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「ボトルネック」米澤穂信
ボトルネック
ボトルネック

高校1年生のリョウ。2年前に亡くなったノゾミを弔う為に東尋坊を訪れていた。そこへ届いた兄の訃報。帰ろうと思った途端めまいに襲われ、ノゾミと同じように崖を落ちた。目を覚ましてみたら、近所の川原のベンチに横になっていたリョウ。自宅に帰ってみると鍵が合わず、見知らぬ女の子がポッキーをくわえ家から出てきた。

リョウが小さい頃からお互いに不倫をしている両親。大学受験に失敗し、バイク事故にあって植物人間になっている兄。その兄が亡くなり、体裁を整えれる為だけに家に帰るように言われる。そんなリョウが迷い込んだ別の世界では、両親は仲良く、兄も健在。母親のおなかの中で死んだはずの姉・サキが存在していた。

なんだかひんやりとした読後感。無関心な両親に育てられたリョウがかわいそうです。感情の起伏が全くみられない。なんでそんな風に考えちゃうんだろう?どうして?って何度も思いました。サキと出合って、少し明るい方向に向いていったのかと思ったのですが…
ネタバレなのかも…なので色かえてみました。
ラストが哀しいです。家族の愛がなく育ったリョウがたった一人の理解者と思ってたノゾミがこっちの世界では全く違った。自分が思ってたことは全くの見当違いだった。そしてラストのメール。「どうしようもないことは、受け入れるしかない」が持論のリョウがきっと最後に決断するだろう事を考え、なんだか呆然としてしまいました。

タイトルの「ボトルネック」もすごく効いてるような気がします。
瓶の首は細くなっていて、水の流れを妨げる。そこから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを、ボトルネックと呼ぶ。全体の向上のたべには、まずボトルネックを排除しなければならない
と言う意味があるらしい。

| 本:や行(米澤穂信) | 21:53 | comments(20) | trackbacks(20) |
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コメント
ななさん、こんばんは。
コメント、トラバありがとうございます。
私は衝撃が強くて、かなりのダメージでした。
生まれてきたときの環境、育てられ方によって、
そんな風にしか考えらなくなってしまった主人公のキャラクターの頑固さが、この結末にさせてしまった気もします。
読んで少し経った今は、
もっと違う考え方をしてもいいんだよ、
って言ってあげられるくらいになりました。
| 藍色 | 2006/09/16 4:26 AM |
ななさん、コメント&TBありがとうです。
わたしもラストで立ち直れなかったです。本当にその二つの選択肢しかないの?気づいてないだけで、三つ目の可能性があるんじゃないの??ってリョウくんに伝えてあげたかったですが…きっとわたしの声は届かない。ってそのあたりでまた沈んでました。
本当にコンディションよくなかったですねえ。悪いタイミングで読んでしまいました。でも読んで後悔はしてないんですけれどね。
| まみみ | 2006/09/16 5:49 AM |
こんちは。
実は私もJUGEMでblogを書いてます。
よかったら遊びに来てください!
blog以外にも…書いてたりして(笑)
| sakotinn | 2006/09/16 5:35 PM |
◇藍色さんへ

親の無責任さに腹が立ちますよね。
だけど、サキの世界ではサキによって違う方向にむいてた。
そんな事に気がついちゃったリョウ。
かわいそうです。


◇まみみっくすさんへ

ほんのちょっとした選択で、違った人生があるんだなって
そんな事を考えました。
この結末の後、お母さんはどう思うんだろう?
残された夫婦はどうするんだろう?
そんな事も考えてみたりして…


◇sakotinnさんへ

ブログお持ちなんですね!
ぜひお邪魔させていただきます!
| なな | 2006/09/17 8:43 AM |
こんにちは!
自分自身を全て否定されてしまう。
こんなつらいことないですよね。
しばらく、立ち直れそうにありません。
| | 2006/09/21 4:47 PM |
花さん、こんばんは。
花さんもガツンとやられてしまったんですね。
救いのない物語でした。
| なな | 2006/09/21 11:04 PM |
ななさん、こんにちは。
「本を読んだら・・・」のほうのゆうきです(笑)

ダメージを受けておられる方多いですねー。
たしかに、私も、救いがなさすぎてビックリしました。
米澤さんに、どういう意図があってこの本を書いたのか、
尋ねてみたい気がします。
何を言いたかったのか、
何を感じさせたかったのか、
誰を読者ターゲットとして想定して書いたのか。
そんなことを。

だって、読者を楽しませようと思っては・・・いないですもんねえ(^_^;)
ではでは。
| ゆうき | 2006/09/24 9:56 AM |
ゆうきさん、こんばんは。

人に「よかったよ」とは薦められそうにないけど
この先ずっと印象に残りそうな予感。

私は自分が今おかれている立場が母親なので
どうしてこんな無責任な母親でいられるんだろう!
そんな所が一番気になってしまい、
それほどダメージを受けなかったのかなって思ってます。
| なな | 2006/09/24 11:18 PM |
こんにちは^^
TBさせていただきました。
本当に切ない話でした。痛かったですね。
リョウの生き方そのものが否定されているようで。残酷だと思いました。
とても引き込まれて、読むのが止まらなかったんです。
でも、ラストがやっぱりいただけない。
最後のメールは、腹ただしかったですね〜
| 苗坊 | 2006/11/03 10:51 AM |
苗坊さん、こんばんは。

リョウ、元の世界で否定されて生きていたのに
違う世界では自分の存在価値さえ見つけられない。
行き場がなくてかわいそうでしたね。

そう、最後はどうなるんだ?って読むのが止まらなかったのに、最後の最後でプツっと…
やられました。
| なな | 2006/11/03 9:31 PM |
今まで気分がどよよんとしてたんですが、
ななさんのコメントを読んだら、両親に対する怒りが
ふつふつとこみ上げてきました。
なんでこんな辛い思いをするのが両親じゃなくて
リョウなんでしょう。ひどすぎます!
| june | 2006/11/03 11:34 PM |
juneさん、こんばんは。

なんとなく、息子がいるせいでしょうかね。
どうもリョウを息子のように読んでしまったようです。
自分がリョウの立場になれなかった…
それで落ち込み度が小さかったんだと思います。

これは忘れられないけど、もう2度と読みたくない。
そんな本ですよね。
| なな | 2006/11/05 8:43 PM |
ななさん☆こんばんは
リョウが何かを掴んで元の世界へ戻ったとわたしは信じたいんです。
「自分が変われば世界が変わる」と気づいてくれることを祈ります。
| Roko | 2006/11/30 10:59 PM |
Rokoさん、こんばんは。

そうですよね。今までずっとあきらめる事しかしてこなかったリョウだけど、せっかく違う世界を見たんだから前向きになって欲しかったですね。
| なな | 2006/12/01 9:44 PM |
この作品は、とても嵌りましたね。
これこそネオ・ハードボイルド。青春小説として読もうとすると、無理が出るのです。
男は寡黙に・・。(笑)
| すの | 2006/12/09 12:53 PM |
すのさん、こんばんは。

ネオ・ハードボイルドですか。
私は読んだ後それほど落ち込まなかったんですけど、
両親の、特に母親の身勝手さに腹がたちました。

男の人は寡黙に…そうです。そうです。
| なな | 2006/12/10 8:57 PM |
こんにちわ。。
どこまで読んでも救われない話だなぁと思いました。
ただただ、悲しく、重かったです。
ラスト1行が、また凄くて。。
落込んでる時には読めない本ですよね。
| ゆき | 2007/02/19 1:51 PM |
ゆきさん、こんばんは。

ほんとうにどこまで行っても救われない。
希望の全く見つけられない物語でしたね。
ラスト1行…呆然です。
私は比較的コンディションがいい時に読んだのですが
落ち込んだときに読んだら戻ってこられないかもしれないですよね。
| なな | 2007/02/19 10:54 PM |
とても面白く読めてしまったぞ。
最後のダメ押しにもぞくぞくでした。
なにしろ黒いのが好きなもんで。
おもいっきり少数意見です(笑)

| しんちゃん | 2008/05/17 12:41 PM |
しんちゃん、こんにちは。
そういえばしんちゃん好みのストーリでしたね。
最後のダメ押しにゾクゾクなんて、さすがです(笑)
| なな | 2008/05/19 4:03 PM |
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ボトルネック、米澤穂信
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