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「映画篇」金城一紀
映画篇
映画篇
金城 一紀

面白かった!金城さんの映画に対する愛が詰まった物語。いったいいくつの映画が出てくるのかと思ったら96本だそうです。発刊記念限定公式サイト(9月30日まで。もったいない。ずっと続いてたらいいのに…)によると金城さんは年間300本もの映画を見るそうです。すごいなぁ。

5つの短編。タイトルは実際の映画のタイトルです。実際に見たことがあるのは「フランキーアンドジョニー」これはすごく地味な映画なのですが、大好き。ビデオを持っていて何度も観ている映画です。5つの物語は少しずつリンクしていて、8月31日に公会堂で上映される「ローマの休日」が全ての物語に関係してきます。どれもこれも素敵な話で、読んだ後ほのぼのしちゃいました。一番好きだったのは、涙あり笑いあり、今までの登場人物もチラリと見えてくる「愛の泉」です。

それにしてもどの物語にも出てくるフランスの映画。暇と時間を持て余してるお金持ちのマダムが貧乏で若い労働者階級の若い男と不倫をする。そんな内容の、何かの賞も取ってるらしい映画。実在するんでしょうか?本の中のこの映画を見た人たちみんなが面白くないって言ってるんだけど…

「ドラゴン怒りの鉄拳」の中でレンタルショップ店員が主人公に最初に進める映画「フライングハイ」が気になります。『真剣にくだらないコメディ映画』なんて書いてあります。近所のレンタルショップにあるらしい。借りてみようかしら。

「太陽がいっぱい」
僕のデビュー小説の映画化が決まり、撮影現場を訪れた時に駆け寄ってきた女の人。彼女は僕の本名を呼び、自分は「永花(ヨンファ)」だと名乗った。久しぶりに出合った小学生の頃の同級生。訪ね損ねた「龍一(リョンイル)は?」の質問。龍一はとは中学時代数え切れないくらいたくさんの映画を一緒に観た。

「ドラゴン怒りの鉄拳」
買い物から帰ってきたら連れ合いが寝室で自殺していた。引きこもりの生活が続いた後、電話のジャックを入れたらかかってきたレンタルショップからの電話。どうやら自殺する前に夫がビデオを借りていたらしい。返しに行ったショップで店員が無料で貸してくれた映画に随分久しぶりに心の底から笑った私。それから店員のお薦め映画を観る日々が続いた。

「恋のためらい/フランキーとジョニー もしくはトゥルーロマンス」
隣の席の石岡と最初に交わした言葉は「一番好きな映画ってなに?」だった。そのまま夏休みに入り、8月31日石岡から電話がかかってきて映画を一緒に見た。そして打ち明けられた石岡のとんでもない計画。

「ペイルライダー」
夏休み最後の日、今日も僕は自由研究「映画ランキングベスト50」の為にレンタルビデオ屋にDVDを借りに行く。店を出たところでクラスのいじめっ子に囲まれた時、大きなバイクに乗ったパンチパーマのおばちゃんに助けられた。おばちゃんは何やら決心してこの町に来たらしい。

「愛の泉」
おじいちゃんが亡くなって、おばあちゃんの「だいじょうぶオーラ」も消えてしまった。僕、大学4年で鳥越家のゴットファーザー(マザー?)の貫禄十分の律子ねえちゃん、僕と同い年でフリーターのかおる、高校生で大人しいリカ、リカの妹でバカのケン坊の孫5人ははなんとかしなきゃと思っている。かおるの提案でおばあちゃんとおじいちゃん、思い出の映画「ローマの休日」をおばあちゃんに見せてあげることになり、僕はプロデューサーを頼まれた。
| 本:か行(金城一紀) | 21:36 | comments(23) | trackbacks(16) |
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コメント
映画への愛情が詰まった作品でしたね!
読んでいると、無性に映画を観たくなってしまいました。
ななさんの書かれているフランス映画は私も気になってました。
本当に面白くないのか…挑戦してみたいです。
すぐに寝ちゃいそうだけど(^_^;)
実在するんでしょうかね?
| エビノート | 2007/09/08 10:26 PM |
ななさん、こんばんは。
久しぶりに読む金城さん。
映画への深い愛情が伝わってきましたね。
金城さんって年間300本も映画を見てるんですか?。
すごいです!。私の学生時代でも勝てません…。
同じく、フランス映画、気になります。
たぶん実在するとは思います。
すべてに出てきて、こだわってるのに
タイトルを出さないのは…武士の情けなのでしょうか?(笑)。
きっと、その公式サイトでは触れられていないのですね。

『博士の本棚』少し早くて8月16日に記事アップしています。
お手すきでしたら…。
| 藍色 | 2007/09/09 12:56 AM |
「対話篇」とのリンクに気づきました?
危うく見落としそうになりました。
危なかったー!
| しんちゃん | 2007/09/09 5:01 PM |
◇エビノートさんへ

映画見たくなりますよね。
ここに出てくるフランス映画、あるんでしょうかね?
元々フランス映画のよさを理解できない私。
絶対に寝てしまうでしょう。

◇藍色さんへ

そうだ、藍色さんは映画たくさん見ていらっしゃるんですよね。
実在するんでしょうかね。
公式サイト、隅から隅まで見たら出てくるのかな。
だけど「つまらない」ってみんなが言うんですから…

◇しんちゃんへ

え???え???
リンク全然気がつかなかった(涙)
どこなんだろう…ぐっすん。
| なな | 2007/09/09 7:39 PM |
ななさん、こんばんは。
96本もの映画が出てきていたんですね。
金城さんの映画への愛情がたっぷり詰まった本でした。
「愛の泉」はじんわりくる泣き笑いがよかったですね。
「フライングハイ」も気になります。
果たして笑えるんでしょうか。
| 雪芽 | 2007/09/09 10:13 PM |
こんばんは。
すごい良かったですね!
映画をあんまり見ない私が、こんなに映画が見たくなるなんて!!
96本かあ。
96冊の本ならなんとか、って思うんですけど。

久々に映画館でってのもいいかもしれません。
| ちきちき | 2007/09/09 10:57 PM |
◇雪芽さんへ

雪芽さん、こんばんは。
96本の映画って書いてありました。
私がみたことあるのはほんの少し。
金城さんはタイトルを見たら内容も覚えているんでしょうね。
「フライングハイ」レンタルショップで探したんです。
すごく古い映画でちょっと借りるのためらっちゃいました(汗)

◇ちきちきさんへ

こんばんは。
すごく良かったです。
読んだ後、うわ〜〜って(って全然説明できていない)
出てくる映画見たくなりますよね。
私、昔は栄がよく見ていたんですけど
最近は本を読むほうが多くなりました。
| なな | 2007/09/11 7:02 PM |
すごく心の中がほっかりする内容でした。
そんな中、『ペイルライダー』はすごかったですけど、
一番のお気に入りな作品です。
最後のオチはすぐ分かったけど、
それでも十分温かかったですね〜。
| す〜さん | 2007/09/11 9:27 PM |
す〜さん、こんばんは。
「ペイルライダー」のおばちゃん、パンチパーマで小太り、かっこ悪いけどかっこいい。
バイクに彫ったイニシャルと数字、最後まで読んでから、あぁそういうことだったのか…って。
| なな | 2007/09/12 8:53 PM |
ナナさん☆こんばんは
先日ある講習会で、講師の方が「考えるのではなく感じるのだ!とブルース・リーが言っていた」と話されたのにはビックリしてしまいました。
そういう一言って心に残るんですね。
この本の中に、そういう思い出がいっぱい詰まってましたね。
| Roko | 2007/10/09 9:52 PM |
Rokoさん、おはようございます。

ブルース・リーの「考えるのではなく感じるのだ!」って
金城さんのほかの本にも出てきますよね。
すごく印象的な言葉です。
確かに映画を見終わった後、その中のセリフがいつまでも心に残ることがあります。
本を読むと一つのシーンが頭の中にいつまでも残っていたり。
この本もそういうシーンがいっぱい詰まってましたね。
| なな | 2007/10/10 9:43 AM |
映画への愛情にあふれた珠玉の作品。
個人的にめいっぱいやられまくり、もしかしたら今年のベスト・ワンではないかと思っています。
easy come easy go.とても素敵な言葉ですね。
| すの | 2007/11/05 5:48 PM |
すのさん、こんばんは。
すのさんがベタ褒めなんて珍しい。
これは貴重な本ですよ。
| なな | 2007/11/05 8:55 PM |
そうですねぇ。主観的に評することはあまり潔いと思ってないのですが、やられちゃうとダメですねぇ。
こんな素敵な映画譚に出会うと、いい時代の映画を好きでよかったぁ!と思うのですよ。
いまどきの映画は疎いけど、古きよき時代の映画を教えてくれた父に感謝、です。
| すの | 2007/11/05 11:13 PM |
すのさん、いいんです。
自分がいい!って思ったものはテンション高めで伝えていかないと!
本当にいい物語でしたもの。
お父様が映画好きなんですね。
なんだかそういうのって羨ましいです。
| なな | 2007/11/06 10:08 PM |
こんばんわ^^
き、96本も登場したんですか。それは気付かなかったです。
読んだ後に、出てくる映画をリストアップして観ようと思ったんですが、そう簡単には行きませんね^^;
私は観た事の在る映画はありませんでした。
金城さんは年間300本も映画を観るんですね。凄いです。
私も本と映画をそれくらい堪能したいなぁ。
| 苗坊 | 2007/11/18 12:19 AM |
苗坊さん、こんばんは。
映画、私も数えてなかったのですが96本はすごいですよね。
気になるけど、公式サイトでは6名の方々で手分けしてみていたようです。
一人でなんて無理そうですよね。
本と映画、堪能したいですね。
もっと時間があったらいいのに。
私は本と映画で年間300いくかな…って感じです。
| なな | 2007/11/18 8:43 PM |
ななさん、こんばんは。
ようやく読む事ができました。
すごくよかったです。
私も「愛の泉」が一番ですね。
それにしても96本も出てきてたんですね。
ほとんど見たことない映画ばっかりだったので、ちょっとずつでも見ていこうかなと思いました。
年間300本…金城さん恐るべしですね。
| りょう | 2007/11/27 9:18 PM |
りょうさん、こんにちは。
一つずつ、そして全体の流れ、どちらも素晴らしかった。
「愛の泉」でみんなの気持ちが一つにって感じでした。
年間300本はすごいことです。
だって1日1本としても6日に5日は見てるって事ですから!
| なな | 2007/11/28 12:49 PM |
新年の挨拶をするには、遅いのですが、今年もよろしくお願いします。
「ローマの休日」を上映しようとする孫たちのお話が好きでした。
金城さんって映画が好きなんですね。
年間300本とはすごい!
私は最近は映画を見るようになったとはいえ、ほとんど知らない作品です。
| | 2008/01/10 11:21 PM |
花さん、こんばんは。
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いします。
最後の話いいですよね。
私も大好きです。

私も最近映画をよく見ていて、去年は69本でした。
300本って絶対に無理です。
| なな | 2008/01/10 11:43 PM |
読んだよー!
良かったー。
映画見たくなった!

そしてななちゃんと同じように、何度も出てくるフランス映画が気になったよ。
| ゆうき | 2008/02/06 3:17 PM |
ゆうき、よかったでしょ。
映画はいいよね。
フランス映画、たとえ元になるものがあったとしても
これだけ言ってたら名前は内緒にしておかなきゃだよね。
| なな | 2008/02/06 10:14 PM |
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