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「中庭の出来事」恩田陸
中庭の出来事
中庭の出来事
恩田 陸


すごい本です。多分理解してないと思う。私は今どこにいるのかが全然わからないんです。外側なの?内側なの?完全に迷子です。「ユージニア」を読んだ時と同じような感覚。これは誰かに読んでもらって語り合わなきゃいけない本です。

物語は
「中庭にて」
・中庭で対峙する女優二人。自殺したとされるある男の死をめぐる二人の攻防。そして…
・中庭である有名脚本家のパーティーが行われ、その男は紅茶に入ってた毒を飲んで死ぬ。
・中庭で一人ポツンと座っていた女の子が突然死んだ。3人の目撃者は「笑ってた」「泣いてた」「怒ってた」とそれぞれ違った顔を見ていた。
・中庭で劇作家が新作のアイデアを友人の女性に話して意見を聞く。

「旅人たち」
霧の中二人の男が目指すのは廃線となった駅を利用した劇場。過去に起こった出来事を話す年配の男。

「中庭の出来事」
奇才脚本家の新作。最終オーディションに残った3人の女優。オーディションは憎む女のアリバイを偽証するもの。
えっと…そんな話が出てきたと思います。だけど、書きながら、理解していないのがよくわかる。物語が入れ子式というのか、劇の中の劇の中の劇の中の…と永遠に続いていきそう。途中である女優が台本のセリフを覚えるコツを「台本を何度か読んでると、自分に取り込める瞬間があるのね。こう、落ち葉の山を両手でがざっと掻き込むような感じ」って言ってました。私もその感覚を信じて読み進めてみたんですけどねぇ…

本の中で何度も「デジャ・ビュを見ているような感覚に…」って言葉出てきました。本当にデジャブですよ。何度も坂道の途中でコートの3番目のボタンが取れてることに気がつく人がでてくるし、中庭で何度も脚本家は死ぬ。女優は雨の中お気に入りの脚本家の憎むべき再婚相手に何度もぶつかる。

いつかもう一度読もう。今はその体力がありません。
| 本:あ行(恩田陸) | 21:12 | comments(15) | trackbacks(11) |
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コメント
こちらの立ち位置まであやふやにしてしまう魔力のある作品でしたね。誰が実在の人物なんだ?どれが現実なんだ?と悩みまくって読みました。
ストンと納得できる終わり方になってると思いましたが、自信がなくなってきました(^_^;)
| エビノート | 2007/01/06 7:48 PM |
エビノートさん、こんばんは。

そうそう、私はどこにいるの??ってずっと思ってました。
それが気になってページをめくる手が止まらないんです。
ちょっと急ぎすぎちゃったのかもしれません。

ラストは、多分ストンと落ち着いたんだとは思うんですけど…考え出すと自信なくします。
| なな | 2007/01/06 9:41 PM |
ななさん、こんにちは。
迷宮に迷い込んだような、幻想的な雰囲気のミステリ劇でしたね。
現実と演劇(虚構)の境界がわからなくなって、大混乱でした。
途中から読むスピードを落としても、やっぱり五里霧中で、あの終わり方でとりあえず・・・です。

ところで、昨年考えていたキャッチフレーズ(?)、“体と文章が硬い体質”からの体質改善の件。「夏季限定ー」などの予想が好評だったので、“推理・妄想体質”に決まりかけたのですが、よーく考えて変更。その理由は・・・(次回に続きます)
| 藍色 | 2007/01/07 2:50 PM |
藍色さん、こんばんは。

私は未だに境界がわかっていないと思います。
図書館の本が沢山あって、再読する時間がなかったのが心残りです。

藍色さんのキャッチフレーズ気になります。
私は今年も「乙女体質」でがんばります!!!
| なな | 2007/01/07 9:49 PM |
ななさん、こんにちは。
昨年はすっかりご無沙汰してしまっていましたが、
今年はネット落ちしないよう頑張りますので、よろしくお願いします。

昨年末に福永武彦の「死の島」を読んだのですが、それもかなり複雑な作りでした。それが練習になったのか、この本は案外混乱せずに読めました。というか、深く考えすに読んだので、なんとなく分かった気分になっているだけかもしれません。
| 小葉 | 2007/01/09 11:13 AM |
こんばんわ。
やっぱり、読了後は『いつかもう一度読もう。今はその体力がありません』って感じですよね!私もまさにその通りでした。とりあえず、最後の一ページを読んだ後、わかった気になって本を閉じました。たぶん、わかっていません・・・・・・。ちなみに、坂道のシーンが印象的です!この前、とある坂道の上に大きな洋風のマンションがたっているのを見上げて、ついボタンを手探りしてしまいました・・・・・・もちろん、ありましたけど。
| KORO | 2007/01/09 10:08 PM |
◇小葉さんへ

こんばんは。
小葉さんの読書記録、いつも読ませていただいていました。

この本はサラリと読むのがいいのかもしれないですね。
読んだ人それぞれが違った解釈をしているのかもしれません。それもまた楽しいですね。


◇KOROさんへ

こんばんは。
恩田さんの小説って時々すごく中途半端なところで終わったりするのですが、これは一応着地成功という感じでしたよね。それがなかったら…気力だけでもう一度読み返していたかもしれません(汗)
坂道でボタンがなかったら…
それはもう中庭の世界に入り込んでしまっていますよね。
| なな | 2007/01/09 11:26 PM |
こんばんは。
恩田さんの作品って、読んでいて自分がどこにいるのかわからなくなる、まさしく迷子になってしまうという感覚が、とても快感だと思います。
まさにこの作品はその真骨頂ですね。
TBさせていただきました。
| EKKO | 2007/02/19 11:55 PM |
EKKOさん、こんばんは。

そうなんです。
恩田さんのこの手の本、ゾクゾクしますよね。
迷子になっても一人っきりじゃなく
こうやってブログを通して話が出来るのが
また素敵です。

| なな | 2007/02/20 11:15 PM |
こんにちは^^
TBさせていただきました。
私も、きっと全部は理解できていないと思います。
再読したいけど、今は出来ないって言う気持ちわかります^^
私も再読してもっと理解したいですが、今は何だかお腹いっぱいな感じです。
| 苗坊 | 2007/03/08 9:51 AM |
苗坊さん、こんばんは。


ねー。実に恩田さんらしい物語でした。
この手の恩田さん大好きなんですけど
再読するのはパワーがいりますよね。
| なな | 2007/03/08 7:53 PM |
私の場合、誰かと語り合うより、誰かに図を付けて丁寧に説明してほしいって感じです。
でも、このままこの不安で不思議な感覚にひたっているのもいいかなと思ったりもしてます。
| june | 2007/04/17 11:12 PM |
juneさん、こんばんは。

前に「ユージニア」を読んだ後、色々語り合ったのですが
それがすごく楽しい時間だったんです。
たしかに説明して欲しい。やっぱり図は必要です。
| なな | 2007/04/18 9:24 PM |
私も再読は・・・いいです。(笑)
そのうちすっごい時間が余って、暇で暇でしょうがないってときでいいです。
何度も何度もコートのボタン、とか何度も何度も・・・あれってなんだったのでしょうか。誰かにマンツーマンで教えて欲しいです。
| じゃじゃまま | 2007/04/23 10:03 AM |
じゃじゃままさん、こんばんは。

ですよね。同じシーンが、ちょっと言葉を変えて
何度も何度も…遠いところまで旅してきたような、だけどそこら辺をさまよっているような…
完全に迷子でした。
どこかのすごい人がネット上で解説してくれるのを待ちましょう。

| なな | 2007/04/23 7:11 PM |
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