さよならの空
朱川 湊人
オゾンホールの拡大を食い止めるために開発されたウェアジゾン。だが、そのウェアジゾンを大気に散布する事により真っ赤な夕焼けがなくなってしまう。日本にウェアジゾンを散布する日、開発者のテレサはある目的の為に来日する。
夕焼けがなくなったら…そんな世界全く想像できない。空を見て過ごす楽しみがなくなっちゃう。世界中の「サンセットビーチ」はただの海岸になっちゃうじゃない!だけど、もし本当に日本の上空にオゾンホールが出来て、紫外線によって人体に悪影響が及んでしまうなら、自由に外出が出来なくなってしまうなら、夕焼けくらい仕方のない事なのかもしれない。これが現実の話だったら「最後の夕焼け」を私は誰とどこで見たいかなぁと考えてしまった。
ウェアジゾンを開発したテレサを始め小学生のトモル、トモルと同じアパートの住人伊達じいさん。その他の人達もみんな亡くしてしまった大切な人たちの記憶をひきずりながら暮している。なぜなんだろう?って思いながら読んでいたけど最後で納得。
何となく近い将来こんなことが起こってもおかしくないのかもしれないって思ってしまった。
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