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「名もなき毒」宮部みゆき
名もなき毒
名もなき毒
宮部 みゆき

財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。

「誰か」の続編だって事に気がついたのは、この本が出てちょっとの頃でした。イラストが一緒なんだからもっと早く気がつくべきだった。長い、長い予約待ちをしてやっと手元にやってきたこの本。面白くて読むのは一日です。
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| 本:ま行(宮部みゆき) | 21:12 | comments(16) | trackbacks(12) |
「アイの物語」山本弘
アイの物語
アイの物語
山本 弘

遠い未来。人類は衰退し、マシンが世界に君臨している。コロニーを渡り歩きながら、昔の物語や映像を集め、コロニーに住む一対に聞かせる「語り部」の僕は美しい少女型の戦闘用アンドロイドと出会い、戦いの末に負傷して捉まった。彼女の名前はアイビスといい、治療が直るまで僕に昔の物語を聞かせてくれると言う。アイビスの目的は何なのか…

この本、タイトルだけどこかで見かけて、勝手に時代小説だって思ってたんです。なんでだろう?面白いと聞いて読んでみました。うん。面白い!ちょっと前にAI(人工知能)の物語を読みました。AIって今現在世界のどこかで開発されているものなのかしら?

バラバラに書いた短編をアイビスが男に聞かせる昔の作られた物語として語るという設定が良かった。そして「アイの物語」で頻繁に出てくるAI同士が喋る言葉(ファジー言語だったっけ?)がすごく面白い。「『ヒトは正しいと思っているが、私たちには論理的に納得できない命令』と言うより、『カンサイ』と言った方が早い。」「『タイムシェアリングの空き時間に行う無意味だが心休まるジョブ』は、『プチプチ』としか表現できない。」「私のあなたに対する愛は、3プラス10iよ」などなど…

「詩音が来た日」が一番好きでした。詩音の「人間はだれもが認知症」という結論を出しますが、なんだかそういう結論を出すAIをなるほどと思ったり、怖いと思ったり。
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| 本:や行(その他の作家) | 21:32 | comments(2) | trackbacks(1) |
「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」鴨志田穣
酔いがさめたら、うちに帰ろう。
酔いがさめたら、うちに帰ろう。
鴨志田 穣

酒はやめられるのか!? 強制入院したアルコール病棟で起こる珍奇な騒動。別れた元妻と子どもたちとの優しい時間。そして、待っていた意外な結末…。情けなくも笑えて切ない脱アル中私小説!

うーん。すごいです。今年になって胃の調子がすごく悪くなって、お酒を全く飲まなくなりましたが、それまでは毎晩飲んでました。だから自分はアル中なんじゃないかって心配したりもしました。全然!起きぬけにからお酒ですから。血を吐いて、入院して、「今度飲んだら死ぬ」と言われ、嫌酒薬を飲んでいてもアルコールを体に入れたいんだから…すごいことです。

フィクションとかいてありますが、限りなくノンフィクションなんでしょうね。

入院している病院で火曜日はカレーの日なのに自分はおかゆしか食べられなくて、心の底から憤慨する姿がおかしかったです。

| 本:か行(その他の作家) | 21:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
県庁の星
県庁の星 スタンダード・エディション
県庁の星 スタンダード・エディション

製作年度 2006年
上映時間 131分
監督 西谷弘
出演 織田裕二 、柴咲コウ 、佐々木蔵之介 、和田聰宏 、紺野まひる 、益岡徹


K県庁のキャリア公務員・野村聡(織田裕二)は、ある時、民間企業との人事交流研修のメンバーに選ばれるが、研修先は客もまばらなスーパー。しかも野村の教育係・二宮あき(柴咲コウ)は、年下のパート店員だった。
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| 見る(邦画) | 23:01 | comments(6) | trackbacks(1) |
「シー・ラブズ・ユー―東京バンドワゴン」小路幸也
JUGEMテーマ:読書


「東京バンドワゴン」を読んでからちょうど一年。ブログに書いていたから古本屋とカフェ。4世代の家族、語るのはおばあさんなんて事は覚えていました。だけど、すずみと花陽の関係とか、亜美とご両親の確執なんかはすっかり忘れてました。自分の感想読んでも、あらすじが書いてない。たぶんいろんな事が起こって、書きにくかったんでしょうね…

冬から次の秋までの4つの物語。青とみすずが結婚して青は添乗員の仕事は休業状態。すずみは古本屋を手伝っています。花陽は中学生になりIT企業社長・藤島に淡い恋心を抱き、家庭教師をお願いする。母親の藍子はマードックと藤島の両方から想われながらも、忙しくてマードックのイギリス個展を開けずにいる。紺は物書きの仕事が軌道に乗り、亜美の両親とも仲良くなった。我南人はあいかわらずフラフラと…

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| 本:さ行(小路幸也) | 21:25 | comments(22) | trackbacks(13) |
「一分間だけ」原田マハ
一分間だけ
一分間だけ
原田 マハ

雑誌編集者をする26歳の藍は日々超多忙な生活を送っている。飼い犬のリラのために郊外に引越し、早起きをして散歩、帰りは毎日終電で帰る。6年間付き合っている浩介と一緒にリラの面倒を見ているが、リラの面倒は家でコピーライターの仕事をしている浩介にほとんどまかせっきり。仕事が忙しくなるにつれ、リラの存在が疎ましくなり、浩介との関係も少しずつ変化していった…

いや〜ん。泣きました。本を読んで泣く事ってそんなにないんです。「泣ける本」なんて書いてあると構えちゃって全然ダメなんです。「カフーを待ちわびて」の原田さんの2冊目が出たと知って、内容も全然知らないまま借りてきたのです。最初から神様に「一時間だけ」とお願いする主人公。何か悲しいことが起きるんだとは思ったんですけどね。2時間弱で読んじゃった。すごく引き込まれました。「泣ける」なんて書きたくないけど、泣きました。

「いっしょにあるいてる?」「一緒に歩いてるよ」の言葉が印象的でした。
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| 本:は行(原田マハ) | 21:08 | comments(8) | trackbacks(3) |
そして、今日のバースデーケーキ


今日は次男の誕生日ケーキ2
ケーキの果物は「イチゴ」か「パイナップル」と指定されてました。
今日はスーパーにイチゴが売ってました。やったぁ〜!!!

1ヶ月前に滑り台から落ちて歯を打ち、治療中の次男。
歯医者さんの隣にあるケーキ屋さん(って言うのもどうなんでしょう??)で
毎回「このケーキがいい」っていうイチゴのケーキがありました。
そのデコレーションに限りなく近づけたつもり…
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| 食べる(おやつ) | 19:21 | comments(3) | trackbacks(0) |
「片想い」東野圭吾
片想い
片想い
東野 圭吾

大学を卒業して10年。西脇哲郎は大学時代のアメフト部のメンバーとの毎年恒例の飲み会に出席した帰り、会を欠席したマネージャーの美月と出会う。10年ぶりに再会した美月は男の姿をして「性同一性障害だ」と告白した。そしてもう一つ「人を殺した」と。
アメフト部のもう一人のマネージャーだった妻・理沙子とともに彼女をかくまう事にした哲郎だが…

図書館で文庫本を借りました。電車に乗るときに少しずつ読もうって思ってたんだけど、先が気になってしまってダメでした。

大学を卒業してから10年たって、昔は一つの事に夢中になっていた仲間が仕事を持ち、家庭を持ち、色々とかわっていきます。そういえば、夫も大学のテニス部でした。10代の頃からテニス部の仲間達と知り合いの私ですが、昔は頻繁に遊んでいた彼らも大学を卒業してもうすぐ20年。最近ではほとんど会ってないです。

哲郎と理沙子の夫婦関係。逆玉の輿の中尾の離婚。かつて仲間だった早田の新聞記者としての思い。美月の告白によっていろいろな事がかわっていきます。


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| 本:は行(東野圭吾) | 20:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
パッチギ!
パッチギ ! スタンダード・エディション
パッチギ ! スタンダード・エディション

製作年度 2004年
上映時間 119分
監督 井筒和幸
出演 塩谷瞬 、高岡蒼佑 、沢尻エリカ 、楊原京子 、尾上寛之 、真木よう子

1968年、京都。高校2年生の康介(塩谷瞬)は、担任からの指示で親友の紀男(小出恵介)と敵対する朝鮮高校に親善サッカーの試合を申し込みに行く。そこで康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れするが…
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| 見る(邦画) | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
「がらくた」江國香織
がらくた
がらくた
江國 香織

物語は、プーケットの波打ち際から始まる。柊子(しゅうこ)は45歳、愛する夫を東京に残し、もうすぐ75歳になる母と旅をしている。ミミは15歳の高校生で父との二人旅。旅先で彼女たちは出会い、帰国後、ミミは柊子の母、桐子さんの家を訪れる。柊子とミミと桐子さん。年齢の離れた3人の女性の、不思議な関係がぎこちなく始まる。

江国さんの物語が好きです。なんとなく壊れちゃってる女の人たちに心惹かれるんです。「きらきらひかる」の笑子。「冷静と情熱のあいだ」のあおい。何かに取り付かれていたり、何かがかけてたり、いつも途方に暮れている…そんな印象の主人公達。

今回の柊子も私が惹かれる女の人でした。夫に出会うまで母親と旅行に行くその瞬間から夫を恋しいと思う。夫に恋人達がいることは世の中にごきぶりがいるのと同じくらいに避けられない。昔、夫から言われた悲しい話を思い出しながら幸福そうな顔をする。「幸福な話じゃなくても、幸福な想い出だわ。あなたとしたことは全部、私にとっては幸福な思い出なっちゃうのよ。」という柊子。誰かと恋に落ちて、誰かの所有物になるって嬉しくて、そして辛い事。そんな事を考えました。

柊子が夫と一緒にバーに行った時に、夫に頼んでもらうお酒「アマレット」私が大好きだったお酒です。子供がいない夫婦…なんだかすごく自由で、自由だからこそ縛りつけあっていて、羨ましいなって思っちゃいました。

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| 本:あ行(江国香織) | 22:27 | comments(8) | trackbacks(7) |
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