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「空ばかり見ていた」吉田篤弘
空ばかり見ていた
空ばかり見ていた
吉田 篤弘


「放浪する床屋」さんホクトがいる空間を切り取った12の短編集。

ホクトさんは床屋の二代目。修行のためにわたったパリでパントマイミストに魅せられ弟子入りをし、パントマイムの修行の日々。そこに飛び込んできた父の訃報。急遽日本に帰り二代目として床屋で働く。近所の和菓子屋がパリから持ち帰った懐かしいお菓子・アマン。粉々に壊れたそのお菓子を見て遠い目をするホクト。

そしてホクトは旅にでて、距離や時間を飛び越えて色々な場所に登場します。毎回主人公ではなく。語っている時あり、ちょっぴりだけ「放浪する床屋」として登場したり、ネコだったり(?)、名前だけだったりします。ホクトはその名の通り北斗七星からきている。

ホクトと一緒に色んな場所・色んな時代に出かけることが出来ました。物語が始まると頭の中にぱぁっと風景が広がるのが不思議でした。ちょっぴり哀しい、だけどあたたかい物語です。「ローストチキン・ダイアリー」が好きでした。
「七つの鋏」僕の住んでいる町の床屋のホクトさん。

「彼女の冬の読書」冬になると毛布と本と一緒に冬篭りするアヤトリ。夜中の電話で呼び出される僕、エリアシ。

「星はみな流れてしまった」サキのやっている屋台に来るお客は尻尾がついてる。

「モンローが泊まった部屋」撮影で出かけた町で私たちが待っているのは雨。

「海の床屋」夏になると親族で集まる海の家。めがねを落としてしまった不思議な夏の話。

「アルフレッド」国境を越えた街のホテル。8の字パンと美術館の少年の絵。

「ローストチキン・ダイアリー」一年で一番楽しい季節に実家に飼えることになった妻が娘と私に残してくれたアドベント・紅茶。

「ワニが泣く夜」右の耳をなくした男が経営する娼館に月に一度来るホクト。

「水平線を集める男」そこに置き忘れた鞄。その風景を見るのはこれで3回目。

「永き水曜日の休息」2年前、夫がなくなったのは水曜日。司書として働く私は水曜日が休み。

「草原の向こうの神様」風に七つの呼び名がある場所。父から驢馬を与えられたものは「束髪士」として歩んでいく事になる。

「リトル・ファンファーレ」ホクトがパリにいたあの頃の物語。
| 本:や行(その他の作家) | 22:19 | comments(7) | trackbacks(3) |
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コメント
私、クラフト・ エヴィング商會の作品大好きなんです!
小説に限らず、ブックデザインの仕事もいいです。

「じつは、わたくしこういうものです」という本があるのですが、
時間をおいて読み返したくなる、とても素敵な本です。
もしご存じなかったら、ぜひ手に取ってみてほしいです。
新刊ではないので、図書館でもすぐに借りれるはずなので。
| りあむ | 2006/04/18 12:04 AM |
とても印象的なお話でした。それぞれのお話の内容ははっきりくっきり覚えてる…とは言いがたいんですが,きれいな風景は記憶に残ってます。静かで,あたたかくて,少し切ないみたいなそんなお話たちでした。わたしも吉田さん(そしてクラフト・ エヴィング商會プレゼンツ)の本,少しずつ読んでいきたいと思います。
| mamimix | 2006/04/18 6:13 PM |
◇りあむさんへ

今日、ゆうきが「りあむさんって○○○○さんだったんだね」ってメールを書いてきました。ゆうきはどこで見たんだろう。店舗移動ってないんですか?こちらに来たときには教えてくださいね。会いに行きますから!

「クラフト・エヴィング商會」前々から気になっていたのですが、新刊じゃなくいつでも借りられるって思っていて後回しになっていました。読まなくちゃ!

◇mamimixさんへ

捉え所のない話ばかりなのですが、物語の雰囲気が頭に残りそうな予感です。ふとした拍子にこの本を思い出しそう。例えば屋台を見たり、海に言ったりしたときに。
| なな | 2006/04/18 9:08 PM |
ゆうきさんは以前の話題から私の書店名をご存知だったので、わかったのだと思います。
うちの書店では私だけでしたから。
でも文章の特長とかでもわかると言われてしまいました。
まだまだ修行が足りませんね☆
| りあむ | 2006/04/21 9:56 PM |
ゆうきからりあむさんの働いてる書店名は聞いていたんです。
二人で「○○駅にある」「□□駅にも」って話はしていたのですが、あの広告、名前が出ていない人もいたので「どうなんだろう?」って思いました。

| なな | 2006/04/21 11:25 PM |
ななさん、こんにちは。
この作品は、不思議な物語集でした。
ちょっとつかみ所なかったような・・・
わたしも「ローストチキン・ダイアリー」が好きです ^^
| tamayuraxx | 2006/07/06 7:43 PM |
tamayuraxxさん、こんばんは。
私は時々物語の断片を思い出します。
なんとなく不思議な世界でした。

毎日一つずつあけるプレゼント、そんな物をもらってみたいですよね。実際には母親なので子どもに与えなければいけないんだけど…
| なな | 2006/07/06 10:54 PM |
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「空ばかり見ていた」 吉田篤弘
空ばかり見ていたposted with 簡単リンクくん at 2006. 3. 4吉田 篤弘著文芸春秋 (2006.1)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る
| 今日何読んだ?どうだった?? | 2006/04/18 6:10 PM |
空ばかり見ていた 吉田篤弘
 ■目次■ 七つの鋏 彼女の冬の読書 星はみな流れてしまった モンローが泊まった部屋 海の床屋 アルフレッド ローストチキン・ダイアリー ワニが泣く夜 水平線を集める男 永き
| 流星シラップソーダ | 2006/05/02 8:16 PM |
[本]吉田篤弘「空ばかり見ていた」
空ばかり見ていた 吉田 篤弘 / 文藝春秋「七つの鋏」ほか12本の短編をおさめた1冊。 話の舞台になる場所もばらばらで、一見リンクしていないように見える 短編集なのですが、すべての短編に、理髪師の“ホクト”が登場します。 青色に北斗七星、というシンプル
| Four Seasons | 2006/07/06 7:32 PM |