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「男は敵、女はもっと敵」山本幸久
男は敵、女はもっと敵
男は敵、女はもっと敵
山本 幸久

高坂藍子、36歳、フリーの映画宣伝をする高坂藍子。彼女を中心に元夫、元夫の彼女、元不倫相手、元不倫相手の元妻、一緒に仕事をした男たちが語る連作短編集。

ちょっと今まで読んだ山本さんとは違う感じでした。タイトルが内容とあっていないような気がするのですが…

物語はすごく狭い範囲の出来事。あっちもこっちも知り合いです。
「敵の女」 藍子 36歳のフリーの映画宣伝マン。バツイチ。
「Aクラスの女」 真紀 藍子の元夫の彼女。藍子を昔から知っている。
「本気の女」 八重 藍子の元不倫相手の元妻。
「都合のいい女」 吾妻 映画配給会社の社員。藍子と一緒に仕事をしたことがある。
「昔の女」 西村 藍子の元不倫相手。大手広告代理店勤務。
「不敵の女」 藍子


藍子がかっこいい女なんです。容姿端麗、仕事はビシッとこなす。別れた夫の彼女の「自分とは違うAクラスの女」というのがぴったりの表現です。1話目で、「不倫相手・西村へのあてつけに西村に勝る所は何一つない男と結婚して、そして別れた。そして不倫相手とも別れた」とあって、なんとも嫌な女だなぁと思ったのです。だけど、読んでいくうちにそんな第一印象がかわります。

一緒に仕事をした10歳年下の吾妻に「何にも束縛されずに、自分が思うまま自由に生きていらっしゃる。憧れます」と言われ、「たしかに何も束縛されてはいない。だからと言って自由であるわけではない。女がひとりで生きていくってそういうことなのである」とひとり思うのです。そうなんだよなぁ。女って束縛されていなくても自由じゃないんだよね。私のように束縛されていたって(家庭ってものに)自由じゃない。自由に生きてる人なんているんだろうか?


メインから脇役まで色んな人が出てくるのですが、それぞれ個性的。

藍子の元不倫相手、広告代理店勤務の西村が一番あわれでした。数々の浮気の後、最終的に奥さんとわかれ一緒になろうと思った相手(藍子)には振られ、藍子と住もうと思った3LDKのマンションのキングサイズベッドで眠れぬ夜を過ごす。40にもなってAVビデオを借りてきてみる。食事はファミレス。あぁ愚か。

「はなうた日和」で登場した戦隊物の悪役「スカイスイカ閣下!」の名前がまた出てきて笑いました。登場する映画や、監督、知ってる人が読んだら「あの映画」「この監督」ってわかって楽しめそうです。
| 本:や行(山本幸久) | 21:57 | comments(10) | trackbacks(5) |
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コメント
ほんと,山本作品でも異色でしたよね。主人公の藍子がエレベーターの扉に手をはさみこんで閉まるのを阻止(何度も)してるシーンがやたら印象的でした。男前だなぁと。「本気の女」の八重さんもかっこいいなと。全体的に出てくる男性が弱い感じだったかも?
| mamimix | 2006/04/20 10:25 PM |
そうですね。エレベーターに手をはさむ藍子のシーン、男前でしたね。

それと、私が気になったのは藍子が持っている「モリハナヱのハンカチ」です。これもいろんな所に登場していました。
何か意味があるのかって思って調べたのですが、「友達の結婚式の引き出物でもらった」としか書いてなかった。
| なな | 2006/04/20 10:47 PM |
ありがとう!
昨日の夕方、返しておきました。
面白かった!

バンドの名前も何度も出てたから、
別の本に描かれているんだろうね。
| ゆうき | 2006/04/22 9:35 AM |
また押し付けてしまったので心配でした。
だけど、市の図書館山本さんの本はあまり置かないからね。
いそがせてしまってごめんね。

バンドは実在するらしいよ。
| なな | 2006/04/22 11:59 PM |
おはようございます。ななさん。
やっと図書館に入ったので読みました。
「スカイスイカ閣下!」は、私も笑いました。
ほかの登場人物も、「はなうた日和」に出てきた人物とリンクしていたみたいですねぇ。
どなたかのレビューでは、「凸凹デイズ」ともリンクされていたとも書かれていました。
私は、忘れてしまっていて、これ以外思い出せませんでした。残念。
| ゆう | 2006/05/29 9:13 AM |
ゆうさん、こんばんは。
「はなうた日和」のほかの人とリンクしてたんですか?
それは気がつかなかった。
いやいや、正確には「忘れてしまいました」です。
藍子の不倫相手、西村が働いているのが「凸凹デイズ」に出てくる広告会社「デンパクドー」だったと思います。
山本さん、小技が効いてますよね。
| なな | 2006/05/29 10:19 PM |
どうもあまり評価できない一冊でしたね。彼らしい作品だとは思うものの、うまく主人公とはまらなかったというか・・。それでも、次回作に期待!ですね。
| すの | 2006/06/24 6:00 AM |
すのさん、こんにちは。
そうですね。これはちょっと「お薦め」とは言い難い気がします。
でも、山本さんは好きなので次回作楽しみにしています。
| なな | 2006/06/25 3:33 PM |
こんばんは。
これまでもう一つだった山本さんですが
この本が一番しっくりきてしまいました。
うーん、人と違う感性なのかな。
楽しめたのだから、まあいいか。
| しんちゃん | 2007/11/20 6:33 PM |
しんちゃん、こんばんは。
なるほど〜これがピッタリ来るんですね。
たぶん、初期から読んでいる人にはちょっと作風が違って戸惑う部分があるのかもしれないですね。
本に対する気持ちはそれぞれ違うものだし
読んだ時の心の状態でも感じ方は随分違うもの。
いいんです。
| なな | 2007/11/20 9:31 PM |
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