワードとは理科の授業が一緒で、しかも席は隣同士。ベラが席に着いた途端に顔をゆがめ、ベラを避けるエドワード。でも、なぜかベラはエドワードの事が気になる。雪の日、危うく自動車の下敷きになるところを、異常な速さで助けてくれたエドワード。話しかけてくれたかと思ったら、次の瞬間には氷のようにつめたい顔をするエドワード。ベラはエドワードにどんどん惹かれていく。
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| 本:海外の作家 | 22:56 | comments(2) | trackbacks(0) |
「老人賭博」松尾スズキ
松尾 スズキ
文藝春秋
(2010-01-07)

JUGEMテーマ:読書


北九州のシャッター商店街に映画の撮影隊がやってきた。俳優たちの退屈しのぎの思いつきから、街は最高に心ない賭けのワンダーランドに。人の心の黒さと気高さを描きつくす、奇才4年ぶりの小説。

松尾さんの新刊♪って思って図書館で予約したら、芥川賞候補になっていてビックリ。4年ぶりの小説って「クワイエット・ルームへようこそ」以来なのか。

24歳のマッサージ師・金子堅三。奇病で手術をし成功はしたが、ボコボコになった顔を治すために美容整形を受け、「わけもなく陰気な顔」が「わけもなくつぶらな瞳の青年」になってしまった。が、治療費などで200万近いしゃきんができ、それを返すために昼と夜あわせて12時間マッサージをしたり、鍼を打ったりする日々。気がついてみたらマッチョで喧嘩は負けしらずに。趣味はコメディ映画をレンタルすること。いつか自分も映画の世界に関わりたいと思ってたところ、店にやってきたの脚本家で俳優もやっている海馬五郎と知り合い弟子にしてもらった。北九州での撮影が弟子としての初仕事。主役は78歳にして映画初主役とはいえ、50年も映画やテレビに出続けてきたジジイ界ではトップクラスの小関。しかし、天気や怪我などで撮影は思うように進まず、海馬は俳優・スタッフと小関がNGを出す回数で賭けをはじめる。グラビアアイドルのいしかわ海も絡んで、いよいよ長回しの撮影がスタート…
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| 本:ま行(その他の作家) | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
「さよならの次にくる<新学期編>」似鳥鶏
JUGEMテーマ:読書


名探偵の伊神さんは卒業、葉山君は進級、そして迎えた新学期。曲がり角が衝突したことがきっかけで、可愛い一年女子の佐藤さんと知り合った。入学以来、怪しい男に後をつけられているという佐藤さんのために、葉山君はストーカー撃退に奔走することになる。苦労性の高校生・葉山君の、山あり谷ありの学園探偵ライフ。爽快なフィナーレまで一気呵成に突き進む学園ミステリ、後編。

本の紹介に「後編」ってあるし、物語は第五話からはじまる。これは<卒業式編>とあわせて読むべきなんですね。<卒業式編>を読んでから2週間経ってないのですが、気になっていたはずの「断章」のあれこれを忘れてる。あぁ、手元に<卒業式編>があったらよかった。やっぱり図書館で借りずに買うべきだったのか…

常に誰かの言いなりになっている葉山君、好きです。電車の中で読んでいたんだけど向いにいる人が不審な顔をして私を見ているのです。どうやら、私にやついていたらしい。気をつけなきゃ。

新学期伊神さんなき後、誰が探偵をするのかと思ったら、葉山君ちゃっかり伊神さんに応援を頼んでいました。そして新しく出てきた希ちゃんもなにやら伊神さんのようなキャラ。今回も葉山君は振り回されながら頑張ってるし、柳瀬さんには恋のライバル出現か?って感じだけど、行動力やみんなをまとめる力は素晴らしい。突然の芝居もサクサクこなします。伊神さんは東京の大学に行ってるはずなのに、電話が来ればすぐにやってくる。

そうやって各章楽しめたのですが、最後におぉそうきたか!って感じでした。<卒業式編>から続く色々な事、各章の間に挟まれた断章など、すべてがつながっていたのね。生まれてすぐからの記憶がある伊神さん、やっぱり変わり者です。でも猫の話や以前住んでいた場所に残していた英語の詩などが切ない。女性に興味がない!って所は「彼ならありえるかも」ってすっかり信じきってました。
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| 本:な行(その他の作家) | 21:57 | comments(2) | trackbacks(1) |
「結婚小説」中島たい子
中島 たい子
集英社
(2009-12-04)

JUGEMテーマ:読書


「結婚小説」を書くためにリサーチを始めた貴世。まずは取材と蕎麦打ち合コンへ。が、急性蕎麦アレルギーで途中退場。出会った男は取材参加の映像作家・福原だった。彼のDVDを観たことが貴世にもたらしたものとは…。指をくわえて人の結婚を見てきて二十年―。北極星ぐらい遠くにあった結婚が現実に!?女子の本音と事情に分け入る恋愛小説。

久しぶりの中島さんの物語。今回は「結婚」がテーマ。先日、去年職場をやめた10歳年上の人とランチをしたら「実は去年離婚したの。人間、いつ死ぬかわからないんだから自分の為に生きようって決めたのよ」と。結婚25年位での決断だったそう。夫婦って、結婚って何なんだろう?って考えていたところにこの本。色々考えちゃいました。

担当編集者から結婚小説の執筆依頼を受けた貴世。が、経験がないので書けない。1年前に結婚した友人に話を聞いていたら、ちょうどよい機会だから蕎麦打ち合コンにサクラとして参加しないかと誘われた。蕎麦打ちを始めたらアレルギー症状が出て病院へ。ところがその中の一人・福原茂夫が連絡をしてきた。彼もサクラで貴世のことを映画脚本として使ってもよいかとのことだった。そんな事から連絡を取り合ううち、意気投合し話はトントン拍子に…
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| 本:な行(中島たい子) | 20:53 | comments(2) | trackbacks(1) |
理想の女
メディアファクトリー
(2006-04-07)

JUGEMテーマ:映画


原題: A GOOD WOMAN
製作年度: 2004年
監督: マイク・バーカー
上映時間: 93分
出演: スカーレット・ヨハンソン, ヘレン・ハント, トム・ウィルキンソン, スティーヴン・キャンベル=モア, マーク・アンバース

ニューヨーク社交界の華である若いメグ(スカーレット・ヨハンソン)とロバートのウィンダミア夫妻。彼らはある日、世界のセレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィへバカンスに訪れた。メグはそこで魅惑的なアメリカ人女性アーリン(ヘレン・ハント)と出会う。夫に対して一途な愛を捧げる幼く純粋なメグに対し、豊富な恋愛遍歴を重ねてきたアーリン。ある日、妻の誕生日プレゼントに悩むロバートは、アーリンの助言で金の扇を購入。これをきっかけに2人は急接近。いつしかロバートとアーリンの仲が社交界で噂となってゆく。やがて、それはメグの耳にも届いてしまう。傷つき混乱するメグ。そして、そんなメグの心の揺らぎを見透かすように、プレイボーイのダーリントン卿が言い寄ってくる…。
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| 見る:洋画(や・ら・わ行) | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「らいほうさんの場所」東直子
JUGEMテーマ:読書


寄り添って暮らす三姉弟の秘密とは?家族のほころびと再生を詩情あふれることばでつづる新境地。

東さんの本、何冊目かな。前作の「薬屋のタバサ」はすごく不思議な世界でした。毎回、楽しみにしている作家さん。

インターネットに生月別の占いを連載している長女、市民センターで働くバツイチの次女、派遣で肉体労働をしている弟。彼らは親が残してくれた庭付きの分譲マンションで暮らしている。庭にはらいほうさんの場所と呼んでいる場所があり、白い花を植えて大切にしている。
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| 本:は行(その他の作家) | 20:46 | comments(2) | trackbacks(2) |
「カラーひよことコーヒー豆」小川洋子
JUGEMテーマ:読書


雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイに書下ろしを加え、待望の単行本化。泣きたいほど優しい気持ちになれる、愛に充ちたエッセイ集。

「理想の一日」で朝早く起きて小説を書き、犬の散歩をして、夜には野球観戦。小説が書けること、犬が元気な事、タイガースが勝つこと。その三つさえあれば十分。そんな風に言う小川さん、一日をていねいに暮らしているんだろうなぁって思いました。読んでいるだけで、自分もていねいに暮らしている気分になっちゃうんです。そして、自分が読んでいるリビングをハッと見る。ひどい状態で、がっかりしました。
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| 本:あ行(小川洋子) | 21:31 | comments(4) | trackbacks(2) |
「秋から、はじまる」喜多由布子
JUGEMテーマ:読書


姪・樹里は、恋愛進行中の伯母・律子に嫉妬する。仕事人間・小仲律子47歳を惑わす生涯で、ただ一度の恋。札幌発・純愛小説。

らいらっく文学賞を受賞して作家になった方だそう。最初、回りくどい文章で読みにくいかなって印象だったんだけど、でも先が気になってどんどん読んじゃった。

小仲樹里は就職した会社が倒産、その後親のコネで勤めた会社では先輩OLたちのイジメに遭い退職。今は実家の歯科医で夜間受付を手伝うのと、伯母の家の家事をしのん気に過ごしている。その伯母である小仲律子・47歳は、26歳の時に思い立ち、単身でヨーロッパへ出かけ高級ストッキングの輸入卸会社を立ち上げた。今は10人の社員を抱える社長。年を重ねるに連れ、ますますきれいになっていく女性。樹里とは「リッちゃん」「ジュジュ」と呼び合う仲。その伯母が突然「男の人を、好きになったようだ」と言い出して樹里はびっくり。そこから始まる、二人の物語。
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| 本:か行(その他の作家) | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
「僕たちの旅の話をしよう」小路幸也
JUGEMテーマ:読書


赤い風船が運んできた手紙。それは、一人の少女が出した“誰か”を求める声だった。風船を受け取ったのは、どれほど遠くのものでも見えてしまう健一、どんな匂いもかぎわける麻里安、そしてあらゆる音を拾う耳を持つ隼人。不思議なチカラを備えた3人は集い、少女に会いに行くことを決めるが、理不尽な現実が事件となって彼らを襲う―。「ダヴィンチ」2008年11月号〜2009年1月号に連載したものに書下ろしを加えたもの。

児童書なのかと思ったら、どうやらルビもないし「ダヴィンチ」連載だったって言うし、どうやら大人向けの本なんですね。でも、子どもが読んだって十分に楽しめそうな本です。

山奥の小さな村に祖父母と住む六年生の舞は10個の赤い風船に手紙をくくり付けて空に放った。その風船は東京まで飛んで行き3人の少年少女が手紙を受け取った。一人は5年生で60階立ての高層マンションに住む芳野健一。もう一人はスナックをやっている母親と二人暮らしの六年生、喜田麻里安。もう一人は入院して1年間病院で過ごしたので現在六年生の米沢隼人。舞の手紙を介して知り合った3人は夏休みになったら舞の所に遊びに行くことを計画する。ところが…
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| 本:さ行(小路幸也) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
「深夜零時に鐘が鳴る」朝倉かすみ
朝倉 かすみ
マガジンハウス
(2009-11-26)

JUGEMテーマ:読書


ひとりで過ごす年の瀬もすっかり板についた匂坂展子は29歳彼氏なし。いつもと変わらない新しい年をむかえようとしていた。そんなテンコの前に次々と現れる過去からの来訪者……。すねっかじりの元ヘビメタ男“根上くん”むっちり足のウェイトレス “そら豆さん”パン屋で働いていたはずの“ミヤコちゃん”たしかデパートのカリスマ社員?“えぐっちゃん”……そして?

朝倉さんの物語は面白い。理屈っぽい主人公の独り言がツボにはまるんです。そして今回は「タイム屋文庫」とちょっとつながっています。

テンコが偶然会った友達・リコの元彼。そして奥さんは偶然にも行きつけの喫茶店「喫茶子」のウエイトレスのそら豆さん(テンコが勝手に命名。お互いなにやら相手が気にかかる存在)だった。リコと出合ったのは10年前。ハンバーガー屋でバイトをしていたリコと客だったテンコが仲良くなったのだ。その時リコはミヤコちゃんという事一緒に住んでいたが、その後ヘビメタ男・根上と付き合い始め一緒に暮らすようになったのだ。そして2年後、リコは突然姿をくらました。テンコはリコが根上と暮らす前に一緒に住んでいたミヤコちゃんがパン屋さんで働いていたことを思い出して、ミヤコちゃんと連絡を取る。ミヤコちゃんはリコには幼馴染のえぐっちゃんがいたという。その「えぐっちゃん」がデパートの販売員をしていて、テンコの会社ではカリスマ社員として知られていたことを知ったテンコはえぐっちゃんに連絡を取る。リコはいまどこに…
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| 本:あ行(朝倉かすみ) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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