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「コルセット」姫野カオルコ
コルセット
コルセット
姫野 カオルコ

「わたし」が語る4つの物語。


4つの短編が少しずつつながってる。そしてそれぞれの最後の文章が次の話の最初の文章に。例えば1章の最後は「車の外も、なかも、夜である。ありがとう」で終わり、2章は違う人なんだけど同じ文章。同じ文章なのに全く違う印象。不思議です。最後まで読んだら又最初から読み直したくなっちゃう。そして又最後まで読んで、又戻る。

私とは違う世界に住む登場人物たち。親が作った財産を減らさないように、あるがままを受け入れる。ただひたすら受け入れる…そしてその中で少しだけ冒険をする。なんだかネットリとした物語でした。読み始めたときには「だめなタイプかも…」って思ったんだけど、なんだかすっかり本の濃厚な雰囲気にはまり込みました。

登場人物の4人の女性は少しずつ関係してます。そしてどの話にも出てくる「藤沢さん」彼らはつながってる?それとも単なる名前なの?そんな事も気になっちゃいました。

タイトル「コルセット」はぴったりのタイトルだと思います。みんなコルセットをつけて、きつくて辛いんだけどそんなそぶりを全く見せない。そんな女の人たちです。

「反行カノン」親の決めた結婚相手は不能だった。夫に勧められて他の人と関係を持つ田鶴子。新しい男は自分で見つけてきた高校生だった。お互いを藤沢さんと呼ぶ。

「フレンチ・カンカン」田鶴子の義理の妹・栞。夫は女に興味がなく、3人の子供は跡継ぎの為に計画して妊娠した。夫と愛人・藤沢さんの書き割のような約束事。そして役を与えられる栞。

「三幕アリア」田鶴子と栞の家で家政婦として働く武田の娘・牧子。高校生の時に母親が働く家の人からもらったバレエのチケット。一緒に食事をした瑪瑙というレストラン。2年間ずっと思い続けてきた藤沢さん。

「輪舞曲」田鶴子の遠縁の澪。華道の家元に生まれた姉妹の長女。現実逃避のためバリへ行く。田鶴子から紹介された現地に住む元バレリーナ。そしてその親友でバリ人の母と日本人の父を持つの藤沢さん。
| 本:は行(姫野カオルコ) | 22:04 | comments(10) | trackbacks(6) |
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コメント
不思議な感じの本でしたよね。想像していたのとは全然ちがくてびっくりもしたのですが。…よかったです。そう、永遠に読み終わらなそうな…。

まぁこんな世界に行きたいかって言ったら「無理!」なんですけど!(ワインの味もわからん)。
| chiekoa | 2006/11/02 11:58 AM |
chiekoaさん、こんばんは。

不思議でした。ちょっと日本じゃない雰囲気。
じゃぁどこなの?って言われると、困りますが…

私もこんな世界はいけません。
対岸から観察していましょう。
ワインの味?酔えればなんでもいいんです。
| なな | 2006/11/02 9:29 PM |
ななさん、こんばんは。
ねっとり濃いってのは、ぴったりの表現かもしれないですねえ。
ネットリ。でも嫌らしくなくって世界にどっぷり入り込めたような気がします。
| ちきちき | 2006/11/02 10:29 PM |
ちきちきさん、こんばんは。

ネットリしてるのに嫌らしくない。
不思議でした。
姫野さんのテクニックなんでしょうかね?
| なな | 2006/11/03 9:17 PM |
コルセットというタイトルが本当に巧いですよね〜
この中に出てくる女の人たちの姿を見事に言い当てたタイトルでした。
私も最初はダメかな?と思ったんですが、不思議に引き込まれました。
藤沢さんは妙な存在感がありますよね。
私は別人だろうと思ったのですが、同じ人なのかな〜
気になってきました(^_^;)
| エビノート | 2006/11/13 9:24 PM |
エビノートさん、こんばんは。

そう、タイトル。
美しさの為にきっちりと締め付けるコルセット。
主人公の女の人たちはみんなギュウギュウに締め付けているような気がしました。

4つの物語。それぞれ時代がちょっとずつずれているようだったので、なんとなく藤沢さんは同じ人なのかなって思ったりも下のですが、あの濃厚な世界にもう一度足を踏み入れる体力がなくて藤原さんを追うことなく図書館に返却してしまいました。
| なな | 2006/11/13 9:44 PM |
あぁ・・コルセットってそういう意味だったのですね。いまさら気づきました。いつもだらだらしてるので、ギュウギュウに締めているのが当たり前の世界は別世界なんですが、見事にのめりこんでしまいました。
藤沢さんといい、ロンド形式といい、不思議な世界でした。
| june | 2006/12/21 10:25 PM |
juneさん、コルセットの意味、どうなんでしょう?
だけど、みんな窮屈な世界に自分を無理やり閉じ込めて
そして優越感に浸ってるって感じがしました。
私もダラダラ生活です。
だからこそ、違う世界を垣間見れておもしろかったのかもしれませんね。
| なな | 2006/12/22 4:30 PM |
私も最初はちょっと無理かもと思ってしまいました。
でもどんどん引き込まれましたけど。
コルセット、窮屈なだけでなく、それでいて背筋を伸ばしている女性の姿なんですね。
なるほど、納得しました。
確かにコルセットを締めて苦しくない顔をしているのは気分がいいものです。
そういう優越感を表しているのかもしれないですね。
| うー | 2007/01/23 9:22 PM |
うーさん、女の人が書くから読めるのか?
それとも姫野さんだから書けるのか。
いやらしいようで、いやらしくない。
不思議でした。

そうそう。出てくる人たちみんなどこかしら「優越感」を
感じていますよね。
| なな | 2007/01/23 10:14 PM |
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