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「あなたの呼吸が止まるまで」島本理生
あなたの呼吸が止まるまで
あなたの呼吸が止まるまで
島本 理生

野宮朔は、舞踏家の父と暮らす12歳小学校6年生。母親は朔をおいて出て行った。大人に囲まれた世界で成長した朔。学校では世間の6年生より、いろいろなことを学んでいる。

最近の島本さんちょっと痛い物語が多いような気がして、タイトルを見てちょっとこわごわ読みました。やっぱり痛い。物語を語る口調が「…でした」「…います」と丁寧にゆっくりと語られる朔の気持ち。12歳にしたら大人びた印象を与えながらも、一生懸命さ、恋する淡い気持ち、母親に捨てられた心細さ、誰にもいえない秘密を抱えた辛さなどが読んでいて辛かったです。
朔の友人鹿山さんは強烈なキャラクター。おかしいと思った事には真っ直ぐに反応。そんな鹿島さんが好きなのか、利用しているのか自分でもわからない朔。クラスのちょっと気になる田島君。自分の胸の複雑な気持ちを「スキ」なんだと思ったり、田島君のちょっとした行動を見て「なんでもない」って思ったり。そんな小学生らしい一面もあります。が、ちょっとかわった家庭環境で育っている朔。“モスコミュールを知らない”金井さんのような普通の6年生とは絶対に気が合わないんだろうなぁ。

そして、佐倉さん!!!もう、最初からいや〜〜な感じがしてました。こんな事あってはいけないことです。相談する相手もいなくて、朔はよく頑張りました。過呼吸になって学校を休んだ朔。お父さんと二人でプラネタリウムを観に行きますが、その時に悩んでいる朔にお父さんが言う言葉「体の声に耳を傾けて、じっくり思考して、体にも心にも気持ちが良くて正しいと思えるものを選んで。いったん選んだら堂々として、それを信じてあげるんだ。そうしていれば大丈夫だから」が素敵。

朔が最後に佐倉に言った事「あなたがしたことは誰にも話さない、だけどいつか作家になってあなたのことだとわかるような物語を書く」辛いだろうけど、かっこいい決断です。
| 本:さ行(島本理生) | 19:17 | comments(18) | trackbacks(11) |
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コメント
こんにちわ。またおじゃましてます。
偶然ですが私もこの本昨日読み終わりました。
辛いお話でしたね。
朔ちゃんが頑張っているのが痛々しくって、佐倉がほんとに許せません。
お父さんは素敵だなと思う反面、実際父親だったらちょっと困るかもと思いました。
| りょう | 2007/10/08 5:14 PM |
りょうさん、こんばんは。
朔の孤独感、誰にも相談できずに一人で悩む姿
読んでいて本当に辛かったです。
お父さん、たしかにこんな父親だったら困るかも…
| なな | 2007/10/08 7:53 PM |
こんにちは。
母目線かと思ってたら…
朔の気持ちに寄り添って読まれたことが伝わってきました。
信頼していた人の裏切りに傷つく朔、痛々しくて辛かったです。
怒りの気持ちでいっぱいでした。
言葉で戦うことを決意した朔の勇気、素晴らしかったですね。
お父さんの言葉、素敵でした。
写し損なってたので、忘れたらまたうかがいますね。
| 藍色 | 2007/10/18 4:03 PM |
藍色さん、そういえば私「朔」目線で読んでました。
どうも自分の子供が男の子なので
男の子の物語は母親目線なんだけど
女の子が主人公だと主人公になっちゃうようです。
なんとまぁ、図々しい!
お父さんの言葉、本当に素晴らしいです。
自分中心のお父さんですけど、たまにはいいこと言うんだなって見直しました。
| なな | 2007/10/18 7:18 PM |
あれ?誰の目線で読んだのだろう。
第三者的な神の目線で読んだかも。
そういや島本さんの本はいつもそうかも。
だから楽な気持ちで読めるのかな。
初めて読む目線に気づきました。←遅い!
| しんちゃん | 2007/10/25 5:45 PM |
しんちゃん、読むときの視線によって
その本の印象ってかわってきますよね。
だからこそ、昔読んだ本も今読むと違うところから見ていて
違った印象になったりして。
島本さんの本はけっこう主人公になっちゃいます。
え?主人公、若いのに図々しいかしら(汗)
| なな | 2007/10/25 9:12 PM |
ななさん…ご無沙汰です。
コレどこ行ってもなんだか評判がいまひとつで…
ななさんの感想拝見してなんだかホッとしました。
引用部分もかぶってますが<(_ _)>…同じ同じ♪
朔には強く生きていって欲しいですねー。
島本さんイチ押し本を教えてください。
| ユミ | 2007/11/09 3:23 PM |
ユミさん、こんばんは。
ご無沙汰してます。
ユミさんのブログはちょくちょく覗いて
「やーん。食べたい!」とか思ってました。
あまり評判よくないんですか?あら。
いいですよね。
お父さんの言葉、すごく素直で素敵な言葉です。
島本さん、デビューからずっと追いかけてるんですけど
私はやっぱり「ナラタージュ」が好きです。
「ナラタージュ」以降は安心して読める気がします。
| なな | 2007/11/09 9:53 PM |
私もななさんが抜き出したお父さんのセリフ、すごくいいなって思って抜き出したんです!
娘が悩んだ時に、こんな風に言ってあげられたらいいなって思ったんですが、いざとなったら恥ずかしくて言えないかも・・。これを言えるお父さんすごいなって思いました。でももうちょっと、朔のことしっかり見てて欲しかった気がしますけど。
| | 2008/02/07 11:28 PM |
juneさん、そうなんです。
あの言葉は素敵なんだけど、もう少し朔の事を見ていてあげてもよかったんじゃないかなって思いました。
| なな | 2008/02/08 8:20 PM |
朔ちゃん、かわいそうでしたね。
一人で立ち直ろうとする姿がけなげでした。
| | 2008/02/10 8:49 PM |
花さん、こんばんは。
朔ちゃん、頑張り屋さんでした。
いつか壊れちゃうんじゃないかって心配しながら読んでました。
| なな | 2008/02/10 9:38 PM |
佐倉さんの親子関係に何があったのか気になったよ。
幼児性愛に行っちゃう原因がわかれば、そういうのも止められるものなのだろうか?
| ゆうき | 2008/02/24 6:05 PM |
ゆうき、これは辛い物語だったね。
朔ちゃんがかわいそうだったよ。
親の立場になってみると、そういう人がいなくなればいいのにって思うよね。
それと同時に、うちは男の子のだから
将来そんな風になりませんようにとも思ったわ。
| なな | 2008/02/24 7:47 PM |
こんばんは。
佐倉さん、私も最初からちょっと嫌な感じはしてたんですよね。内容を知らずに読み始めただけに後半の展開はショックも大きくて。でも朔が勇気を振り絞って立ち向かっていく姿に「がんばれ」と応援したい気持ちでいっぱいになりました。
| masako | 2008/03/06 10:18 PM |
masakoさん、こんばんは。
佐倉さん、イヤな予感はしてましたよね。
あぁ、やっぱりそうきたか!って。
朔の気持ちを考えるとやりきれませんよね。
ラストの前向きな朔、応援したくなりましたね。
| なな | 2008/03/07 7:05 PM |
こんばんわ。TBさせていただきました。
島本作品はどんな作品でも読みたい!
と思うのですが、今回の作品も重たかったですね〜。
主人公が12歳というのが新鮮でした。
子どもの部分もありますけど、朔は大人びていて、だから傷つけられてしまったのかとも思います。
淡い恋心を踏みにじるあの男はひどいです。
今までのダメ男の中で1番人として最低だと思いました。
| 苗坊 | 2008/05/28 10:04 PM |
苗坊さん、こんばんは。
私も島本さんの作品は絶対に読むって決めてます。
重い話が多いですけど、なぜか好きです。
朔ちゃんが語るていねいな言葉。
とても12歳とは思えないですよね。
これが小学生らしい語り口調だったら
ここまで色々感じなかったのかもしれませんね。
島本さん、ダメ男をよく描きますがたしかにワーストワンかもしれませんね。
| なな | 2008/05/29 7:42 PM |
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