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「夏の力道山」夏石鈴子
夏の力道山
夏の力道山
夏石 鈴子

豊子・41歳。甲斐性なしの夫の妻であり二人の保育園に通う子供の母親。主婦をしながら、編集プロダクションで働き家計を支える豊子・41歳の日常。

なんだか細かいところが頷けるし面白い。夫が言う言葉にカチンときても「主婦の公式見解」として夫を立てるようなことを言う。マッサージ師の先生がいう「結局はお金と愛とセックスのうち、2つがあればうまくいく。」職場の社長であり友人の緑が言う「仕事は芸だから」職場の27歳の女の子と喫茶店に入って「何喋ろうか迷った時に考える「若くていいわねえ」なんて言っては、まるでダメなのだ」とか。一つひとつの言葉にホホーっと納得してしまう。
私も主婦なので「主婦の公式見解」は持っていますし、「ママだーい好き」って言いながら抱きついてくる子供に「こんな風に言ってくれるのはこの子達だけなのよね〜」って思ったり。わかる、わかるがいっぱいでした。

だけど、あとがきで夏石さんが「主婦なんて、自分で自分を元気づけなきゃいけない、孤独でかわいそうな人じゃないの」と思えてきた。と書いてます。そうかなぁ。「主婦」って…私はお気楽な職業(職業欄の「主婦」に○しますからね、一応職業ってことで)だと思ってます。もう一度、自分の収入で生活するか?って聞かれたら、もう絶対に「ノー」です。私は「公式見解」を持ちつつ、自分の好きな「読書」して「主婦」人生を楽しむのです。
| 本:な行(その他の作家) | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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