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「心臓と左手 座間味くんの推理」石持浅海
心臓と左手  座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)
心臓と左手 座間味くんの推理 (カッパ・ノベルス)
石持 浅海
JUGEMテーマ:読書


「月の扉」で探偵役を務めた座間味くんが、警視庁の大迫警視とお酒を酌み交わしながら、すでに終わった事件について話を聞き推理を行なう7つの短編。

「月の扉」を読んだのが今年の2月。座間味君は覚えてました。座間味って書いたTシャツを着ていたから座間味君。確か彼女(奥さん?)との沖縄旅行帰りにハイジャックにあった飛行機に乗り合わせ、あんな状況下で落ち着いて推理していた人です。

そのハイジャック事件の時に事件を担当した警視庁の大迫警視が新宿の書店で見覚えのある顔を見つけた。それが「座間味君」だった。一緒に食事でもと誘ったなじみの小料理屋で今関わっている事件について座間味くんに話すと、彼はあのハイジャック事件の時と同じように冷静に疑問点を突きつけ、解決したはずの事件の真相を解明するのです。

なんだかすごいです。最初にそれぞれの事件でしたいが発見された状況が書かれ、それから大迫警視が事件の背景について詳しく語ります。座間味くんはお酒を飲んで、美味しいものを食べながら、最後に警察が出した結論に反論していく。座間味くんの出す結論一つひとつにへぇ〜〜〜と感心する私でした。

最初の物語の時、奥さんは妊娠中で実家に帰り、子供が4歳になり…最後の章ではハイジャック事件から11年経ってます。大迫警視、新宿にある個室のあるおいしそうなレストランをたくさん知ってます。


「貧者の軍隊」
『現代の仕置人』『世直し人』と呼ばれている過激派「貧者の軍隊」のメンバーと思われる人物が交通事故で亡くなった。彼が友達と共同で借りていたマンションにメンバーが集まった次の朝踏み込んだ警察。一人だけ個室を持っていた、武器製造担当と思われていた高柳が鍵がかかった室内で死んでいた。

「心臓と左手」
ひっそりと活動していた新興宗教団体の教祖の家。それほど害がなかったので、近所の住人は距離を置いて生活していた。その家で事件が起きた。信者3人が乱闘の末死亡、教祖は左手を切断され腹部を開腹されて息絶えていた。教祖は末期癌に侵されていて、幹部4人に「自分の死後、この肉体の一部を食べなければいけない」と遺言を残していたらしい。3人は心臓の取り合いの末殺しあったようだ。残る1人はパワーのあった左手を貰えばいいと外出していた模様。

「罠の名前」
過激派組織「PW」の内部抗争。武闘派の芳賀が穏健派の野口弁護士を拉致したと野口弁護士の娘から連絡が入った。武闘派のアジトに踏み込んだ警察。芳賀は隣のマンションのベランダに飛び移ろうとするが失敗して落下。拉致されていた野口弁護士は芳賀が仕掛けたトラップにより、警察の目の前で亡くなった。

「水際で防ぐ」
過激な環境保護団体の組織で起きた殺人事件。外来種の危険・生物相の保護を目的とした環境保護団体「守る会」が違法改造したボートを使っていたので、お灸をすえる為に団体の主要メンバー・児玉の住居を開けさせた。そこで発見したのは頭をスパナで殴られ死亡していた隣の部屋に住む遠藤で、スパナには児玉の指紋がついていた。そして遠藤の側には外来種のカブトムシが…

「地下のビール工場」
貿易会社が外為法に違反した貿易をしているとの密告を受けて調査を始めた。社長人連絡が取れず、仕方なく社員と不動産屋立会いの下、社長宅を捜索したら、地下室で社長が自家製ビール醸造用の鍋に頭を突っ込んで死亡していた。事件の翌日、一緒に家宅捜索した女子社員が自殺し、自分が密告しそれが社長にばれて口論となり社長を殺したと書かれた遺書が発見された。

「沖縄心中」
沖縄薬科大学で助手をしていた女性とアメリカ兵が心中をしていたのが発見された。二人は女性がアメリカ軍の通訳として働いていたことがもとで知り合い付き合うようになた。テニスを通じて反戦団体のメンバーと知り合った二人。彼は時々反戦団体の会合に参加して意見を聞いていた。その彼がドイツに行く事になり、送別会が行われた時ちょっとした発言から、アメリカ兵はメンバーの一人を殴り、その人は電柱に頭をぶつけて死んでしまった。

「再開」
小学校6年生の玉木聖子は11年前に起こったハイジャック事件の人質だった。その時のことが原因でダメ人間になってしまった父親。従姉の勧めで沖縄にある全寮制の中高一貫校に進学する為見学に行った聖子は命の恩人に出会う。従姉は聖子の命の恩人のせいで聖子の父親はダメ人間になったと言う。
| 本:あ行(石持浅海) | 21:30 | comments(6) | trackbacks(4) |
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コメント
こんばんは。

座間味くんの鋭い指摘にはホント、へ〜〜、ほ〜〜ってなってしまいましたね。
そして大迫警視はものすごいいろいろ店知ってました。まめな人だ。
ごはんもおいしそうで、私もご一緒したくなりました。
| ちきちき | 2007/11/24 9:39 PM |
ちきちきさん、こんばんは。
座間味くん、すごいですよね。
大迫警視がわざわざ約束してまで会って食事したくなっちゃうのわかります。
大迫警視の携帯メモリーを覗き見したい。
| なな | 2007/11/25 8:33 PM |
こんばんは。
予想もつかないようなドラマが、座間味くんの口から語られていましたね。
料理が美味しそうで、今回もお腹が空きました。
空腹対策に、
読む前に食べておくか、読んでから食べるか悩みます(笑)。
| 藍色 | 2007/11/30 3:07 AM |
藍色さん、本当に予想できない展開の連続でした・。
お腹すきますよね。
私は読みながら食べちゃう!
| なな | 2007/11/30 9:20 PM |
こんばんは。
座間味くんの推理に、なるほど〜、とか、へぇ〜って思いながら読みました。
大迫警視がグルメ通だったのもちょっと意外(?)でした。
確かに携帯メモリーは見てみたいですね。




| mint | 2007/12/17 7:09 PM |
mintさん、こんばんは。
座間味くんの推理はうなるばかりですよね。
よくもそこまで考え付くな〜って。
個室がなくてもいいから、おいしそうな料理食べたいです。
| なな | 2007/12/18 12:15 AM |
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心臓と左手・座間味くんの推理 石持浅海
カバー・目次・扉デザインは泉沢光雄。初出「小説宝石」。連作短編集。 警視庁の大迫警視は通称「座間味くん」と書店で再会。数年前ハイジャック事件で子供を守り好感。食事に誘い解決済み事件の話をすると事件の姿を一変させる解釈が
| 粋な提案 | 2007/11/30 3:07 AM |
『月の扉』『心臓と左手』
今日読んだ本は、石持浅海さんの『月の扉』『心臓と左手 座間味くんの推理』です。
| いつか どこかで | 2007/12/17 7:02 PM |
【石持浅海】心臓と左手
 最近は読むたびにいまいちだなぁと思ってしまう石持浅海なのだが、『月の扉』の続編的な作品で2008年版このミス18位、などと聞くと、つい気になって読んでしまうのである。 カッパ・ノベルス 2007/10/15 2 刷発行  正直なところ、ハイジャックが起きて「座間
| higeruの大活字読書録 | 2008/02/09 2:20 PM |
心臓と左手 (石持 浅海 )
 座間味くんの推理。  過去の事件について、 警視庁の大迫警視が話し、 沖縄と、スキューバダイビングが好きで、 颯爽とした雰囲気のある、 座間味君が聞き役となって、 事件の真相を探っていきます。 大迫警視、座間味君、 二人の会話で 話は進行していきます。
| 花ごよみ | 2008/07/30 10:47 AM |