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「天国のスープ」松田美智子
事故で愛する息子を失い、妻とも離婚することになったコックの亮介と、亡くなった姉がおいしかったと言い残したスープを探し求めるOLの結子。1杯のスープによってもう一度幸せを掴もうとする二人の物語。

岡本亮介、30代後半のシェフ。2年前、一人息子を不慮の事故で失って以来、妻の美樹との間がうまくいかなくなり、離婚。現在は「スープの店」というスープをメインにした店でオーナーシェフのアシスタントを務めている。杉村結子、20代半ばの独身で特許事務所勤め。母の為、一度話に聞いただけのスープを探して、少ない給料をやり繰りしながらあちこちの店を食べて回っている。そんな二人が交互に語ります。

息子をそして妻をなくした亮介。姉をなくし、母を失いかけている結子。物語の初めにとあるレストランですれ違う二人が1杯のスープによって関わりあい、幸せをつかみます。物語の繋がりが、ちょっと出来すぎなのでは??って気持ちになりましたが、読んだ後ほんわかしました。

「スープの店」のオーナーシェフの言葉「スープは、食物の栄養を最も吸収しやすい形で取り入れることができる料理だ。消化力が弱い老人にも子供にも、病人にも負担をかけることなく食べてもらえる。最高の栄養食であり、美食にもなるんだ」」は納得です。出てくるスープのおいしそうな事!読んでいたのが標高1700メートルの寒い場所だったので、美味しいスープが飲みたくなりました。

それともう一つ、結子の姉はネイリスト(って言うんでしょうか?)でした。妹の結子もコックの亮介も磨き方を教わっていて、丁寧に爪の手入れをします。それがなんだかとても素敵な時間でした。

スープとネイル。時間をかけて丁寧に向き合えばそれだけ自分に返ってくる。そんな感じがしました。そんな生活してみたい。
| 本:ま行(その他の作家) | 20:55 | comments(2) | trackbacks(2) |
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コメント
いい話なのですが、主人公ふたりの状況ではけっこうイタイことが多くて、いい(?)本でした。

しかも障害をもったお姉さんが自立した女性だったのも、結子が必死になる理由に加味されている気がします。母のためだけではないような感じを受けました。

本当に時間をかけて丁寧にいろんなことに向き合いたい、と思わせてくれますね。
| かつき | 2007/05/08 1:03 PM |
かつきさん、こんばんは。

お姉さんの存在は大きかったですね。
障害を持ったお姉さんは自立していたのに
そのお姉さんの障害に引きずられていた母と結子。
スープを飲んだ二人の涙、なんともいえなかったです。
| なな | 2007/05/08 9:59 PM |
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『天国のスープ』 松田美智子
特許事務所に勤める杉村結子は薄給のなかから工面して東京都内のレストラン巡りをしています。姉が言い残した「幻のスープ」を探して。一方、料理人の岡本亮介は離婚の痛みを引きずったままレストラン「スープの店」に勤めています。ただ唯一、ここの親父さんの腕がいい
| 猛読醉書 | 2007/05/08 1:03 PM |
松田美智子 「天国のスープ」
障害を持った姉が死ぬ前に伝えたスープの店を探し出すOL。息子の死が原因で、妻と離婚した料理人。この二人の縁が、他の人も幸福にする過程は読んでいて、とても心地良かったです。 著者 松田美
| ゼロから | 2010/09/25 5:31 PM |