文学賞メッタ斬り!
大森 望, 豊崎 由美
タイトル通り色々な文学賞について大森さん豊崎さんの二人が対談と言う形で語っている本。私が知っている賞と言えば本の中でも「文学賞と言えば芥川賞と直木賞。ふつうの日本人が知っている文学賞はこれだけでしょう」と書かれているようにその二つだけだった。とにかくたくさんの本を読んでいて、そしてそれらの本の内容をきちんと覚えている二人はすごいと思った。
本の中で興味深かったのは「テルちゃん(宮本輝)が読めないからいい本」「ジュンちゃん(渡辺淳一)は下半身ご意見番」「シンちゃん(石原慎太郎)は話し方教室と書き方教室通ってからもいっかい出直してほしい」等々。そして選考委員の中には候補作を読んでいない人もいるのではとも書いてありました。
私が本を読むようになったのは海外ミステリーが好きな職場の同僚の影響で一時期海外ミステリーばかり読んでいたが、日本のミステリーには全く疎い。そしてSFの分野もほとんど知らない世界。紹介されている本で読んでみたいと思う本が何冊かあった。そして「昔の小説って何を読んだらいいか…谷崎賞の受賞作を順番に読んでいけばいいんですよ。戦後の日本文学史で読むべき作品はかなり押さえてますから」って。最近の本ばかり読んでる私、読まなくてはいけないかも。
⇒ 数(自然数)は、幽霊である。 (11/17)
⇒ 式神自然数 (10/21)
⇒ アスラン (04/07)
⇒ 脱皮中 (11/10)
⇒ 三角点 (10/20)
⇒ 鶯張り (10/02)
⇒ ゆっぴ (09/26)
⇒ かぶの入門 (06/12)
⇒ 由紀 (03/16)
⇒ 秋緒 (02/02)