チルドレン
伊坂 幸太郎
陣内という青年の周りにいる人達が、陣内と一緒に巻き込まれた出来事を語る。
この本を読むのは2回目。1回目は確かブログを始める前2月頃読みました。殆どの本は図書館で借ます。地元と職場の2つの市で登録していて、読みたい本は二つの市で予約します。地域によっって(電車で10分ですが)熱意が違うのか、地元のほうがすぐに借りられます。でも、職場の市の方が本が沢山あります。「チルドレン」も同じ時期に予約したのに5ヶ月も差がありました。すぐに返却してもよかったんだけど、内容ちょっと忘れてるし、伊坂さん面白いし、で再読。
「バンク」は内容を覚えていたので今回は著者がちりばめていたヒントがよくわかりました。
「推理小説」を読んだときに「読者が自力で真犯人にたどり着けるよう手がかりを用意しておく」っていうのはこういう事なんだって思いました。私は自力で解決しようなんて全く思わないのですが。
陣内さん、不思議な人です。問題を起こしているようで、だけどきちっとかたがつく。嫌われているようで、好かれている。目が見えない永瀬に対して、おばさんが黙ってお金を握らせるのを見て「なんで永瀬だけなんだよ。ずるい」と言ったシーンは素敵でした。
駄洒落が沢山出てきます。「武藤だから無糖」とか。他の本にも沢山出ていて、駄洒落が好きな私にはたまらなかった。伊坂さん、いつもこんな事考えながら生活してるのかな?
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)