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「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6」石田衣良
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉
灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉
石田 衣良


表題作を含む4つの短編集。

IWGPもとうとう6冊目。この本は唯一主人と話題を共有できる本なのです。とりあえず、主人に先に回しました。感想は「前半二つはあっけなかった…」そんな主人の感想を頭に入れながら読みました。

確かにあっけない。きっと暫くしたらどんな内容だったのか忘れそうです。最初のころの方がマコトやタカシに勢いがありましたよね。まぁ、人間年をとれば落ち着くものなんです。仕方ない。
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| 本:あ行(石田衣良) | 22:19 | comments(8) | trackbacks(7) |
「初恋温泉」吉田修一
初恋温泉
初恋温泉
吉田 修一


別れようとしている夫婦、喋るのが大好きな夫婦、不倫カップル、一人で旅する男、親に内緒の高校生カップルが温泉に旅行をする、5つの短編。

温泉旅館、仲居さんが部屋まで案内してくれて「お食事は何時頃…」なんて言われる。そんな旅館に泊まったのはいったいいつだったのか…そんな昔の事思い出しながら読みました。温泉に泊まる男女が、いくまでに過ごしてきた日々、温泉で日常を離れ二人が思うこと。そんな男と女の気持ちの重なりやズレなどが吉田さんらしい文章で描かれています。

一番好きだったのは「純情温泉」自分が高校生の頃には旅行に行こうなんて発想は全くなかったのですが、初めての旅行で彼女とずっとイチャイチャしたい男の子と家のごたごたが気になる女の子。兄の浮気を目の当たりにして「男はみんな浮気する」と言う彼女に「しない」と言い切る彼氏。「24時間一緒に居たら楽しいばかりjyない。喧嘩だってするよ」という彼女に「だったら…一人の女と12時間イチャついて12時間喧嘩するよ」と言う彼氏。なんだか本当に微笑ましい物語でした。

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| 本:や行(吉田修一) | 20:34 | comments(10) | trackbacks(10) |
パイレーツオブカリビアン/デットマンズチェスト

「パイレーツオブカリビアン・デットマンズチェスト」を見てきました。

笑いどころ満載。ずっとクスクス笑ってみていました。やっぱりジョニー・デップの動きが一番面白かった。

だけど、この物語って3を見ないわけにはいかないラスト。なんだか物語が完結していなかったのでいまいちスッキリしません。3はいつ公開なの?

そして前作をもう一度おさらいしておくべきでした。途中、一緒に見に行った友達と「あれ?スパロウ船長って月の光のしただと…」とか色々確認しあいながら見ました。
| 見る:洋画(は行) | 21:36 | comments(8) | trackbacks(8) |
「配達あかずきん」大崎梢
配達あかずきん
配達あかずきん
大崎 梢


舞台は駅ビルの6階にある100坪程度の中規模書店「成風堂」。しっかり物の書店員・杏子と感のいい学生バイト多絵がお客さんが持ち込む謎を解いていきます。

表紙が素敵。ミステリーフロンティアで出してる本が並んでいます。友達から本を借りたのですが、二人で「これとこれとこれを読んだ」って暫く盛り上がりました。

舞台が本屋さんなので本屋さんの日常が書かれています。テレビや新聞などで聞きかじったキーワードだけで本を探しに来るお客、近所への配達(これは実際やっているのでしょうかね?私が働いている薬局は週に一度書店に買いに行きますが…)新刊が来た時、雑誌が新しくなるときの仕事などとても興味深く読みました。

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| 本:あ行(大崎梢) | 22:36 | comments(26) | trackbacks(20) |
「シリウスの道」藤原伊織
シリウスの道
シリウスの道
藤原 伊織


大手広告代理店の副部長「社内で衝突、摩擦を繰り返すのが趣味。それでいて負けたことが一度もない。」と噂される38歳の辰村祐介。ある日、彼の部署に大手電気メーカーから新規競合の話が舞い込む。予算は18億円。社内・外に敵がいる状態で始まったプロジェクトに取り組む辰村。そんな辰村に大東電機の半沢常務から連絡が入る。子供時代を大阪で暮らした辰村には二人の親友がいた。勝哉と明子。この明子こそ半沢常務の妻であり、彼女には封印された過去があった。

この本、お邪魔するブログでよく見かける表紙でした。そんな本は絶対に面白いんです!分厚い本だったのですがあっという間でした。読んで正解。しかし「このミス」2006年版第6位だそうです。これってどの部分がミステリーなんでしょうか…

まず広告代理店を扱った物語としてすごく魅力的でした。ネット証券に新規参入するための広告のプレゼン。敵は他の広告代理店だけじゃなく、社内にもいる。容姿端麗・有能な女上司、代議士の息子というコネを使って入ってきた25歳の部下。株のスペシャリストの派遣社員。次々に立ちはだかる障害をみんなで力を合わせて乗り越えていく。

そして38歳・独身の辰村がかっこいいんです。言いたい事があれば社長だろうと遠慮しない。飲みすぎて背広を着たまま寝てしまい、ヨレヨレのスーツのまま出社。貯金はなく、親友を探す為にサラ金にまで手を出す。美人の上司が誘いたくなるのも頷けます。
| 本:は行(その他の作家) | 23:38 | comments(7) | trackbacks(4) |
「ウーマンズアイランド」林真理子
ウーマンズ・アイランド
ウーマンズ・アイランド
林 真理子


埋立地で働く30代前半女性の仕事観や恋愛観、結婚観、葛藤などを描いた短編集。

林さんの本、初めてじゃないかと思います。ドラマが放送されたのを知って本を借りてみました。

11人の女の人の職業は広告代理店、新聞社、テレビ局、ホテル、化粧品会社などなど。誰でもがなれる職業ではない。そしてどの物語にも登場する一人の俳優。

どの職業も私には絶対無理なんだけど、一番無理だと思ったのは埋立地のツインタワーに住む主婦です。子どもの頃からの夢がお嫁さん。大学に入り、合コンを繰り返し玉の輿を狙う。他の職業は努力すれば慣れるかもしれないけど、私にはこの人にだけはなれない。そう思いました。

| 本:は行(その他の作家) | 23:26 | comments(2) | trackbacks(2) |
「ヴィンテージ・シックス」
vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)
vintage '06 (ヴィンテージ・シックス)
石田 衣良, 角田 光代, 重松 清, 篠田 節子, 藤田 宜永, 唯川 恵


ワインをテーマにした6人の作家によるアンソロジー。

どの話も物語りにワインが登場するのですが、角田さんと重松さん以外の方の作品は突然ワインが登場!って感じでした。読んだ後から「ワインが飲みたくなる」って思えるようなさりげない作品だったらよかったのに。

印象に残ってるのは角田さんの「トカイ行き」いろんなしがらみを断ち切って出かけたハンガリーで出合った日本人は色んな場所にいながら、ずっと日本とつながっている青年だった。観光地でない場所の一つしかないレストランで結婚式を挙げる地元の人たち。そんな風景が素敵でした。貴腐ワイン飲みたくなりました。

重松さんの「ひとしずく」はもう腹立たしい義弟!!!お人よしにも程がある!ってプンプン怒りながら読んでしまいました。

石田さんはいつものように綺麗な物語なんだけど、重松さんの物語を読んだ後「あれ?どんな話だった?」って思い出そうと思ったのですが、無理でした。篠田さんの物語は私には合わなかったようです。
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| 本:その他(アンソロジー) | 23:50 | comments(6) | trackbacks(4) |
「ドラママチ」角田光代
ドラママチ
ドラママチ
角田 光代


30代後半。日々の生活の中で何かを「待って」いる女の人たちの8つの短編集。

なんだか読みにくい角田さんでした。主人公の年齢が30代後半で、どの話にも頷ける部分があるんだけど、先が気になる話じゃなかった。いつもの1/3のペースで読みました。

すべての物語に喫茶店が出てきます。喫茶店で時間をつぶしたり、喫茶店経営していたり、誰かと出かけたり。スタバなどの軽い感じじゃなく、マスターがネルでコーヒーを入れていそうな、昔からある喫茶店。そういう喫茶店って入らないなぁ。
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| 本:か行(角田光代) | 22:49 | comments(14) | trackbacks(9) |
Mr.&Mrs.スミス
Mr.&Mrs.スミス プレミアム・エディション
Mr.&Mrs.スミス プレミアム・エディション


キューバでの運命的な出会いの末、電撃的に結婚したスミス夫妻。しかし6年後二人の関係は冷え切っていた。その理由はお互い相手には秘密にしている職業を持っていたからだった。

何も構えることなく、単純で面白い映画でした。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの素敵な事!夫婦の住む家なんて完璧です。いいなぁ。

暗殺者の二人。夫婦喧嘩もすごい、すごい。銃を派手に撃ち合い、殴り合い、けりあい。そして最後に「撃てない」って言って仲直り。朝、割れたコップでジュースを飲む二人、よかったです。

ラストのアクションシーンは、もう絶対にありえないのです。物凄い数の敵に向かって両手で銃を撃ち、飛んでくる弾をよけながら、二人でダンスしてるかのよう。主人公は死なない!んですよね。ちょっと笑っちゃいました。
| 見る:洋画(ま行) | 22:00 | comments(6) | trackbacks(5) |
イン・ハー・シューズ
イン・ハー・シューズ
イン・ハー・シューズ


弁護士のローズは、定職もなく自由奔放。義理の母に家を追い出された妹のマギーを仕方なく自宅に居候させる。マギーは定職もなく自由奔放、やりたい放題。挙句の果てに、ローズの恋人と寝てしまう。それを目撃したローズは「出て行け!」と怒鳴りマギーを追い出す。行き場を失ったマギーは亡くなったと思っていた祖母エマを訪ねフロリダへ向かう。

子どもの頃はずっと一緒で仲のよかった姉妹。母は心の病気で事故死している。一流の弁護事務所で働くけど体型にコンプレックスを持つ姉。能天気で厄介者、文字を読むのが苦手な妹。大切なんだけど会えば喧嘩ばかりの大人になった二人が昔の自分達を取り戻す。
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| 見る:洋画(あ行) | 21:03 | comments(6) | trackbacks(4) |
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