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「お縫い子テルミー」栗田有起
お縫い子テルミー
お縫い子テルミー
栗田 有起

「お縫い子テルミー」
祖母、母親と居候生活をしていた南の島から出てきたテルミー。歌舞伎町のキャバレーで出会った歌手シナイちゃんに恋をし、シナイちゃんの家に居候させてもらい、彼への押さえ切れない思いから服を縫う。そして彼の元を去る。

「一針入魂お縫い子テルミー」と書いた名刺をもって流しの仕立て屋をしているテルミー。凄い発想です。祖母から受け継がれた「家訓」を支えに、自分のシナイちゃんに対する気持ちを冷静に分析。南の島で居候生活しているときから夜自分の布団に入ってくる家主を拒む事もせず、人生あるがままを受け入れる。初めて読んだ作家さんなんですが、よしもとばななさん風だなぁと思いました。

「ABARE・DAICO」
五年生の小松誠二。父と母は別居中で仕事をしている母のかわりに家事をするしっかりもの。親友の水尾和良(オッチン)は何でも知っていて僕の憧れ。いつかオッチンに「すごい」って言わせて見たい。夏休み、無くしてしまった体操着を自分で買う為に「留守番」のアルバイトを思いつき、スーパーの掲示板に張り紙を出す。

「お縫い子テルミー」より面白かった。きっちり家事をこなし、けなげに家の経済状態まで心配する。警察が来て自分が下着泥棒の疑いをかけられた時にも、何も言わず一人で悩んでいる姿がいとおしい。ABARE・DAICOがユニット名でピンポンダッシュならぬ、ピンポンう○こをするというあたりは大好き。ニヤニヤしながら読みました。そしてラストは少し大人になってズバっと父親に意見して、かっこよかった。すがすがしい物語。そして母親の子育てに「力抜きすぎ」の態度が笑えます。1ヶ月に一度Mサイズの卵が特売の日に、子供に学校休ませて4回もスーパーに通わせる。職場から海外の通販カタログZ(しかも前シーズンのもの)をもらって来て眺めるのが趣味。私もこんないい加減な母になって、誠二のような子の作る料理を食べたい。うちの子達には無理かな…
| 本:か行(栗田有起) | 10:36 | comments(0) | trackbacks(2) |
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栗田有起【お縫い子テルミー】
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