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「黒と茶の幻想」恩田陸

学生時代の友人だった、利枝子、彰彦、蒔生、節子。大学を卒業して十数年、友人の送別会で懐かしい店に集まり、色々話をするうちY島へ旅をする事になった。旅のテーマは「美しい謎」

ずっと読みたいって思ってた本、やっと読めました。Y島(屋久島)の神秘的な森。綺麗な空気、濃い霧、夜の暗闇。屋久島に行ってみたくなりました。実際には行く手段がフェリーしかなさそうなので、乗り物酔いがひどい私には無理ですけど。

それぞれの名前がついた4つの章。それぞれの章が旅行が始まった時点から丸一日の行動、友達同士の肩肘張らない会話、「美しい謎」、閉ざされた「過去」などについて語られます。

旅のテーマは「美しき謎」。今手元に残されている僅かな断片から、過去にさかのぼり何があり、何が起きていたのかを考える。全員が納得できる答えが出たら解決。よくそんな事考えつくなぁって思うくらい、その謎が面白かった。

そして、4人に共通する一番の謎は「梶原憂理」。学生時代、利枝子の親友であり、利枝子と蒔生が別れる原因となった人物。梶原憂理とはどういう人物で現在どうしているのか?憂理の事が書かれている部分だけ、なんとなくひんやりとした空気が流れている気がした。みんなが過去の暗い思い出を思い出しているからなのかしら。森の中を旅しながら、それぞれが昔から引きずっている辛い思い出や、心の奥にずっとためていた想いをはっきりと意識し、十数年後蒔生が51歳の誕生日を迎える時に又一緒に旅行をしようと決めるラスト。すごく前向きで好きです。

それぞれが披露する雑学にも「へぇー」「ふーん」とうなずけて、これも楽しめました。
| 本:あ行(恩田陸) | 22:52 | comments(8) | trackbacks(12) |
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コメント
こん**は。TBさせていただきました。
blog listにも加えて頂いてありがとうございますm(_ _)m
ななさんの記事を読ませていただいて、そーか、本作についてのみシンプルに書く、って手もあったよな。と感心いたしました。
ついついリンクだループだシリーズだと騒いでしまいたくなっちゃうんですよねぇ。
| こばけん | 2006/06/22 9:00 PM |
こばけんさん、こんばんは。
お断りもなくblog listに加えさせていただいてしまいました。ごめんなさい。

私、「三月」シリーズのほかの本読んで随分たってからこれを読んだので、ちょっと(いや、かなり)リンクやループなどを忘れてしまったのです。それで、シンプルな感想。
ただ、それだけなのです。
| なな | 2006/06/22 10:57 PM |
blog linkへの追加、とってもうれしいです。
ありがとうございます。
なんか、社会的地位を与えられた気分になりますよ(笑)

さーて、リンクだループだは、TBしてくださった方々の記事に紹介されていて、特筆モノはちえこあさん経由の「三月シリーズ相関図」です。
ぜひご覧下さい。
| こばけん | 2006/06/23 1:45 AM |
こばけんさん、「社会的地位」笑っちゃいました。
だけど、そうかもしれません。頷いちゃいました。

chiekoaさん経由の相関図は前のPCのお気に入りに入れていました。
怠惰な性格なので、新しいPCにしてからお気に入りに入れ忘れていますが…あれはすばらしいですよね。
| なな | 2006/06/23 8:33 PM |
ようやく読み終えました。
これは『三月』シリーズとしてではなく、単体で読んでも違和感なく読めるし面白かったです。
日常的な謎って結構あるものですね。
こんな風にみんなで討論できたら楽しいだろうなあと思って読んでました。

『図書室の海』残念ながら貸し出し中。
しかも『六番目の小夜子』も読んでおくべきですよね。
というわけで次は全く違う本を読んで予約待ちする予定です。
| うー | 2006/10/08 10:45 AM |
うーさん、こんばんは。

日常の謎、たぶん謎をそのまま放置して
忘れてしまっているんだと思うんですけど
気にしていると色々あるんでしょうね。
こうやって話ができたら面白いですね。

「図書室の海」は「六番目の小夜子」も読みたくなるし
「象と耳鳴り」も家族が登場します。
| なな | 2006/10/08 7:11 PM |
おはようございます。ななさん。
後でよく考えてたら、この作品は幻の赤い本の一部で、梶原憂理は、幻の本の存在について語ってますよね。別の作品で。
幻の本の登場人物と、憂理が知り合いだというのも、またまたわけが判らない仕掛けになってるんだなぁと・・・

すみません、自分でもわけが判らなくなりました(苦笑)
| ゆう | 2006/12/25 9:13 AM |
ゆうさん、こんばんは。

憂理が語ってるのは「麦…」の中でしたっけ?
このシリーズは本当に惑わされます。
まだまだ「三月…」からでてきてもよさそうな物語ありますよね。
| なな | 2006/12/25 9:20 PM |
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