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「青年のための読書クラブ」桜庭一樹
青年のための読書クラブ
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校庭の隅に忘れられたようにたたずむレンガ造りの建物。その3階にある「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の「クラブ誌」があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた。

不思議な雰囲気の物語でした。中学から女子校に通っていた私。確かに「王子様」はいました。ヴァレンタインデーにはケーキに手編みのセーターだとか、文化祭の後「一緒に写真撮ってください」とか、交換日記を下駄箱に…とかね。だけど、この聖マリアナ学園の生徒達に違和感感じっぱなしです。生徒会やら演劇部、写真部などがきっちりと役割を担っていて、毎年王子様を決める。恋愛に憧れつつも「現実の男には強い嫌悪感を抱いていた。彼らからはやはり、異臭がした」ですって。読書クラブの人たちにいたっては仲間同士では「ぼく」を自称し、女言葉はなし。あぁ、不思議。本当にお嬢様学校なのか???

物語は1968年から始まり過去に未来に、100年の時が過ぎます。一番好きだったのは第2章「聖マリアナ失踪事件」かな。ジプシーの予言がこういうことになろうとは…

登場人物のネーミングがすごいです。時雨さんだとか十五夜さん、永遠とかいて「とわ」さんとか。そういえば「赤朽葉家の伝説」もすごい名前オンパレードでした。桜庭さん、そういうのがお好きなのかしら。
第一話「烏丸紅子恋愛事件」
1968年。大阪から転校してきた烏丸紅子。大阪弁まるだしで異臭漂う紅子は学校のつまはじき者。そんな彼女を受け入れてくれたのが読書クラブ。部長のアザミは紅子を王子に仕立て上げる。

第二話「聖マリアナ失踪事件」
学校の創設者マリアナはある日突然失踪した。パリの修道院で暮らし、6歳年上の兄を時々訪ねる日々。1918年、パリのジプシーが占ったマリアナの未来。100年後に起こる出来事とは。

第三話「奇妙な旅人」
1989年、バブル全盛期に学園内で起きた権力闘争。一世を風靡した後、戦いに敗れ流浪の民となった扇子の娘達に扉を開いた読書クラブ。

第四話「一番星」
なんでも親友・凛子の言うとおりにする大人しい性格の十五夜。凛子に「ボーイフレンドができたのか?」と質問した後、突然軽音部でロックスターとして学園に一大センセーションを巻き起こす。バンド名は「ルビー・ザ・スター」歌うのは凛子への想い。

第五話「ハビトゥス&プラティーク」
2019年、読書クラブ最後の1人・永遠は、老朽化を理由に根城の赤煉瓦ビルを追い出されて途方に暮れていた。そして、彼女は学園中が先生に没収された携帯などを取り戻してくれる「ブーゲンビリアの君」の噂で持ちきりになっていたことを知る…。
| 本:さ行(桜庭一樹) | 21:19 | comments(13) | trackbacks(9) |
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コメント
こんにちは。
ネームが特徴があって印象的でしたね。
100年にわたる学園でのもうひとつの歴史、桜庭さんの独特の空気感にあふれていてとてもよかったです。
特に「烏丸紅子恋愛事件」が印象に残っています。
| らぶほん | 2007/09/20 2:19 PM |
名前は宝塚を意識したのかなあ、と思いました。
違うかな?
| しんちゃん | 2007/09/20 6:02 PM |
◇らぶほんさんへ

学園の始まるきっかけから100年間の裏の歴史。
すごく面白かったですね。
烏丸紅子はあの学園内では完全に男、そして外では普通に女。不思議でした。

◇しんちゃんへ

あぁ、宝塚。そんな感じですね!
| なな | 2007/09/20 7:07 PM |
こんばんは!
確かに桜庭さんの作品に登場する少女の名前には
特徴がありますね〜。
読者からすると、登場する少女たちの印象がより一層強まるような気がしてます。
そういえば「ぼく」と自称する少女が登場するということで、松村栄子さんの『ぼくはかぐや姫』という作品を思い浮かべました。
| エビノート | 2007/09/20 8:42 PM |
こんばんは〜。なんか同時期に同じ本を読んでたみたいですね。こういうのってなんでかちょっと嬉しかったりします^^
大学こそ女子ばかりでしたが、ここと女子中高の世界はまた別なんだろうな〜どんななんだろうな〜と思っていたので、興味深く読みました。なんだかどこかで本当にこんな学校ありそうですよね。
| まみみ | 2007/09/20 10:07 PM |
ななさん、こんばんは。
中学から女子校に通われていたんですね。
ずっと共学だったので、よくわからなくて
“違和感感じっぱなし”、になんとなくほっとしました。
“本当にお嬢様学校なのか???”、なのですね(笑)。
登場人物の独特のネーミングも含めて、
桜庭ワールド学園版、楽しめました。
| 藍色 | 2007/09/21 1:36 AM |
◇エビノートさんへ

そう、名前のインパクトが強くて、物語の独特な雰囲気がよりいっそう強まる気がします。
「僕はかぐや姫」未読ですが松村栄子さんといえば「雨にもまけず粗茶一服」の人ですよね。

◇まみみさんへ

同日アップだ!って私も嬉しく思ってたのに
コメントに残し忘れたのでした。
こんな女子校あったら覗いてみたいです。
入学はしたくないかも…

◇藍色さんへ

桜庭さんの本、まだ本当に少しか読んでいないんですけど
いつも独特な世界なんでしょうかね。
楽しみです。

| なな | 2007/09/21 10:03 PM |
私はお嬢様学校ではなくて質実剛健な女子高に通ってたんですが、何となくこの感じわかる気がしました。自分のことを「ぼく」って言ってる子もいたんですよ。田舎だから時間が止まってたのかなぁ・・。
名前は時雨とか棗とか素敵だなぁって思ったんですが、十五夜はちょっとすごいですよね。自分の名前が十五夜だったら複雑です。
| june | 2007/09/22 12:45 AM |
juneさん、私の学校もお嬢様学校ではありませんでした。
女子校って独特の雰囲気はありますよね。
男の人がいない分、ガサツかもしれません。

時雨ちゃんや棗ちゃんはかわいいかもしれないですね。
十五夜ちゃんはいじめられること間違いなし!です。
| なな | 2007/09/22 8:18 PM |
 こんばんは♪

 ななさんは女子校に通われてたんですね。
 やっぱり「王子」はいましたかー!(笑)

 第1章が一番好きでした。
 紅子がいたからかな(笑)
| miyukichi | 2007/10/09 11:54 PM |
miyukichiさん、こんばんは。
「王子」は何人もいましたよ〜
不思議な世界ですよね。
1章であの独特な世界にグググと引き込まれましたよね。
| なな | 2007/10/10 8:47 PM |
こんにちは。TBさせていただきました。
印象的な名前が多いですよね。
特徴的で、忘れないです。
女子高ですと、王子はいるんですね^^
私は共学でしたけど、この女性は女性にもてそうだなって人はいました。
桜庭作品は2冊目ですが、これからも読んでいきたいですね。
この独特の世界観は好きです。
| 苗坊 | 2007/12/09 1:31 PM |
苗坊さん、こんばんは。
名前、すごかったですね。
以前読んだ「赤朽葉家…」もすごい名前の人ばかりだったので、そんな作家さんなのかなって思ってます。
女子校、王子様いましたよ〜
| なな | 2007/12/09 10:10 PM |
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