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「四度目の氷河期」荻原浩
四度目の氷河期
四度目の氷河期
荻原 浩

単身ロシアに渡り、父親と思っていたクロマニヨン人のミイラに会いに行ったワタルの物語。

町の外れに研究職の母とひっそりと住むワタル。目の色や髪の毛の色から「父親は外人だ」と噂されています。走るのが大好きで、じっとしていられない。人とちょっと違うと思っていたワタルは小学校5年生になり自分の体の変化に戸惑います。そして自分の父親は旧ソ連で見つかったアイスマンことクロマニヨン人だと思い込む。

ワタル、なんだか思い込みが激しく、他人を寄せ付けない。孤独なんです。誰かに相談したら上手く行くかもしれないのに!オバカさん!ってちょっとやきもきしながら読んでしまいました。
ワタルは小学校5年生の時に自分の父親はクロマニヨン人だって思い込みます。それから父親の事をもっと知ろうと、母親の部屋の本を読み漁りクロマニヨン人について勉強して、川原で一人石器を作ったりします。そんな時転校してきたサチに出会います。サチの家庭も複雑です。事業に失敗して酒びたり、酒を飲めば暴力ばかりの父。そんな父に代わって、スナックで働く母。そして夜になると家を出て行ってしまう弟。

励ましあい、お互いに思春期を向かえ意識して、だけどかけがえのない存在。ちょっとおままごとみたいだけどかわいい二人でした。ラスト、これからの二人が楽しみ。

それにしても思春期を迎える男の子って大変そうです。二人の男の子を持つ母親としてはそこら辺は早く過ぎ去って欲しいなぁと思うばかりです。ワタルのお母さん、もうちょっと息子のいろんな事に気がついてあげればよかったのに。「自分の父親はクロマニヨン人だ」って真剣に考えてる息子ですよ。もともとの責任は母親にあるわけなんだから…ねぇ。



| 本:あ行(荻原浩) | 21:58 | comments(17) | trackbacks(11) |
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コメント
そういう読み方もありますね〜。
確かに傍から見るとワタルは『オバカさん』と
言われてもしょうがないほどの単純といえば単純
純粋といえば純粋でしたね。
でも、最後にあんなことしでかすなんて
やっぱり『オバカさん』だったかもしれません。
でも、誰にも相談できずに辛い思いをしていたからこそ
そうだったのかな、とも思いますね。
| す〜さん | 2006/10/20 10:34 PM |
TBありがとうございました。

このお母さんは、ちょっと秘密主義過ぎでしたねー。
息子が、他人と違うせいで、差別されたり苛められたりしていたら、
父親について明かせなくても、
外国人の血をひいているんだよってことくらい、
話してあげれば良かったのにねー。
ワタルの思い込みの強さも問題ですけど・・・。

ワタルもサチも、まだ若いので、
これから幸せになってくれると信じてます。
| ゆうき | 2006/10/21 12:24 AM |
◇す〜さんへ

読書する時、男の子が出てくるとどうしても自分の息子に置き換えてしまって、母親のような気持ちで読んでしまうんです。それで、あぁ「おばかさんね!」って。
決して馬鹿にしてるわけじゃなく、かわいいなぁって思いながらも心配といいましょうか…
最後の「鞄に…」のあたりは本当に「こら!こら!」ってヒヤヒヤしました。

◇ゆうきさんへ

そうなんです。お母さん、もう少しワタルを見ていてあげてもよかったんじゃないかなって。
難しい言葉を使って何でも話しているようで、一番重要なことを話していないんですから。

| なな | 2006/10/22 11:03 PM |
ななさん、こんにちは。
ワタルの母親は、しつけはきちんとするのに、
ワタルが知りたかった父親のことは何も話さなくて、
そこの気持ちが謎でした。
サチの家庭の問題、父親がいることの不幸(?)も、
大変そうでしたね。
横レスですが、“最後の「鞄に…」のあたり”
それっていけないこと!と、
私もヒヤヒヤしながら突っ込んじゃいました。
| 藍色 | 2006/10/25 4:06 PM |
藍色さん、こんばんは。

ワタルの母、あれだけワタルが悩んでるのに全く飢餓つかないなんて…ってちょっとやきもきしました。

「鞄に…」はヒヤヒヤしますよね。
ダメだってば!って思っちゃいました。
| なな | 2006/10/25 10:24 PM |
あ!私も「お母さんが最初からちゃんと話しておけばこんな面倒なことには…」ってちょっと思いました。話せなかった事情が「え?そんなこと?」って感じだったからかしら…。それで全てが解決したわけじゃないでしょうけど。微妙ですよね…。
| chiekoa | 2006/11/10 7:04 PM |
chiekoaさん、こんばんは。

ですよね。
ワタルが一人っきりでずっと悩んでいた事。
え?そんな理由なの???って。
なんだかかわいそうになったのでした。
| なな | 2006/11/10 11:54 PM |
おはようございます。ななさん。
前のコメントにも書かれておりますが、『鞄に・・・』の場面には、ちょっと笑えないものがありました。
おいおい!犯罪だろ??みたいな(笑)
爽快に終わってよかったのですが、本当に事がばれたらどうなっちゃうんでしょうね???
ばれない事を願うばかりです(笑)
| ゆう | 2006/11/15 10:07 AM |
ゆうさん、こんばんは。

そうそう、あのシーンは読んでいてドキドキしました。
完全に犯罪ですよ。
ずっと張り詰めていた気持ちがあそこで緩みました。
| なな | 2006/11/15 11:08 PM |
こんばんわ^^
私も最初はヤキモキしながら読んでましたね〜
どこまで勘違いしていくのかしら。。。って思ってましたから。
でも、サチと出会ってからの話の展開は好きです^^
最後までドキドキでしたが、2人はずっと一緒にいてほしいなぁと思います。
| 苗坊 | 2006/12/16 8:56 PM |
苗坊さん、こんばんは。

そう、ヤキモキしちゃう本でしたよね。
ワタルとサキ、お互いになくてはならない存在。
この先の二人が楽しみです。
| なな | 2006/12/17 4:59 PM |
 こんばんは♪
 ご訪問&TB、どうもありがとうございました。

 ワタル、思い込み激しかったですね(笑)
 でもそこがワタルの魅力でもあるんですけど。
 読んでて思いっきり感情移入しちゃってました^^

 ななさんには男の子が2人いらっしゃるんですねー。
 思春期、たいへんそうですが、
 ななさんの思いはきっと通じると思います☆

 これからのワタルとサキ、とても楽しみですね。
| miyukichi | 2007/04/11 10:25 PM |
miyukichiさん、こんばんは。

私は母親的目線で見ていたのかもしれません。
だからやきもき度といったら相当なものでした(笑)

そう。男の子二人なんです。
思春期なんて来なければいいのに…
家の中に大きな体が3体(夫含む)考えただけでゾゾゾです。
| なな | 2007/04/12 9:31 PM |
サキってありますが・・・・。
サチ、ですよね?
| 通りすがり。 | 2007/09/20 1:46 PM |
通りすがり。さん、ご指摘ありがとうございました。
直しました。
| なな | 2007/09/20 6:40 PM |
ずっと自分が感じてた違和感を、クロマニヨン人と思い込むことによって救われたのが、なんか伝わってきて、本当におかしな話でありえないのに、少年の必死さみたいなのが・・・ちょっぴり理解できました。
それにしても随分と長いページの自分探しの本でしたよね。

アイスマンを氷河に還したいってワタルの気持ち、行動自体は犯罪だけど、きっとアイスマンも還りたいだろうな〜と、きっと喜んでるに違いない、なんて思ってました。(苦笑)
| じゃじゃまま | 2008/08/22 11:20 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。
主人公の必死だったのはよくわかりました。
母親はなんでもっとちゃんと伝えてあげなかったんだろう?って疑問が残ります。
アイスマン、突然眠りから覚まされて
びっくりしたでしょうね(笑)
| なな | 2008/08/23 9:38 PM |
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