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「桜川ピクニック」川端裕人
桜川ピクニック
桜川ピクニック
川端 裕人


共働き、子供を保育園に預ける父親達のいろんな気持ちを描いた6つの短編集。

共働きのお父さんの喜びと悩みが描かれてました。在宅で仕事をしていたり、育児休暇を取ったり、希望して忙しくない部署に移動したりしながら、奥さんと育児を分担する父親達。同じように子供に接しているはずなのに、子供は「お母さん」と泣きます。せつない。鳩尾が熱くなったり、拳をぐっと握ったり、月に向かって吠えたくなったり…育児するお父さんは大変そうです。私の場合、夫は「子供が小さいうちは母親(もしくは父親のどちらか片方)は家にいて子供の世話をするものだ」って考えなので、共働きなんて考えられません。パートで働いてはいますが、それも薬剤師としての知識を忘れない為。「パート代は自分のためだけに使っていいけど、俺は手助けはしない」といわれてますので、こうやって共働きで日々育児に参加するお父さんの心の動きには興味津々でした。

お父さんがメインの物語なので、お母さんの影が薄い。そこら辺がちょっと気になりました。もし、夫にこの本を読ませたら、きっとお母さん達の無責任さに怒り出すだろうなぁって思いました。私はやりがいのある仕事を一生続けていく、そのために一生懸命がんばる女の人ってすごいって思います。私は今の自分の仕事にそこまでやりがいを感じていないから。

子供が小さくて常にそばにいる状態って「今だけ」なんだって。時々この本に出てくるお父さん達のように月に向かって吠えたくなったりもしますが(笑)適当にガス抜きしながら「今だけ」を楽しむことにします。


子供が親と一緒にいるのは「今のうちだけ」なんですよね。
「青のウルトラマン」
終電間際の桜川駅。久しぶりの飲み会の帰りにウルトラマンの靴を見つけた恵。靴の持ち主の小さな男の子は帰宅の遅い母親を駅の近くで待っているらしい。子供を見つけて叱る母親。その子は息子と同じ保育園に通うことを知った恵。

最初からなんだか理解できないお母さんが登場。ちょっと戸惑いました。

「前線」
育児ノイローゼの妻に代わり育児休暇を取った慎二。報道カメラマンの慎二は最近戦地で怪我をした。戦地でであった少女。電車の中の女子高生。そしてスリングの中で微笑む娘。

慎二の妻も理解不能。なぜ心のバランスを崩して一人実家に帰るのかな…

「うんてんしんとだっこひめ」
妻が妊娠中毒症で出産までの3週間入院することになった。二歳半になる長男・大地は母親を恋しがり「うんてんしんでだっこひめ」が欲しいという。「うんてんしん」と「だっこひめ」が何かわからないままに買ってあげると約束してしまった治。

子供の言葉っていつもそばにいる人じゃないと理解できないんですよね。なんだか懐かしい気持ちになりました。

「夜明け前」
保育園のパパ交流会を開いた誠と治。二人だけの飲み会になるかと思ったら途中からパラパラ集まり始めたほかの父親達。子供はかわいいしなついてはいるが、最後には母親を恋しがる。働く妻には理解を示しているつもりだが、なぜか時々抑えきれない衝動に駆られる。

男の人っていつまでも男なんだなぁ。がんばって欲しいものです。

「おしり関係」
三歳になったリカがお兄ちゃんとパパのおちんちんをみて「リカにはいつ生えてくるの?」と質問した。難しい問題だ。元パンクだった恵はおしりの歌を作ってリカの気持ちをおしりの方にそらそうとした。その矢先痔ろうだということが発覚した恵。

痔ろうになった恵に医者は「交通事故にあったようなもの」って言うのにはちょっと驚きました。やだ!そんな事故にあいたくないです。

「親水公園ピクニック」
保育園の仲間とやってきた春の公園。なのになぜかぱっとしない誠。先日、上司に呼ばれ「そろそろ復帰してもいい頃では?」と部署移動の話をされたのだ。
| 本:か行(川端裕人) | 21:54 | comments(5) | trackbacks(5) |
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コメント
育児に携わるお父さんの奮闘が伝わってくる作品でしたね。
子育てって、大変なんだろうなぁ〜
と想像しか出来ないんですけど、
それ以上に成長する子どもに関われる喜びって
かけがえのないものなんだろうなぁと思います。

「おしり関係」がとっても面白くてスキでした。
おしりの歌、笑えちゃうけれど真理ですよね!
| エビノート | 2007/05/09 8:36 PM |
月に吠えるパパたちに、
「がんばって欲しいものです」なんて、
ななさんなんて心が広いんでしょう!
あぁでも確かに私も月に向かって吠えたくなる時はあります。

私としては、1話目と2話目のお母さんがひどいというか、
きっとそこまで追いつめられる事情があったに違いない
って思いたいです。その辺書いてありませんでしたけど。
| june | 2007/05/09 9:45 PM |
◇エビノートさん

お父さん達、がんばっていましたね。
子育て、大変です。
毎日が忍耐で毎日が幸せ。
そんな事の連続です。

「おしり関係」の歌、いいですよね。
シモの話は親としては避けて通りたい道ですが
小さい子は真剣なんですよね。


◇juneさん

月に吠えるお父さん達に自分の夫を重ねてみたりして…
外見もだんだんとおじさんになってるのに
一生懸命がんばろうとする姿、なんだか哀れとさえ思います。

1話目と2話目のお母さん達はもう少しちゃんと書いてほしかったですね。
| なな | 2007/05/09 11:06 PM |
ななさん、こんばんは。
子育てに奮闘するお父さんたち、
悲喜こもごもでしたね。
適当にガス抜きしながら「今だけ」を楽しむ…
あぁ、いい姿勢ですね。
見習って私も日常にガス抜きと楽しさ
見つけなくっちゃです。
ところで楽しかった「おしり関係」で出てきた
ノリノリのスカ・ビートのスカってご存知ですか?。
| 藍色 | 2007/05/10 2:26 AM |
藍色さん、こんばんは。

こうやって育児に参加するお父さんって
まだまだ少数派ですよね。

スカ・ビートは音楽のジャンルみたいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB
ここに詳しく載ってました。
| なな | 2007/05/10 9:29 PM |
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