ありがと。―あのころの宝もの十二話
ダヴィンチ編集部
十二人の作家の短編。帯に「胸にじんわり」とついてます。12人のうち読んだ事ある作家さんは4人。
今は全部の話を覚えているけど、いつまで覚えていられるかしら?「モノレールねこ」はほのぼのとしていてよかった。「愛は、ダイアモンドじゃない。」は一番心に響いた。好きなのに悪循環に陥る二人。昔こんな気持ちあったなぁ…と。
「町が雪白に覆われたなら」狗飼恭子
喫茶店で皿洗いばかりの私とお客にかわいがられる咲ちゃん。
「モノレールねこ」加納朋子
太った野良猫に首輪をつけて、そこに手紙をくくりつけ文通する小学生。
「賢者のオークション」久美沙織
30歳を過ぎたモデル。仕事も恋人もなくオークションにはまっていく。
「窓の下には」近藤史恵
夏休み、1階に引っ越してきた女の子とウサギを4階のベランダから眺め、友達になりたいと思う私。
「ルージュ」島村洋子
不倫をしている千佳子。休日は隙を見せないよう化粧を念入りにする。銀座で偶然会った高校時代の友人。
「シンメトリーライフ」中上紀
両親の離婚、そしてそれぞれが再婚した。異母兄弟に異父姉妹。いつも周りに気を使う由菜。
「光の毛布」中山可穂
設計事務所に転職した咲。寝る間も惜しんで働き、すべてを失う。
「アメリカを連れて」藤野千夜
ポメラニアンのアメリカは少し太りすぎ。夜中に散歩に出る事にした。
「愛は、ダイアモンドじゃない。」前川麻子
夫と別れ、年下の恋人と一緒に暮す事になった。こんなはずでは…
「骨片」三浦しをん
大学を卒業して家業を手伝う朱鷺子。大学の恩師の骨を大事に持っている。
「届いた絵本」光原百合
栞が8歳の時に出て行った父。最期の夜、絵本を読んでくれた。
「プリビアス・ライフ」横森理香
私の魂の物語。過去から現代に。
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