忘れないと誓ったぼくがいた
平山 瑞穂
1人の少女を好きになってしまった高校生の男の子タカシの恋。タカシが好きになった少女あずさは目の前から突然消えてしまうだけでなく、人の記憶からも消えてしまう。どんどん短くなっていく存在する時間。僕だけは絶対に忘れない。
現実にはありえない世界の切ない恋。涙するような事はなかったのですが、素敵な空間を作り出していたと思いました。
自分だけは絶対に忘れないとノートにあずさと出合ったときの事を書き記し、朝目覚めるとすぐにそのノートを読むタカシ。あずさが消えてしまうのはなぜなのか、原因を突き止めようと一生懸命なタカシ。そんなタカシの行動が切ないです。
人の記憶から消えていってしまうのってどんな気持ちなんだろう?人は死んでも誰かの心の中に記憶として生き続ける。そんな記憶さえなくなってしまう、全く無の状態。
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