CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2009 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「ヨコハマB-side」加藤実秋
JUGEMテーマ:読書


街頭ティッシュ配り、カラオケボックスの店員、見習い美容師、屋台のサンドイッチ屋にお笑い芸人の卵…横浜駅西口繁華街・ビブレ前広場には、さまざまな人が行き交い、出会う。ささいなトラブルは起きても、刺激的で熱気に溢れた空間として愛されている。近頃、“住人”たちが夢中なのは「パニッシャー」と呼ばれるプチ・テロリストの噂。さらに、広場での日常の根本を揺るがす大問題が勃発した…。自分たちの居場所を守るため、若者たちが立ち上がる。とびきりクールでちょっぴりトホホな若者たちが突っ走る…いまが“旬”の青春群像ミステリー。

登場人物がちょっとリンクする、横浜駅西口繁華街・ビブレ前広場ですれ違う人たちの物語。そこに、「パニッシャー」と呼ばれる、無差別に拉致し失神させた後、被害者にとっては恥ずかしいポーズで放置する。手にはオモチャの手錠がかけられている。愉快犯の話がからんできます。

「女王様、どうよ?」で埼玉県民のチハルがヨコハマ出身なのにダサい山田にブツブツ文句を言うのです。この出身地コンプレックスがイヤだなぁ。チハルと山田が組んで探偵みたいな事をする短編集だったらどうしよう?と思ったのですが、次の物語で主人公はかわっていったので安心しました。

「ブリンカー」の美容師二人のこの先が一番読んでみたい!
続きを読む >>
| 本:か行(その他の作家) | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
ノーラブ・ノーライフ
JUGEMテーマ:映画


原題: A PERFECT DAY
製作年度: 2006年
監督: ピーター・レヴィン
上映時間: 91分
出演: ロブ・ロウ, クリストファー・ロイド, フランセス・コンロイ

良き父、良き夫のロブは会社からクビを通達されたことをきっかけに、夢であった小説家を目指し執筆をはじめる。
書き上げた小説は瞬く間に全米のベストセラーに!プロモーション活動で家を空けることの多くなったロブは名声や地位を求め、次第に家族をかえりみなくなってしまう。そんな時、彼の前にある男性が現れ「君の命はクリスマスまで」と言い放った。
続きを読む >>
| 見る:洋画(な行) | 21:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
「パリのおばあさんの物語」
スージー モルゲンステルヌ,セルジュ ブロック
(2008-10)

JUGEMテーマ:読書


パリに暮らす一人のおばあさんが、昔を振り返りながら、いまを語る。フランスで子供から大人まで読みつがれている絵本を女優・岸惠子が初めて翻訳。

まず形が面白い。そして私の市の図書館では美術館系の本と一緒に置いてありました。職場の図書館は?と思って調べたら同じ分類だった。へぇ〜絵本と言っても漢字にはルビがないし、大人のための絵本です。

年を取れば体力は衰え、物忘れはひどくなる。得意だったことが出来なくなり、大好きだった料理が食べられなくなる。だけどそんな自分の現状を前向きに受け止めているパリのおばあさん。「やりたいこと全部ができないのなら、できることだけでもやっていくことだわ」そんな風に考えるおばあさん、すごく素敵です。

続きを読む >>
| 本:海外の作家 | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ベンケーさんのおかしな発明」大海赫
JUGEMテーマ:読書


あるところに…、ミナモト・ウシワカという、ことし三年生になる男の子がいました。ウシワカは、たった二つのときに、おとうさんをなくしたので、それからというもの、おかあさんとふたりきりでくらしていました。さて、そのとなりに、ふつう、ベンケーさんとよばれている、まゆげと、もみあげの毛のこわーい、山みたいな大男がすんでいました。ウシワカは、力もちで、やさしくて、それに、とってもおもしろい、ベンケーさんがだいすきで、たいてい、そのそばにくっついていました。ベンケーさんも、ウシワカを、ボーズ、ボーズとよんで、かわいがっていました。そのベンケーさんが、このごろ、発明にこりはじめたのです。それが、なんともおかしな発明ばかりでした。

言ってみればボーズことウシワカがのび太君でベンケーさんがドラえもん。ゴキゲン(ゴキブリと人間のあいのこなのでゴキゲンらしい)がジャイアンって所でしょうか。ボーズが困ってベンケーさんに泣きつき、ベンケーさんが発明品でボーズを助ける。

出てくる発明品はさかだち歩き練習マシーン、においガン、とおぼえマイク、ノミのブーツ、冬眠用カプセル、ドリーム・コントロール、そしてベンケーロボット1号です。
続きを読む >>
| 本:その他(子供と読む本) | 21:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
「訪問者」恩田陸
恩田 陸
祥伝社
(2009-05-14)

JUGEMテーマ:読書


山中にひっそりとたたずむ古い洋館――。三年前、近くの湖で不審死を遂げた実業家朝霞千沙子が建てたその館に、朝霞家の一族が集まっていた。千沙子に育てられた映画監督峠昌彦が急死したためであった。晩餐の席で昌彦の遺言が公開される。「父親が名乗り出たら、著作権継承者とする」孤児だったはずの昌彦の実父がこの中にいる? 一同に疑惑が芽生える中、闇を切り裂く悲鳴が! 冬雷の鳴る屋外で見知らぬ男の死体が発見される。数日前、館には「訪問者に気を付けろ」という不気味な警告文が届いていた……。果たして「訪問者」とは誰か? 千沙子と昌彦の死の謎とは? そして、長く不安な一夜が始まるが、その時、来客を告げるベルが鳴った。

「山中の湖のほとりのひっそりとたたずむ古い洋館…」そんなキーワードだけで恩田ワールドにグググっと入り込んじゃいます。

人里はなれた山中の湖のほとりに建つ古い洋館。3年前に家業を継いだ朝霞千沙子が湖で亡くなった。そこに住む朝霞家の人々・長男の千蔵、次男の千次、三男の千衛、そして末っ子の千恵子とその夫・宮脇協一郎。お手伝いの更科。訳あって面倒を見ている10歳の女の子・愛華。千沙子に育てられた映画監督・峠昌彦の親友・井上は、カメラマンの長田とともに、その洋館にやってきた。

愛華は3年前に死んだはずの千沙子を見たと言うし、千次は「訪問者に気をつけろ」という手紙をもらっていた。井上は昌彦の弁護士だったが、雑誌の取材だと嘘をついて洋館にやってきた。そこにやってきた愛華の母親。彼女の行動も不自然だ。嵐が来て、家の外に死体が。インターフォンがなり、昌彦が子どもの頃から大切にしていた木彫りの象が置かれていた。次の日の朝早くに小野寺という役者がインターフォンをならし、嵐でがけ崩れが起き道がふさがっていると言う。小野寺は見知らぬ女性に頼まれて千沙子の姿になって前日に湖のあたりをウロウロしていたのだ。
続きを読む >>
| 本:あ行(恩田陸) | 22:21 | comments(4) | trackbacks(5) |
「にんきもののはつこい」森絵都
JUGEMテーマ:読書


わたしのしょうらいのゆめは、ましょうのおんなになること。あいだとか、こいだとか、そんなもん、いちもんのとくにもならないとおもっていたけれど…。

「にんきものをめざせ」が図書館になかったので、4冊目を先に。


今度はきさらぎさんの物語。きさらぎさんの願いは「魔性の女になること」なのに遠足でキンキンこと小松くんにときめいてしまった。男の子の前では声のトーンが上がり、女の子には不人気。たしかにこんな子いたかも。でも「魔性の女」を目指す小学生って…でも、表紙のきさらぎさんは大人っぽいのです。絵を見たとき「今回は先生の物語なのか?」って思ってしまいました。

「もてるためにどりょくして、なにがわるいのよ!」って開き直るまいこちゃん、かわいらしいです。大人がやったらとんでもないけど、小学生だったらかわいらしいです。

| 本:ま行(森絵都) | 20:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハッカビーズ
JUGEMテーマ:映画


原題: I HEART HUCKABEES/I LOVE HUCKABEES
製作年度: 2004年
監督: デヴィッド・O・ラッセル
上映時間: 107分
出演: ジュード・ロウ, ナオミ・ワッツ, ダスティン・ホフマン, リリー・トムリン, マーク・ウォールバーグ

ありとあらゆるものをお手ごろ価格で提供するスーパーマーケット“ハッカビーズ”。その新店舗建築計画から自然を守ろうと奮闘していた環境保護団体のオタクな青年活動家アルバート。悩み多きアルバートはある日、実存的問題を取り扱う<哲学探偵>夫婦のもと訪ね、自分を探偵してもらうことに。ところが、ハッカビーズのエリート社員でアルバートの宿敵ブラッドがそれを知り、彼もまた同じ探偵夫婦を雇ってしまうのだった。このままでは形勢不利と判断したアルバートは、探偵夫婦と対立しているフランス人思想家カテリンに寝返るのだったが…。
続きを読む >>
| 見る:洋画(は行) | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
「鷺と雪」北村薫
北村 薫
文藝春秋
(2009-04)

JUGEMテーマ:読書


帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。

「街の灯」「玻璃の天」に続く、花村英子とそのおかかえ運転手・ベッキーさんが主人公のミステリー・シリーズ第三弾。昭和9年から11年にわたる3年の物語です。

前2作は続けて読んだのですが、それから2年近く経ってます。やっぱり色々な事忘れてました。「玻璃の天」でベッキーさんが何者なのかがわかっていたんだけど、それすら忘れていました。

「不在の父」の最後に登場する若月さん。英子が探していた詩が入っている本を送ってくれる。前作でも彼が出てきた後なんとも言いがたい不安な気持ちになったのですが、今回も同じ。そして「鷺と雪」で送られてくる3冊の本、服部時計店に電話したつもりで間違えてかけてしまった電話を偶然取った若月さん。それは昭和11年2月26日の朝、間違って電話したのが総理大臣官舎。歴史に疎い私でもこれはあれだってわかります。


参考文献の最後を締める文章がとてもいいです。三越のライオンが「必勝祈願の像」として受験生に人気がある事、能で梅若万三郎が面をつけて「鷺」を舞った事実、昭和10年、夏の帝都にブッポウソウの声が聞かれた事など、小説の中の出来事が実際にあった事だとわかると、英子とベッキーさんも存在したんじゃないか?そんな気持ちになります。

それにしても華族の生活ってすごかったんですね。
続きを読む >>
| 本:か行(その他の作家) | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
「妖怪アパートの幽雅な日常 1」香月日輪
JUGEMテーマ:読書


夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた…。

新聞で紹介されていた本をたまたま図書館で見かけたので借りてみました。シリーズは10冊出てるみたいだけど、続くわけがわかった。おもしろい!

13歳の時に両親を事故でなくした夕士。伯父の家に居候していたけど、ちょうど受験の一人娘・恵理子は壁を作っていたし、遺産があるわけでもなく、肩身の狭い思いをしていた。高校は寮のある条東商業高校と決め、無事合格。しかし発表の二日後に寮が火事で焼け半年は入寮できないことになってしまった。落ち込みながらも条東商高校のある町で電車を降りて下宿を探し始めた夕士。しかし現実は厳しいものだった。泣くものかと目をギューっとつぶっていたら子供が「前田不動産」を紹介してくれた。そこのおじさんが自分が部屋を借りているアパートを間貸ししてくれることになった。

大正ロマン風のつくりのアパートには詩人にして童話作家の一色黎明、高校2年生で夜は病院で仕事をしている秋音ちゃん、画家の深瀬明などがいた。そのほか掃除をしている鈴木さん、美味しい賄をつくるるり子さん、いつもついたての奥で麻雀をしている4人組、食事時に集まってくる人たちなど、怪しげな雰囲気が漂う。
続きを読む >>
| 本:か行(その他の作家) | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
「魔法のスリッパ」ディック・キング=スミス
ディック キング=スミス
あすなろ書房
(2003-03)

JUGEMテーマ:読書


スリッパが大好きなスロゲットおじいさんがある日不思議なスリッパを手に入れます。それをはいてみると、力がみなぎり頭も冴えてまるでスーパーマンになったかのよう。この素敵な力で、大切な人を喜ばせようとするのですが・・・・。

「ゆうかんなハリネズミマックス」が読みやすくて面白かったので、同じ作家さんの本を借りてみました。

スロゲットさんはスリッパが大好き。室内だけでなく外出する時もスリッパをはいていきます。なのでスリッパは6ヶ月ごとに新しいものを買わなきゃいけない。スリッパを買うのは毎回親友アートがやっている靴屋さんです。新しいスリッパを買うときスロゲットさんは今はいているのと違うチェックと決めています。今回はアートさんが棚から出してきたいつもより安いスリッパですが、不思議な事にはいたとたんに力がみなぎってきました。

続きを読む >>
| 本:その他(子供と読む本) | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
| 1/4PAGES | >>