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「がらくた」江國香織
がらくた
がらくた
江國 香織

物語は、プーケットの波打ち際から始まる。柊子(しゅうこ)は45歳、愛する夫を東京に残し、もうすぐ75歳になる母と旅をしている。ミミは15歳の高校生で父との二人旅。旅先で彼女たちは出会い、帰国後、ミミは柊子の母、桐子さんの家を訪れる。柊子とミミと桐子さん。年齢の離れた3人の女性の、不思議な関係がぎこちなく始まる。

江国さんの物語が好きです。なんとなく壊れちゃってる女の人たちに心惹かれるんです。「きらきらひかる」の笑子。「冷静と情熱のあいだ」のあおい。何かに取り付かれていたり、何かがかけてたり、いつも途方に暮れている…そんな印象の主人公達。

今回の柊子も私が惹かれる女の人でした。夫に出会うまで母親と旅行に行くその瞬間から夫を恋しいと思う。夫に恋人達がいることは世の中にごきぶりがいるのと同じくらいに避けられない。昔、夫から言われた悲しい話を思い出しながら幸福そうな顔をする。「幸福な話じゃなくても、幸福な想い出だわ。あなたとしたことは全部、私にとっては幸福な思い出なっちゃうのよ。」という柊子。誰かと恋に落ちて、誰かの所有物になるって嬉しくて、そして辛い事。そんな事を考えました。

柊子が夫と一緒にバーに行った時に、夫に頼んでもらうお酒「アマレット」私が大好きだったお酒です。子供がいない夫婦…なんだかすごく自由で、自由だからこそ縛りつけあっていて、羨ましいなって思っちゃいました。

柊子は美術関係の翻訳を仕事としている。夫の全てを心から愛している。母、桐子は子どもの頃から何不自由なく生活する、恵まれた環境にいる。母との贅沢な旅行。ただひたすら何もしない日々。

そんな旅行中に見かけた若い女の子。その女のこのことがとても気になる柊子。

父親と二人で旅していたその子、美海は高校1年生。友達とつるむのは大嫌い。いつもイヤホンで音楽を聴いて周りをシャットアウト。父親と母親は離婚している。母親は恋をしている時としていない時の差が激しい。父の知り合い亘君がなんとなく気になる。

旅先でであった柊子、桐子と美海。日本に帰ってからも美海が桐子の家を訪ねたり、桐子の誕生会に呼んでもらったり、柊子の夫にも紹介してもらったり。果物はジャムして濃いままいつまでも取っておくのがいいと思う柊子と生が好きだ思う美海。

なんだか今日は感想を書いてない。「がらくた」を読んで私の心に残った登場人物の印象だなぁ。
| 本:あ行(江国香織) | 22:27 | comments(8) | trackbacks(7) |
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コメント
ななさん、こんにちは。
同じ日の記事アップだったんですね。うれしいです。
私も感想、書きにくかったです。
所有物になって縛りつけあうのがうれしくて、そしてつらい恋…。
こんなに深く激しい恋って経験したことなくて、うらやましい反面、ショックもありました。
でも本当に本当に好きな人だったら、受け入れられてしまうかもですね。

「きみはポラリス」6月11日にアップしています。お手すきでしたら…。
| 藍色 | 2007/06/21 4:27 PM |
藍色さん、こんばんは。

同じ日だったんですね。わーい。

本当に好きな人だったら、なんでも受け入れられるとは思うんです。だけど他の人との浮気まで望まれるんですよ。すごい事です。
でも柊子のように生きてみたいものです。
| なな | 2007/06/21 10:48 PM |
自分とは無縁の世界に浸れて、とても幸せな気分になりました。
いいんです、不倫でも。江國さんの作品ならば!!(笑)
| ゆう | 2007/08/03 10:02 PM |
ゆうさん、こんばんは。

そうですよね。周りで子供が騒ぐ部屋の中で
静かで情熱的な世界を読む。幸せな事です。
実世界と全くかけ離れた世界での「不倫」なので
ちっとも嫌悪感を感じませんよね。
いいなぁ〜ってため息ついてみたりして(笑)
| なな | 2007/08/04 8:21 PM |
ああ、無縁の世界と割り切って読むとよかったのか…!!
こちらのコメントを読んで楽しみ方を知りました(遅)。
感想書くのが難しかったです。とりあえず柊子さんの夫みたいな人は女の敵だと思いました。って子供のような感想ですね(笑)
| まみみ | 2007/09/05 12:09 AM |
まみみさん、こんばんは。
そうです。こんな生活、こんな結婚、こんな恋愛
絶対にありえない。
だからこそ「いいなぁ〜」ってため息なんです。

私は柊子さんの夫見たいな人と結婚したかったな。
やっぱりいつまでも相手の事は好きでいたいですからね。
浮気はしても柊子さんは愛されている気がします。
| なな | 2007/09/05 9:57 PM |
江國さんの書く女性の恋愛の心理って、ちょっと私には理解できないのですが、決して柊子も好きではないけど、でもほんの少しの憧れもあります。面倒くさい恋愛、結婚生活なはずなのに、なんだか幸せそうで。
これはあまり拒絶感がなかった方かな。

たまにどうしても好きになれない許せない夫婦が出てくるんですよね、江國さんのって。(苦笑)
| じゃじゃまま | 2007/10/22 11:56 PM |
じゃじゃまさん、こんばんは。
そうですね。江国さんの描く女性の恋愛心理
ちょっと理解できないです。
だからこそ憧れてしまう私です。
だって私の住む世界には全く無いものなんだもの。

| なな | 2007/10/23 10:11 PM |
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がらくた 江國香織
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