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「元気でいてよ、R2−D2。」北村薫
JUGEMテーマ:読書


取り返しのつかない、色んなこと。この年までいっぱいあったし、これからもいっぱいあるんだろう。 他人の闇に足をとられ、自分の影に身を浸す。 生きることの危うさと切なさが滲む、名手・北村薫の最新作品集。

まえがきに「<怖い話>というのあ、読むにしても書くにしても魅力的だ。そこでかなり以前、「腹中の恐怖」を書いた。読み返すと我ながら、《うわぁ》といって逃げ出したくなる。これはいままで、単行本に収録しなかった。
………あれも含めて、陰の短編集を作ったらどうだろう。と、思うようになった」と書いてあった。「《妊娠中の方は『腹中の恐怖』を読まないでください》とも書いてあった。妊娠はしてないけど、そんな怖い話ばかりなのかとドキドキして読みました。

読んでみたら意外とサラリとしてました。
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| 本:か行(その他の作家) | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
「たんたのたんけん」中川李枝子・山脇百合子
JUGEMテーマ:読書


今日はたんたの誕生日。目覚めてみたら足元に「た」と書いた封筒が。中に入っていたのは地図だった。朝ごはんが済むと、帽子屋で帽子を買い、お菓子屋でお菓子を買い、玩具屋で望遠鏡を買って帽子屋で同じく帽子を買ったひょうの子バリヒと一緒に探検に出発。

中川さんと山脇さんのコンビ、大好き。小学校低学年向きですが、残念な事に長男は読まずに大きくなってしまいました。次男には読ませなければ!と借りてきたのです。

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| 本:その他(子供と読む本) | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
わたしのグランパ
JUGEMテーマ:映画


MY GRANDPA TAUGHT ME A LOT ABOUT LIFE
製作年度: 2003年
監督: 東陽一
上映時間: 113分
出演: 菅原文太, 石原さとみ, 浅野忠信

中学一年の珠子は五代家の一人娘。今日は彼女にとって特別の日だった。祖父・謙三が刑務所を出所し13年ぶりに帰ってくる。やがて街に姿を現わした謙三をまるで長い旅から戻ってきたかのように、地元の商店街の人たちが暖かく迎える。謙三の存在は様々に影響を与えた。珠子へのいじめはなくなり、不良グループによる校内暴力も収まる。また、珠子の両親のギクシャクした関係も改善されていく。そんな中、謙三の社会復帰と時を同じくして珠子の家の前をヤクザがうろつくようになる。それは13年前の事件と関係していた…。
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| 見る(邦画) | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
「完全恋愛」牧薩次
牧 薩次
マガジンハウス
(2008-01-31)

JUGEMテーマ:読書


他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下した究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。

「このミステリーがすごい!2009」 の第3位にランクインした作品です。いつ図書館に予約したのか忘れましたが、ずいぶん長いこと待ちました。「トリックの名手」T.Mとは辻真先さんなんですね。辻さんの小説は未読です。

東京大空襲で家族を失って、親類を頼って福島の刀掛温泉旅館に疎開した中学二年の少年・本庄究。昭和20年、離れに疎開している画家・小仏の娘・朋音に恋をする。ある朝、駐留軍のアメリカ兵が死体となって発見された。胸を貫通するほどの刺し傷を作った凶器が消えた。温泉旅館が火事になり、究は小仏を頼り東京に出て、画家・柳楽糺としてデビューした。朋音は実業家の真刈と結婚して火菜を出産。究は火菜は自分の子供だと確信する。小仏がなくなり、藤堂魅惑という青年が刀掛温泉の大関巡査の紹介で究のした働きをしていた。朋音は結核で亡くなり、18歳になった火菜に誘われて火菜の彼と会った究。ところがその日、火菜はお腹に赤ちゃんを宿しているというのに、彼と喧嘩別れをしてしまった。昭和43年、真刈と敵対していた会社の社長が福島の山村で真刈家に復讐をすると言った。福島の雪深い山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる火菜の胸に突き刺さる。それから暫くして刀掛でお世話になった山岸先生の娘が珠美という名前だと知った究。火菜が死産した子供につけようとしていた名前だった。自分の孫なのか?と思う究。昭和62年、真刈が別荘の沼で溺れてなくなった。同行していた画家の野々山は究も一緒だったという。ところが、究は体調を崩して床に臥せっていたと手伝いの者が証言している。究はどうやって同時に二ヶ所に出現したのか。魅惑は珠美と結婚し娘が生まれた。少しずつ衰えていく究。魅惑は昭和43年の事件と62年の事件と究がどのように関わっていたのかを、一人でずっと考えていた。老巡査大関の息子は同じく警察官となり、同じく事件について独自に考えていた。平成19年、牧というミステリ作家が事件の謎を解いた。
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| 本:ま行(その他の作家) | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
「体温を上げると健康になる」齋藤真嗣
JUGEMテーマ:読書


体温が1度下がると免疫力は30%低下する。米国・EU・日本で認定されたアンチエイジングの専門医が教える体温アップ健康法。

この手の本はあまり読まないのですが、父が私向きの本が出てるとわざわざ新聞広告を切り抜いて持ってきてくれました。

私、本当に体温が低いのです。冷え性なのです。昨日も食事中に夫が私の足先に自分の足を乗せてスリスリしてるので「何?」って言ったら「うわ!足か!冷たいから何が落ちてるんだろうって思ったんだよ」って。
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| 本:さ行(その他の作家) | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
私の中のあなた
JUGEMテーマ:映画




原題: MY SISTER'S KEEPER
製作年度: 2009年
監督: ニック・カサヴェテス
上映時間: 110分
出演:キャメロン・ディアス, アビゲイル・ブレスリン, アレック・ボールドウィン, ジェイソン・パトリック
, ジョーン・キューザック

白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
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| 見る:洋画(や・ら・わ行) | 18:01 | comments(2) | trackbacks(24) |
「あした咲く蕾」朱川湊人
JUGEMテーマ:読書


美人だけど性格が悪い僕のおばさん。でも彼女は、正真正銘の天使だった。なぜなら、自分の命を分け与えることができたから…。表題作のほか、「雨つぶ通信」「花、散ったあと」など全7編を収録。

昭和40年代の下町を舞台にした不思議な物語。きれいなファンタジーなので印象薄めではありますが、いい息抜きになる本でした。

挿画は中島梨絵さん。最近読んだ本だと梨屋アリエさんの「スノウ・ティアーズ」森見さんの「恋文の技術」など。素敵な絵を書く方だなって思います。

「花、散ったあと」の最後の最後にくすっと笑えちゃうのがよかったです。
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| 本:さ行(朱川湊人) | 20:34 | comments(0) | trackbacks(1) |
「ドリーマーズ」柴崎友香
JUGEMテーマ:読書


目の前にある世界が、夢のように思える瞬間がある。いくつもの風景からあふれ出す、大切な誰かへのたしかな想い。現実と夢のあわいを流れる時間を絶妙に描く表題作ほか、ゆるやかな日常からふと外れた瞬間をヴィヴィッドに映し出す、読むたびに味わい深まる連作短篇集。

出だしから柴崎さん!って感じの文章で、あぁやっぱり好きだなぁってニヤニヤしながら読みました。日常の中で友達と会話していてもふとした拍子に自分の内側に入り込んじゃって、どうでもいいようなこと考えてる事ってあります。特別何かがあるわけじゃなく、ある女の子の日常を切り取ってる感じ。

一応、物忘れの激しい自分の為にあらすじっぽいもの書いてみたけど、それ以外の部分に色々面白いところがあって、むずかしいぞ。

舞台が大阪だけでなく、新宿辺りも登場してました。それでも主人公は関西弁なんだけどね。
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| 本:さ行(柴崎友香) | 20:56 | comments(2) | trackbacks(2) |
「キャンセルされた街の案内」吉田修一
評価:
吉田 修一
新潮社
¥ 1,470
(2009-08-22)

JUGEMテーマ:読書


彼女が暮らす街までの電車の経路を、ずっと頭の中で考えている。その街に彼女しか存在しないような感じ。その街に自分だけが存在しないような感じ――十年の歳月をかけて書きためた、「忘れられない場所」をめぐる短編集。『パレード』から『悪人』までのすべてのエッセンスが詰めこまれた、ファン必携のマスターピース!

普段使う言葉じゃないんだけど、この本を読み始めて最初に感じたのは「スタイリッシュだわ」って事。泥臭さがまったくないというのか、さらりと物語に入りさらりと終わる。さらりと終わって、すぐに忘れちゃいそう。

「零下五度」で日本人の女性が映画で見たと思い、韓国人の男性が日本の本で読んだと思う物語。ディテールは少し違うんだけど、だいたいの内容がこんな感じ。「離婚したばかりの男が主人公。男は安売りネクタイばかりを買ってしまう。「白いのを買うと赤いのが欲しくなる」というと「細いのを買ったら、太いのが欲しくなるんじゃない?」と言われる。」その映画や本をきっかけに二人ともが「何かを思い立ち、とても幸せな気分になった」と言う。だたお粥屋の前ですれ違っただけの、国籍も違う男女が同じもので同じ気持ちになってる。なんだか不思議で素敵な物語でした。

「日々の春」の中の文章。
誰かをゆっくりと好きになれるのだろうか。誰かを好きになったことをゆっくりと認めることはできるかもしれない。でも,ゆっくりと誰かを好きになることはやはり不可能なような気がする。

すごく印象的でした。

次男が本を見て「この本、すごく面白い」って。表紙がエアメールの封筒のようになっていて、セロファンから英語で書かれた地図が覗いてる。
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| 本:や行(吉田修一) | 21:49 | comments(2) | trackbacks(1) |
「左京区七夕通東入ル」瀧羽麻子
JUGEMテーマ:読書


京都での学生生活も四年目を迎えた七夕の夜、わたしは数学科のキテレツな彼と出会った。どうしてこのひとなんだろうと思う。客観的に見て、異性にもてはやされるタイプとはいえそうにない。目を引くような美男ではないし、話がものすごく面白いわけでも、ことさらに気がきくわけでもないのに―。わたしは恋に落ちている。まっさかさまに、落ちている。

著者の瀧羽さん、京大卒業なんですね。この物語の舞台は京都大学なんだ。読んでから気がつきました。なるほど、主人公・花の就職先が商社な理由がわかりました。

京都での学生生活も4年目で就職も決まった花は、7月7日に近くのミッション系の女子大に通う帰国子女の友人・アリサから、合コンに誘われた。三条木屋町の店にひとり遅れてやってきた男子は、同じ大学の理学部数学科の学生・龍彦。その場にそぐわない龍彦の存在が気になった花。町で偶然出合った龍彦に「タコパ」い誘われ、学生寮へ招かれる。龍彦の友人達と一緒に今まで経験してきたのとはちょっと違うキャンパスライフを送ることになった花だったが…
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| 本:た行(豊島ミホ) | 21:06 | comments(6) | trackbacks(2) |
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