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「その日のまえに」重松清
その日のまえに
その日のまえに
重松 清


重松さんの書く中年、特に男性像が好きじゃないんです。「あぁこんなはずじゃなかった」っていうのが多すぎて、読んでる私も暗くなっちゃう。物語の世界は明るく、前向きじゃなくちゃいけません。だけど、この本はすごく評判がよかったので図書館に予約しました。予約したのが10月。6ヶ月待ったわけです。

内容は「癌」で「泣ける本」だって言うのは知っていました。ほとんどの「泣ける本」で泣けない、泣かない私。ここが落としどころだってポイントをみつけるとさめてしまうんです。そんな私が子供を産んでから唯一泣けるのが「母親と息子の別れ」です。自分と息子たちに置き換えて読んでしまうので冷静ではいられなくなります。これもそんな本だったので「その日」は泣きました。本を読みながら涙するのもたまいはいいものですね。

「終末のフール」とこの本、続けて「死」について書いてある本を読んでしまいました。自分が「余命」を告げられたらどうするんだろう?やっぱり「その日のまえに」の和美のように自分がいなくなった後の残された家族の事を考えるのかしら。「忘れてもいい」って思うのかしら。

「その日」の後も続いていく家族の日常。そしてふとした拍子に思い出す今は亡き人の事。義父が去年の末に癌で亡くなりました。2年ほど入退院を繰り返していたので、義父の不在に慣れてしまっていてなんとなく義父は死んだのではなく今は入院してるんだって気持ちになるんです。ところが、先日主人の従妹の結婚式があって親類が集まった時に、急に「義父はもういない。」って事実に気がついて、すごくすごく哀しくなりました。そんな事を思い出しました。



「ひこうき雲」
30年前、飛行機が大きく見える場所に住んでいた時。クラスメイトのガンリュウこと岩本隆子は入院をした。

「朝日のあたる家」
ぷくさんは42歳高校の教師。夫は8年前に突然亡くなった。毎朝の日課ジョギングの途中で30歳になる教え子に出会う。

「潮騒」
余命3ヶ月と宣告された日、3年生と4年生の時に住んでいた町にふらりと立ち寄る。4年生の夏に一人で海で行方不明になった同級生。

「ヒア・カムズ・ザ・サン」
高校生の俺は母ちゃんと二人暮らし。ストリートシンガーに恋する母ちゃんは癌かもしれない。

「その日の前に」
これが最後の外出になるかもしれない。私と妻の和美は二人の生活が始まった場所に行く。

「その日」
その日に向けて着々と準備を進める私と妻。そしてその日は訪れた。

「その日のあとで」
妻がいなくなった事にだんだん慣れていく。3ヵ月後にお世話になった看護士から渡された妻からの手紙。
| 本:さ行(その他の作家) | 21:40 | comments(10) | trackbacks(10) |
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コメント
最後の三話、家族を残していく側も行かれる側も何とも言えず胸がつまる思いでしたね。「東京タワー」と前後して読んだのでものすごく印象に残っています。
| coico | 2006/05/03 2:19 PM |
「その日のあとで」が一番切なかったです。
ななさん、自分に置き換えて読んでしまいますよね。

私の場合は彼と私の二人、もしどちらかが・・・・と想像し
この作品の手紙のようなことが言えるだろうか、
きっと私にはまだ無理だなあと思います。
子どもがいたらまた変わってくるのでしょうが。












| りあむ | 2006/05/03 7:54 PM |
寝転がって読んでいたら、涙が顔を斜めに流れ、
ものすごく変な顔になってしまったよ。

病気になりたくないね。
でも、他人事じゃないよね。
健康診断とか受けた方がいいかな?
| ゆうき | 2006/05/06 12:28 PM |
◇coicoさんへ

「東京タワー」とこれを続けて読むと「死」について考えてしまいそうですね。私は伊坂さんの「終末のフール」の後に読んだのですが、やはり「死」について色々考えました。

ゆうきから「coicoさんとお茶しよう」ってメールが来ました。楽しみにしています。が、仕事で週に2,3回は行っているので、「お茶」後にもマンション・図書館でお会いしそうですね。

◇りあむさんへ

「その日のあとで」のあの手紙、切ないですね。
私だったら「子供をどうかよろしくお願いします」って書くんだろうなぁって思います。
夫はきっとやっていくと思うのです。

◇ゆうきへ

これは泣くよね。うん。
ゆうきだったらきっとタオルがビショビショだったでしょう。

健康診断しなければいけないのかもね。
去年も「主婦健診」受けなかったのよ。
今年は受けてみようかな。
| なな | 2006/05/06 8:37 PM |
ななさん、こんばんわ。
母と子の死別というのは、ものすごく辛いですよね。
自分に置き換えて号泣でした。
自分に残された日がわかったら、私も「その日のまえに」の主人公のように、大切な友達やお世話になった人たちにさりげなくあって、挨拶をしておくんだろうな・・なんて、考えてしんみりしちゃいました。でも、子供たちが大きくなるまでは絶対に死にたくないです!
| june | 2006/06/18 10:07 PM |
juneさん、こんばんは。

子どもを産んでから母と子の死別の物語は冷静になれません。残された日がわかったら…泣いて、自分の弱さを恨んで、元気な周りの人に嫉妬して、又泣いて…周りの人にあいさつできるほど強くなれるのか不安です。
本当に、子ども達が大きくなるまでは元気でいたい。
| なな | 2006/06/18 11:27 PM |
重松作品に出てくる小学生ってなぜか好きです。残酷で純粋で、生き生きしていますね。ガンリュウのことを思うとそぐわない表現ですが。
でも子どもを残していかなければならない母親の気持ち、苦しくなりますね。一番感情が入るところですね。
ずっとそばにいてあげたい、見守ってあげたい、それが叶わなくなった時、死の恐怖ももちろんですが悔しさがより大きいように思うのですが。子どもたちに寂しい思いさせたくないですね。
| じゃじゃまま | 2007/02/10 9:30 PM |
重松さんの描く中年はどうも好きになれないのですが
小学生はいいですよね。

親(特に母親)と子供の別れの物語は
冷静ではいられません。
ずっと側で見守っていてあげたいと言う気持ちもありますが、それより何より、子供たちに悲しい思いをさせてしまうのは辛いです。
元気でいなければいけないですよね。
| なな | 2007/02/11 11:50 PM |
こんにちは^^TBさせていただきました。
「死」が絡んだ作品なのに、読んだ後に心があったかくなったんですよね。
何でだろう。不思議ですね。
私はまだこのような状況になっていないから、分かってないのかもしれません。
でも、誰かの余命を宣告されたら、きっとこの作品の登場人物のようになるのかなと、思いました。
| 苗坊 | 2007/02/13 1:18 PM |
苗坊さん、こんにちは。

そうですね「死」を見つめているのに、読んだ後
あたたかな気持ちでしたね。
周りの人たちの優しい気持ちでしょうかね。

| なな | 2007/02/14 10:35 AM |
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