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「漱石先生の事件簿 猫の巻」柳広司
漱石先生の事件簿 猫の巻 (ミステリーYA!)
漱石先生の事件簿 猫の巻 (ミステリーYA!)
柳 広司

夏目漱石の『吾輩は猫である』をモチーフに、中学生二年生の僕は実家の父が事業に失敗して、生活費も自分で工面しなければいけない日々。そんな時伺った英語の教師・漱石先生の家に書生として居候することになった探偵小説好きな僕。超変人の先生とその周りに集まるこれまた変わった人たちに振り回されながら6つの不思議な出来事を解決する。

最近、読む本の中に夏目漱石の本のタイトルが出てきます。「こころ」に「明暗」に「我輩は猫である」これは夏目漱石を読みなさいって本の神様が言ってるってことでしょうかね?ただ、柳さんがあとがきに「我輩は猫である」について「何しろこの小説、あまりに有名な書き出しのほかは、本の内容を覚えいている人が驚くほど少ない、という曰く付きの謎の小説なのです」と書いてます。そして「本書は漱石の『我輩は猫である』をもとに書かれてますが、もしかすると漱石を読んでいない人の方が、漱石の仕掛けに惑わされることなく、謎解きを楽しめるかもしれません」とあります。よかった、よかった。楽しみました。

面白いのは登場人物。すぐに癇癪を起こし、だれかれかまわず当り散らす。英語の先生なのに、俳句や謡が好きで、朝早くから後架でへたくそな謡を大声でがなりたてるのでついたあだ名が後架先生。何か事が起こると書生に頼み「だって君、この家の書生でしょ」と言うんです。そして三日とあけずにやってくる迷亭氏や寒月さん。スパイをしているお隣の車屋の奥さんなど。みんな笑えます。

イラストがかわいいんです。各章の猫がかわいい。漱石先生のボヤボヤした髭がかわいい。思わずプっと噴出しちゃいます。

其の一「我輩は猫でない?」
隣の車屋が「このぬすっとう!」と怒鳴り込んできた。どうやら先生の家で飼っている猫(名前はない)が車屋から一円五十銭も盗んだと言うのだ。騒ぎを聞きつけて周りに集まる人たち。すごい剣幕でまわり全部を「ぬすっとう!」と言う車屋に慌てて逃げる見物人達。

其の二「猫は踊る」
お正月、飼っている猫が先生の残した雑煮の餅を食べて踊った。十日ばかり経った頃、家の外から「ぎゃ」という声が聞こえた。その女の人は二弦琴のお師匠さんのところの下女で、そこの飼い猫と先生の猫が一緒にいるのを何度か見たことがある。

其の三「泥棒と鼻恋」
先生の家に泥棒が入った。盗まれたのはタバコに黒足袋、古毛布に山の芋一箱。調べていた巡査と入れ替わりにきたのが、以前書生をしていた多々良さん。近所の金持ち金田さんのところからビールのお届けを言付かってきたのだ。半月前に金田の奥さんが先生の所に寒月さんのことを聞きに来て、失礼な態度をとったのだった。

其の四「矯風演芸会」
寒月さんの紹介で家に来るようになった新しいお客さん・風月さん。風月さんが矯風演芸会をしようと持ちかける。

其の五「落雲館大戦争」
家に帰ると先生が「戦争だ!」とさわいでいる。どうやら隣の学校・落雲館で流行の運動・ベースボールをしていて、その球が先生の家の庭まで飛んできたようだ。高価な野球道具一式を送ったのはいったい誰?そして日に何度も球が飛んできたのに、急に野球をしなくなった学生達。

其の六「春風影裏に猫が家出する」
猫がいなくなったと先生が大騒ぎしている。
| 本:や行(その他の作家) | 17:59 | comments(5) | trackbacks(3) |
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コメント
ミステリーとして読むより
ほのぼの系の小説を読んでいる感じでした。
漱石先生と周りの変な人たちとの
やり取りが面白かったですね。
| す〜さん | 2007/10/12 10:21 PM |
ほのぼのと楽しいお話でした。
そしてこれ読んだあとに「吾輩は猫である」の本編読もうと思ってたのに、それを忘れてました……古典はどうしても敷居が高いです。
| まみみ | 2007/10/13 2:01 PM |
◇す〜さんへ

これも「ミステリーYA」なんですよね。
確かにミステリーというよりおかしな人たちの物語でした。
あの時代の世の中の様子も覗けて楽しかったです。

◇まみみさんへ

そうそう、「我輩は猫である」私もきっと読まないままに
忘れてしまうと思います。
夏目漱石の小説って言うと「学校の勉強」ってイメージが強いんでしょうね。
| なな | 2007/10/14 8:52 PM |
こんばんは。
私も『我輩は猫である』読まずにこちらを読んだので、あとがきで救われました。
みなさん感想で書いておられますが、ほのぼのとしたお話でよかったです。
今は読んだ直後なので、『我輩は猫である』も読んでみようかなと思ってますが、実際手に取る日は遠そうです。
| りょう | 2007/10/27 10:30 PM |
りょうさん、こんばんは。
そうなんです!「我輩は猫である」を読もうって思ってたのにもう2週間たってます。
きっとこのままなんだろうなぁ…って。
気になってはいるんですけどね。
| なな | 2007/10/29 6:43 PM |
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漱石先生の事件簿   〜柳 広司〜
訳あって英語の先生の家の書生となった僕。 その先生の家で起こるちょっとした事件を 僕が名探偵よろしく解決していく。 夏目漱石の『吾輩は猫である』をモチーフに 超変人の先生とその周りに集まる これまた変わった
| My Favorite Books | 2007/10/12 10:20 PM |
「漱石先生の事件簿 猫の巻」 柳広司
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| 今日何読んだ?どうだった?? | 2007/10/13 2:00 PM |
漱石先生の事件簿 猫の巻
内容説明 「吾輩は猫である」には、こんな謎が隠されていた! マイペースな人たちと名なしの猫が繰り広げるドタバタ喜劇。先生の家に居候する少年が語る6つの事件とは? 漱石の物語世界がよみがえる、連作ミステリー短編集。 本屋さんで見かけたときは一般文芸の棚
| ゆるゆる読書 | 2007/10/27 10:40 PM |