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「王国〈その3〉ひみつの花園」よしもとばなな
王国〈その3〉ひみつの花園
王国〈その3〉ひみつの花園
よしもと ばなな


よしもとさんの「王国」その3です。ぽつん、ぽつんと出版される「王国」。調べてみたら「その1」が2002年8月。「その2」が2004年1月でした。「その3」が出るって知った時に、今までの内容を思い出そうと脳みそフル回転させました。覚えてたのは「山で祖母と薬草を売ってた。祖母はマルタ島に行ってしまい都会で暮す。弱視の占い師に出会う。占い師の恋人でマネージャーの男。伊豆でサボテンを育ててる男との恋愛。」ざっとこんな感じでした。「その3」を読んでみて、なかなかいい線いってたじゃないって自画自賛です。占い師が楓。楓の恋人は片岡さん。サボテンを育ててる恋人は真一郎くん。そして主人公の名前は雫石です。名前までは覚えてなかった。

今回のお話は恋人の真一郎くんとの別れです。真一郎くんが植物を育てようって決心した庭。それは亡くなった友人が残したすばらしい庭で、そこを管理してる友人の母親、昔真一郎くんが好きだった人。そしておばあちゃんから貰った翡翠の飾り、楓の元許婚に導かれるように訪れる台湾。そんなお話です。

それにしてもよしもとさんの書く文章って、どうしてこう、きっちりと「よしもとばなな」なんでしょう。多分、「この作家は誰だ?」ってクイズがあって、ほんの1段落書いてあるだけでもよしもとさんの文章だったら言い当てられる自信があります。いつも文章を読みながら、どこが「よしもとばなな」らしさなんだろう?って探してしまいます。「そういうことなのだ。」とか「それでも…」って文章がそれらしいのでは?と思いました。

失恋した雫石が「食べるという行為はものすごいエネルギーがいるということを、私は最近知った。」と言います。ひとりでいると食べなくても平気だし、食べると色々な事が思い出され、自分から何かがもれていくのがわかると。「食べる」事についてそんな風に考えた事がなかったので、すごく驚きました。そんな解釈もあるんだって。

失恋の痛手の部分がちょこっと長すぎたような気もしますが、そんなのは「まぁいいでしょう」って思えます。暫くぶりに殆ど内容を忘れた状態で読んでも、すんなりと物語に戻っていけて、なんとなく前の話の細かいところまで思い出せるのはよしもとさんのテクニックなのでしょうかね。「その4」は又忘れた頃に出るんでしょうね…
| 本:や行(よしもとばなな) | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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