vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)
石田 衣良, 角田 光代, 重松 清, 篠田 節子, 藤田 宜永, 唯川 恵
ワインをテーマにした6人の作家によるアンソロジー。
どの話も物語りにワインが登場するのですが、角田さんと重松さん以外の方の作品は突然ワインが登場!って感じでした。読んだ後から「ワインが飲みたくなる」って思えるようなさりげない作品だったらよかったのに。
印象に残ってるのは角田さんの「トカイ行き」いろんなしがらみを断ち切って出かけたハンガリーで出合った日本人は色んな場所にいながら、ずっと日本とつながっている青年だった。観光地でない場所の一つしかないレストランで結婚式を挙げる地元の人たち。そんな風景が素敵でした。貴腐ワイン飲みたくなりました。
重松さんの「ひとしずく」はもう腹立たしい義弟!!!お人よしにも程がある!ってプンプン怒りながら読んでしまいました。
石田さんはいつものように綺麗な物語なんだけど、重松さんの物語を読んだ後「あれ?どんな話だった?」って思い出そうと思ったのですが、無理でした。篠田さんの物語は私には合わなかったようです。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)