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「ししゃも」仙川環
ししゃも
ししゃも
仙川 環

商社で働いていたものの子会社へ出向させられたのを機に、実家である北海道の片田舎・三宅町に戻ってきた恭子。家に着いてみると父親が狭心症の発作で病院に運ばれたと言う。実家である自転車屋を手伝うことにした恭子だが、町全体を覆う活気のなささをあらためて痛感し、自分の未来を心配する。そんな時、近所の水産試験場を案内してもらった時に見かけた虹色のししゃも。これで町おこしが出来るとひらめいた恭子は開発した池野さんに話を持ちかけるが、池野さんは乗り気じゃない様子。それなら自分で…とOL時代に培ったノウハウで話を進めていくが…

なんで気になったのか忘れたのですが、読んでみたら面白かった。グイグイ引き込まれちゃいました。ししゃもが食べたい!
恭子の無鉄砲な強引さと、私はここでノンビリ埋もれていくみんなとはちがうという自負、町の人たちを下に見ているかのような高飛車な態度がちょっと腹立たしく感じます。「そんな風に上から物を言っても人はついてこない」と言うようなことを言う母親にも反発したりして。

だけど「紅色ししゃもで町おこし」という事に対する恭子の、商工労働環境化の野々宮の、水産試験所の所長・鈴木の、三宅町青年部の和夫の、そして町民それぞれの思惑や期待。異常なまでの盛り上がり。それに対して意義を唱えたいけど誰にも聞いてもらえない恭子の焦りなど。すごく興味深かったです。

そしてよそから来て紅色ししゃもを研究している池野さんの失踪。そこから話は加速度をつけて進んでいきます。池野さんの研究、使っていた溶液Aについて慌てて調べる水産試験所。池野さんと付き合っていた友人の美紀のため、紅色ししゃものために池野さんの消息や過去を調べる恭子。池野さんの失踪を知った町民の気持ちが一度はバラバラになりかけるが、それぞれ出来る事を精一杯しようとまとまって行く様子など、ラストはよかったんじゃないかなって思いました。

ただ、池野さんの失踪の秘密や正体については拍子抜け。

| 本:さ行(その他の作家) | 21:03 | comments(2) | trackbacks(1) |
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コメント
なんか、もう少し挫折とかあってもよかったのではないでしょうか?
ところで、このありがちな池野さんと美紀の成り行き。大人なんだから、そういうことはきちんとしてくれ、と思ってしまいます。まったく(苦笑)

| すの | 2007/11/29 8:25 PM |
すのさん、こんばんは。
なるほど、挫折がなかったから主人公は鼻持ちならない性格って印象が強まってしまったのかな。
池野さんと美紀。確かにオトナですもんね。
きちんとしてもらわなきゃですよね。
| なな | 2007/11/29 10:13 PM |
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「ししゃも」仙川環(2007)☆☆☆★★ ※[913]、国内、現代、小説、村おこし、ししゃも、負け犬 題名に期待して図書館に予約した。ふとネットを眺めるとあまり芳しい評判ではない。 読了。正直期待ハズレだった。「虹色ししゃも」という架空のししゃもに期待してい
| 図書館で本を借りよう!〜小説・物語〜 | 2007/11/29 8:22 PM |