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「クローバー」島本理生
クローバー
クローバー
島本 理生
JUGEMテーマ:読書


ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。冬冶も微妙に挙動不審な才女、雪村さんの捨て身アタックを受け…

二人で暮らす双子の男女の兄弟。そんな不思議な設定にどんな物語なんだろうって興味津々でした。「図書館革命」の後だったのでちょっと印象が薄くなっちゃたかな。
容姿はそれなりだけど、努力して男の子の心を掴み取る華子。そんな華子のいいなりの冬治。華子の事を好きだと、家に押しかけてくる熊のような体型の公務員熊野さん(本当の名前は細野なんだけど、華子も冬治も「熊野」と呼んでいる)邪険に扱いながらも、熊野の存在に心を落ち着かせている華子。なんだかとってもお似合いの二人でした。

冬治の大学の研究室にいる不思議ちゃん・雪村さんがあんまり好きになれなかった。眉はボサボサ。服装もヘンテコ。休学していたらしく年齢は上のようだが、少ない女子と交わることもなく淡々と真面目に暮らしている。そんな雪村さんは冬治の事がすきなのだが、一途で純真な子なのかと思ったらワガママ全開だったり。

島本さんがあとがきに「モラトリアムとその終わりの物語」と書いてます。そもそも「モラトリアム」って言葉の意味がピンと来ないんです。前に誰かに説明してもらったんだけどそれでも???wikipediaによると「社会に出て一人前の人間となる事を猶予されている状態。本来は、大人になるために必要で、社会的にも認められた猶予期間を指すが、日本では例えばニートのように社会的に認められた期間を徒過したにもかかわらず猶予を求める状態を指して用いられることが多い。」とあります。そんな時期にあんまり物事を考えずに、気持ちの赴くままに生きていたからピンとこないのかしら?将来は…とか就職どうしよう…とか考えたことなかったですから。

冬治は就職するか院に残るのか?と悩みます。一度は決めた自分の進む道だったけど、雪村さんのお父さんが倒れたことで又悩みます。悩んでいる冬治にお父さんが言う「他人を説得するためには、少なくとも、強い意志がなければはなしにならいよ」はなるほど…と納得です。

お父さん、ちゃらちゃらしているお母さんを見てみないふり。双子からはすごく情けないって評価だったんだけど、昔中学時代にお母さんが浮気していたこともしっていて「人間は人生の必要な時期に、必要な人間としか出会わないし、そこで色々と学びつくして一緒にいることの意味がなくなればとおざかっていくのは仕方ない。それは地面に生えている木が枝をのばして葉を付けて最後に落とすのと同じくらいに自然な事で、お父さんは一度もお母さんを束縛したり、引き止めたりしたことはないよ。」と。なんだか心に染みました。お父さん強い人だ。
| 本:さ行(島本理生) | 21:05 | comments(18) | trackbacks(10) |
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コメント
こんばんは。
「モラトリアムとその終わりの物語」わかります。
大学時代=モラトリアム期間だと思っていたので。
そのテーマならこの冬治の決断もわかります。
雪村さんはなんだかよくわからない子で私も好きになれませんでした。
双子のお父さんは最後格好よかったですね。
| りょう | 2007/12/12 8:48 PM |
りょうさん、こんばんは。
やっぱり「モラトリアム」の意味をちゃんとつかめない私がいけないんですよね。
どうしてなんだろう?頭がカタカナを受け付けないのかな?
双子から見たお父さん、存在感がなくて情けない人だったのにかっこよかったですよね。
| なな | 2007/12/12 11:40 PM |
同じ単語で意味がわからなかったので
ナナさんのレビューを読んで“そうだったのか”と
思いました!!
モラトリアムって普段使わないけど
たまに耳にしますよね〜
華子と冬治と熊野氏の掛け合いが好きでした。
なんかほのぼの。
ここんとこ、こうゆうやつがご無沙汰だったんで
嬉しかったです(>_<)
| 弥勒 | 2007/12/16 9:47 PM |
弥靭さん、こんばんは。
「モラトリアム」って時々聞く言葉ですよね。
そのたび、自分の中でちゃんと意味が理解できてなくて
困るんです。
これから冬治を思い出す事にします。
双子と熊野の会話よかったですよね。
って、熊野って呼ばれてたけど本当は細野だし…
| なな | 2007/12/17 11:52 PM |
こんばんは。

前半部分の双子たちは面白かったです。
だけど、後半の弟くんのお話はしんどかった。
一冊の本としての完成度に疑問を持ちました。

好きだった雪村さんですが、しんどい女になったのは残念。
個人的な好みですが。
| しんちゃん | 2007/12/26 11:06 PM |
しんちゃん、こんばんは。
私も前半部分、ワガママいっぱいの華子に振り回される冬治の物語の方が好きでした。
雪村さん、最後方で印象ガラリとかわりましたよね。
| なな | 2007/12/27 5:01 PM |
わたしも前半部分はけっこう好きでした。あのまま話が進んでくれたら、もっと評価が高かったかもです。今考えると、どの登場人物にもイマイチ感情移入しにくい感じだったかな?島本さんの作品を楽しめない自分がなんだか歯がゆいです。
| まみみ | 2008/01/03 4:37 PM |
まみみさん、こんばんは。
ね〜ね〜前半はよかったですよね。
確かに登場人物に感情移入しにくかったです。

島本さんの作品はすきなので、まぁこんな時にはさらりと流します。
| なな | 2008/01/04 10:27 PM |
こんにちは。TBさせていただきました。
お父さんの言葉はあまり登場しない分、心にずしっときますよね。
強くてかっこいいなぁと思いました。
華子はすっごくワガママで絶対友達にはしたくないけど、憎めないですよね。
冬治も何だかんだでいい奴だとおもいますし。
でも、1番好きなのは熊野さんだったりします^^
あんなに求愛されたら、私はころっといっちゃいますね。
| 苗坊 | 2008/01/13 11:48 AM |
苗坊さん、こんばんは。
お父さん、一本筋が通っていて強い人です。
華子のわがまま、冬治が優しかったからだと思います。
熊野さんのような人が現れてよかったです。
私も熊野さん、好きです。
| なな | 2008/01/13 9:06 PM |
こんばんは。
そういえば、すっかり忘れてましたけど、おとうさんも素敵なのでした。
双子と熊野(もう改名してほしい)の関係がいい感じで楽しく読めました。
| ちきちき | 2008/02/01 9:52 PM |
ちきちきさん、こんばんは。
お父さん、言うことがかっこよかった。
お母さんのことも大きな愛でつつんでました。
熊野さんはきっとお父さんのようになりますよ!
| なな | 2008/02/02 9:36 PM |
そういえば熊野さんって本名じゃなかったですね。
すっかり忘れて熊野さんだと思いこんでました。

双子のお父さんいいですよね。最初は存在感なかったのに、
最後は一番かっこいい!って思いました。
島本さんの作品に素敵な男の人が出てくると、
なぜだかほっとします。
| june | 2008/06/02 12:57 PM |
juneさん、こんばんは。
熊野さん、細野さんだったんですよね。
だけど完全に熊野さんでインプットされてます。
お父さん、かっこよかったです。
そういえば島本さんの物語に出てくる男の人って
ちょっとどうなのよ?って言うのが多いけど
お父さんは途中まで存在感薄かったのに
後半キラキラ光ってました。
| なな | 2008/06/02 9:22 PM |
こんばんは。
これは今まで読んだ島本さん作品の中で一番好きでした。

私も同じく雪村さんはイマイチ好きになれず・・・。そしてお父さんの言葉はなるほどーと思いました。すごい説得力ですよね。でも冬治の決断があれでよかったのかどうかはおおいに疑問ですが・・・
| masako | 2008/09/08 11:27 PM |
masakoさん、おはようございます。
この物語はDVが出てこなくてホッとしましたよね。
雪村さん、どこがいいんでしょうね。
冬治君、君はそれでいいのか?と聞きたくなります。
| なな | 2008/09/10 9:05 AM |
私は結構好きでした。
ちょっと?前まで、こういう作家さん苦手だったんですよ。大学時代の恋愛話を書かれるのって。分かりすぎるくらい分かるというか、かなり感情移入しちゃって、傷口に塩塗られるみたいに苦しくて。
でも、今はああ、そうだったな〜、分かるな〜って、懐かしく思える自分が嬉しかったり。(笑)
熊野と華子の掛け合いは面白かったですね。
| | 2009/03/19 10:27 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
大学時代、本当に悩む事無く生きていたらしい私。
きっと欲望の赴くままだったんでしょうね(笑)
この手の悩みに全然共感できないのです。
だから懐かしさはなじられないんだけど
だからこそ面白い部分もあります。

熊野と華子、笑えましたよね。お似合いです。
| なな | 2009/03/20 10:32 PM |
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