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「通天閣」西加奈子
通天閣
通天閣
西 加奈子


大阪、通天閣の見える場所に住む44歳独身、工場で働く男とNYにいってしまった恋人を思いながらスナックでチーフとして働く女。そんな二人が交互に語る物語。

もう!もう!もう!なんだかどうしてこうもしょーもない人たちばかり出てくるんでしょうか。

まずは男の方。暖房器具が壊れた部屋に住み続けて12年。家の中には動かない時計がいっぱい。コンビニのそば稲荷セットで脚気になった経験アリ。行きつけのお店で「いつものですね」と言われれば「馴れ馴れしい」と腹を立て、よく行く喫茶店で「コーヒーにお砂糖ミルクはいりますか?」と聞かれれば「よく来るんだから覚えておけ」と腹をたてる。

女の人は2年間一緒に暮らしていた彼が突然「NYに留学する」と言い出し出て行ってしまった。寂しい気持ちを埋めるため、少しは彼への見せしめの為にスナックでチーフとして働く。スナックで働く人たちはオーナーに始まりみんな自分の事にしか関心のない変な人たち。彼からの電話はだんだん間隔が開いてくる。

季節が冬で寒そう。二人とも起きることができずに掛け声をかけておきます。読んでいる私もすごく寒くなりました。
物語は進み、それぞれが「死にたい」「死んだらいいのに」って思っていた矢先、自殺しようと男が通天閣に上ります。野次馬に混ざる二人が一瞬相手を認識し、そして物語は終わります。なんとなくこの先かわりそうな予感がする二人のラスト。

各章の始めに太字の短い物語がついているんですけど、あれはなんだったんでしょうか???
| 本:な行(その他の作家) | 22:25 | comments(7) | trackbacks(7) |
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コメント
こんばんは。

本当になんかしょうもない人たちの話でしたよね。
おっさんも、女の子も、冴えなくてぐだぐだしてて、イライラしてしまいました。
私的にはラストで帳尻があったのでまあいいか、みたいな。

各章の頭の物語、夢の話っぽかったですけどわけわからなかったですよね。何のためにだったんでしょう…
| ちきちき | 2007/01/27 9:13 PM |
本当にどうしようもない二人の日常だったんですが、
最後の最後で何かが変わる、
そんな終わり方だったので良かったです。
ただ、最後の勘違い・・・
あ〜無情・・・って感じで少し笑えました。
| す〜さん | 2007/01/27 9:53 PM |
◇ちきちきさんへ

そうそう。女の子の部分はまだちょっと理解できるって思ったんです。彼が遠くに離れていってしまって、ちょっと自暴自棄になってしまうってなくもないなぁって。
だけどおじさんがね。オジサンなのに子どもみたいなんですもん。


◇す〜さんへ

ずっと下ばかり見ていた二人がラストにちょっと上向き。
ラストはよかったですよね。あのまま物語が終わっちゃったら悲惨でした。
公衆の面前での勘違い。哀れでしたね(笑)
| なな | 2007/01/28 10:23 AM |
ななさん、こんばんは。
雑然と散らかっている部屋から始まって、
妙にリアルな日常。
全体的に暗いトーンの物語でしたね。
でもラストの出来事で、心にほんのりと灯が点るような、
いいお話になったのが、よかったです。
| 藍色 | 2007/01/29 3:21 AM |
藍色さん、二人の生活リアルでしたね。
女の子の方は同性として理解できる部分はありました。
去っていった男にみせつけるかのようにスナックで働く。
悲しい発想ですけど、ありそう。
男の人は…へそ曲がりで全くかわいくなかったです。

ラストは二人の人生も季節もこれから春になりそうな予感って感じでよかったですね。
| なな | 2007/01/29 10:33 AM |
イライラさせる人たちなんですけど、なんだかやたらリアルで、本当に大阪の通天閣あたりにいそうだわ〜なんて思ったりしました。
最後に救いがあってよかったです。
そしてななさんと同じく、章初めの太ゴシックの物語が疑問だったくせに読み終わった瞬間頭から飛んでました。あはは。
| まみみ | 2007/02/10 10:09 PM |
まみみさん、こんばんは。

なんだかどうしようもない二人でした。
大阪・通天閣の辺りを歩いた事がないのですが
こんな雰囲気なんでしょうか?

あの太字の物語は何だったんでしょうね。
私も読んだそばから忘れてました。エヘヘ。
| なな | 2007/02/12 12:02 AM |
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通天閣
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