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「あねのねちゃん」梶尾真治
あねのねちゃん
あねのねちゃん
梶尾 真治
JUGEMテーマ:読書


他の人には見えないけど、自分には見える。玲香にもそんな経験がある。孤独で寂しかった幼い日、遊び相手だった「あねのねちゃん」。今はそれが想像の産物だと分かるが、当時は唯一の友達だった。ところが、失恋を切っ掛けに、OLになった玲香の前に、再び「あねのねちゃん」が現れた。「週間ケータイ文庫」連載2006年12月1日〜2007年6月18日配信。単行化にあたり加筆修正。

うわ〜タイトルのかわいさと表紙の絵にすっかり騙されました。ほんわかする物語なのかしら…って思ってたんだけどちがう!ちがう!

内気で人見知りをする子供だった玲香には、自分にしか見えない友達あねのねちゃんがいた。成長するにつれあねのねちゃんはいつの間にかいなくなった。OLになり、恋人に振られ、仕事では他人のミスを擦り付けられ、何もかもに絶望した日久しぶりにあねのねちゃんが現れた。

小さいときのままピンクのTシャツにオーバーオールのあねのねちゃんは落ち込んでいた玲香を外に連れ出した。そこで見たのは玲香をネチネチとしかりつけた課長としかられている玲香を冷たい目で見ていた同僚・久美だった。どうやらできているらしい二人。そんな二人の側に行き課長が何でも思っている事を素直に喋ってしまうようにいたずらをしたあねのねちゃん。不思議な眼鏡で建物の外からその様子を見ていた玲香。救急車やパトカーが来る事態となってしまった二人。そして次のターゲットは玲香をふった修一だった。
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| 本:か行(その他の作家) | 21:48 | comments(2) | trackbacks(1) |
鉄コン筋クリート
鉄コン筋クリート (通常版)
鉄コン筋クリート (通常版)

JUGEMテーマ:映画


製作年度: 2006年
製作国・地域: 日本
上映時間: 111分
声の出演: 二宮和也(クロ)、蒼井優(シロ)、伊勢谷友介(木村)、宮藤官九郎(沢村)

義理と人情とヤクザの町、宝町には2人の少年、クロとシロが住みついていた。親を知らない2人は、かつあげやかっぱらいで、毎日を過ごしていた。ある日、昔なじみのヤクザ、ねずみが町に戻って来る。何かが起ころうとしていると察したクロは、刑事の藤村、沢田に近づくが、確かな情報は得られなかった。が、実はレジャーランドの建設と、町の開発の話が水面下で進んでいた。町を守りたいクロは、狂気の行動に出るのだった…。
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| 見る(邦画) | 10:41 | comments(2) | trackbacks(3) |
「温かな手」石持浅海

温かな手
石持 浅海
JUGEMテーマ:読書


大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!

ギンちゃんとムーちゃんの兄妹は、人間の生体エネルギーを糧にする謎の生命体。心が清らかな人に寄生して、その人が摂取したカロリーを手を握ることによって吸収する。見かけは全く人間と一緒。一緒どころか食料となる人間を引き寄せやすいよう容姿端麗。エネルギーを吸い取られる人も温泉に使ってるかのような心地いい気持ち。そしていくら食事を摂っても太らない!なんて便利な…それ以外にもパニックに陥った人に触れるとその人は理性を取り戻します。加減しないで「吸え」ば命を奪うことも出来るのです。

で、ギンちゃんとムーちゃんは寄生している寛子と北西が事件に巻き込まれ精神に不安が出るとエネルギーもまずくなるため、その事件をすばやく解決してしまう訳です。彼らにとっては人間のごちゃごちゃなんてたいした事ない事なのかしら…

普通にはありえない色んな事件に巻き込まれる寛子と北西ですが、それなりに筋は通っていてギンちゃんとムーちゃんが導く結論は「なるほどね〜」って納得できます。最後はよかったと思う反面、なんだか寛子と北西の喪失感を考えるとちょっと悲しかったです。
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| 本:あ行(石持浅海) | 22:09 | comments(8) | trackbacks(4) |
「ほどけるとける」大島真寿美

ほどけるとける
大島 真寿美
JUGEMテーマ:読書


高校を突発的に中退し、バイトも長続きしない美和。祖父が経営する銭湯を手伝う美和が常連客との交流や淡い恋を経て、夢を見いだしていく。

なんだかのんびり、ゆるゆるした物語。自分の事が全くわからなくなっちゃった美和を危なっかしいなって思って読み始めたのですが、ぼわ〜っと霧の中にいながらも神経を尖らせているなって思ってた美和が周りの人たちとのふれあいで、一つの光る道を見つけだけど次第にほわわんとしていく姿がすごく素敵でした。
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| 本:あ行(大島真寿美) | 21:17 | comments(5) | trackbacks(3) |
「指し手の顔―脳男2 上・下」首藤瓜於
指し手の顔 上―脳男2 (1)指し手の顔 下―脳男2

指し手の顔 上―脳男2 (1)
指し手の顔 下―脳男2
首藤 瓜於
JUGEMテーマ:読書


精神科医・真梨子のオフィスから鈴木一郎のファイルが盗み出される。そしてある日、市内のレストランで大男が暴れまわった。その場を逃げた大男は次の日「ゲームとおもちゃの博覧会」に紛れ込み、そこでまた暴れ一人が死亡する。犯人は精神科に入院歴のある元力士だと判明する。真梨子と茶屋警部は、連続する異常な犯罪の裏にある陰謀に迫っていく。はたして鈴木一郎が事件に関与しているのだろうか…。

「脳男」の続編です。物語はあの事件から1年が経ってます。鈴木一郎の影はチラチラと見えますが、物語は元精神病患者が起こしたいくつかの事件を何ものかが起こしているのでは?という所から始まります。

寒河江治が起こす不可解な殺人事件と、彼らしき人物が回想する監禁・拷問らしき状況。嗅覚聴覚などの五感が非常に鋭い謎の美女が楽しみながら殺人を犯していく様子。 警察内部のゴタゴタ、精神科医の現状なども絡めながら物語が進んでいきます。

とにかく、美女・イブが出てくるとその描写があまりにもエグくてちょっと文字の上を目が滑っていくって感じはありました。強すぎる!人間じゃないぞ!茶屋も危ないのか?!と心配になりました。

鈴木一郎は時々出てくるのですが、影武者のように後ろでなにやらやっている感じ。続編は真梨子対鈴木一郎のようです。

一応続編の為になんとなくあらすじを。ネタバレはしていないのですが、未読の方はご注意ください。
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| 本:さ行(その他の作家) | 21:38 | comments(6) | trackbacks(4) |
「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」五十嵐貴久
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
五十嵐 貴久
JUGEMテーマ:読書



1995年、東京国立に住み平凡に暮らす44歳の主婦・井口美恵子はひょんな事からロックバンドを組みライブに出ることになった。演奏するのはディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」

「1985年の奇跡」「2005年のロケットボーイズ」につづく青春3部作の最終作だそうです。「1985年の奇跡」は未読です。

うわ〜感動しました。最後はうっすら涙がにじんだ。なんだろう。年齢が近い主婦の物語で親近感がわくからかしら。仲間と一緒に一つの目標に立ち向かっていく姿に自分を重ねてた?去年の8月から息子のサッカーがらみでお母さんのフットサルチームに入ったんです。先日、メンバーで始めて臨んだ試合で1勝したんです。その時の感動をなんとなく思い出したからでしょうか。なんにせよ、チームで一つの事に向かっていき、目的を達成するのって一人でやった時よりずっとずっと幸せを感じるものですね。

製薬会社に務める夫・幸輔、一人息子の真人と東京郊外に暮らす44歳の美恵子にとって1995年は最悪の年だった。一月の阪神・淡路大震災。三月の地下鉄サリン事件。そして息子の高校受験失敗。中学生浪人になった息子は何を考えてるかわからないし、夫は家庭のことには干渉しない。

生まれた病院も一緒の幼馴染・かおるから「40万貸して欲しい」と頼まれた。かおるは借金は必ず返してくれるが、40万は大金だ。そして息子と二人で家にいるのも気詰りなので、近所のコンビニでパートすることにした美恵子。

コンビニでの仕事もなれた頃、毎日が平凡でついフラフラと万引きしてしまう主婦・雪見(34歳)を捕まえ「二度としない」と誓わせた。かおりと飲みに行き雪見も呼び出してカラオケで盛り上がる。10歳年下の雪見だったが、7つ上の兄がいたために音楽の趣味がピッタリ。かおりの「バンドがしたい」と言う一言でバンドを組むことになった。かおりがキーボード。雪見がドラムを希望し、美恵子はギターに。ベースを募集するためのチラシをコンビニに張ったところ、バンド経験者、46歳の新子がやってきた。素人3人を相手にスパルタ教育をする新子。当座の目標はディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏すること。
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| 本:あ行(五十嵐貴久) | 20:49 | comments(8) | trackbacks(5) |
爆笑ライブ2008


今日はゆうきと一緒にお笑いライブに行ってきました。
毎年この時期に市のホールでやるんです。
たしか下の子がお腹にいる2002年の1月に爆笑ライブが初めて開催され
去年観にいけなかったんだけど後はずっと観てます。
小さいホールなだけに芸人が近い。今回なんて2列目です!

出演はぼれろ、慶、ガリバートンネル、あきげん、ゴーバンブー、オオカミ少年、EE男、こまつの8組です。

実は出てくる人たちあまり知らなかった…
知ってたのは「チャラ男は…」ってやる慶と
マリオなんかのゲーム音楽をひくこまつ。
でもどの人たちも楽しかった。
また来年も絶対に行くのだ!
| きょうの(おでかけ) | 19:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
武士の一分
武士の一分
武士の一分
JUGEMテーマ:映画


製作年度: 2006年
監督: 山田洋次
上映時間: 121分
出演: 木村拓哉、壇レイ、笹野高史、桃井かおり、緒方拳、坂東三津五郎

三村新之丞は、近習組に勤める下級武士。毒見役という役目に嫌気がさしながらも、美しい妻・加世と中間の徳平と平和な毎日を送っていた。ある日、毒見の後、新之丞は激しい腹痛に襲われる。あやうく一命はとりとめたが、高熱にうなされ、意識を取り戻した時は、視力を失っていた。人の世話なしで生きられなくなった自分を恥じ、一度は命を絶とうとしたが、加世と徳平のために思い留まった。ある日、加世が外で男と密会しているという噂を聞く。新之丞は徳平に尾行をさせ、加世が番頭・島田と密会していることを知る……。
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| 見る(邦画) | 20:37 | comments(5) | trackbacks(3) |
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
JUGEMテーマ:読書


仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

ううう。やっぱり面白かった。さすがです。

1章「事件の始まり」で樋口晴子と平野晶がランチをしている時にパレード中の新首相が暗殺され、2章「事件の視聴者」では事故で入院中の暇を持て余してる患者田中徹とその隣の保土ヶ谷康志が事件が起こってから3日目の朝までの状況をテレビ中継を通して語ります。そして3章で急に「事件の二十年後」です。何がなんだかわからないまま20年後のそれぞれについて語られ、犯人とされている青柳雅春が首相暗殺の犯人だと信じているものはいないと語られます。

そして4章「事件」青柳雅春と大学時代の彼女樋口晴子が交互に現在と過去の物語を語るのですが、現在の青柳は逃げる人間マーク。過去の彼は立ってる人マーク。現在の樋口は子供の手をつなぐ女のマークで過去は一人の女のマーク。なんだかそこら辺がすごく伊坂さんの小説らしいのです。そして現在から過去に話が変わる時に同じセリフ、小道具が出てくる。うまい!
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| 本:あ行(伊坂幸太郎) | 21:23 | comments(29) | trackbacks(25) |
「豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記」絲山秋子
豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
絲山 秋子
JUGEMテーマ:読書


群馬県高崎市在住、一人暮らし作家の泣くに泣けない自炊生活。力パスタ、真夏の洋風ちゃんこ鍋…。試作に試作を重ね、今日も思いつき料理にトライ。雑誌「Hanako」連載の単行本化、妙に切ない傑作エッセイ集。

絲山さんの食・料理に関するエッセイ。最初からのけぞる内容です。だって、だって、「力パスタ」ってタイトルなんですが、餅をフライパンで焼き、そこにイカ墨パスタソース投入。別鍋でファルファッレを茹で上げ混ぜて出来上がり。パスタと餅の組み合わせに唖然。しかもそれが黒いときてるんですから。そんなトンでも料理ばかりが登場するのかとドキドキしていましたがそんな事はなく、美味しそうな料理もあり、笑いがいっぱいのエッセイでした。

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| 本:あ行(絲山秋子) | 20:54 | comments(6) | trackbacks(2) |
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