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「容疑者Xの献身」東野圭吾

東野さんを続けて(しかも評判のよい2冊)読んじゃうなんて、なんてもったいないことをしてしまったんだろう…すごかったです。読んだ後しばらく現実に戻れなかった。

天才的数学者で高校教師をしてる石神。隣に住む花園靖子に憧れ、彼女が働く弁当屋でお弁当を買う毎日。ある日、靖子が元夫を殺害してしまったことを知った石神は「助けたい」と申し出る。数日後、身元不明の死体が見つかり、靖子の元夫だと判明。事件を担当したのが草薙刑事だった。そして石神は湯川、草薙と同級生、湯川のよく知る人物だった。

「純愛」なんですよね?どうしてそこまでして靖子を守りたいかの理由、そして最後に残したメモを見ると、石神の純粋な気持ちはわかるんですが、そこまでされて平気で幸せになれる人はいない。そんな「愛」ってちょっと負担だって思いました。「紙と鉛筆さえあれば、いや頭の中で数式について考えることが出来ればそれで幸せ。」これからの石神の生活が見えるような気がします。そんな人生虚しいです。

湯川助教授、今回は積極的でした。いつもは淡々と事件の真相をあかすんだけど、今回は辛そうだった。だけど、苦渋の選択だったのかもしれないんだけど、最後の行動は好きじゃないなぁ。石神の気持ちがよくわかるんだったら、そっとしておいてあげるべきなんじゃないのかしら。結局幸せになれた人、誰もいなかったもの。

石神と湯川って似たもの同士。友達でライバル。シュミレーションするのが好きな数学科の石神と実験に意欲的な物理科の湯川。そんな二人の戦いなんでしょうね。「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのでは、どちらがむずかしいか。」「自分が考えて答えを出すのと、他人から聞いた答えが正しいかどうかを確かめるのとでは、どちらが簡単か」そんな二人のやり取りの中にいろんな事がつまってるんだなって思いました。

留置場で壁のしみをつかって四色問題(最初のほうに説明が出てきたけど、頭が固まりました)に取り組む石神。「紙とペンさえあれば、数学の問題に取り組める。…何も見えなくても、何も聞こえなくても、誰も彼の頭脳にまでは手を出せない。」なんだかやりきれない。
| 本:は行(東野圭吾) | 22:52 | comments(11) | trackbacks(10) |
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コメント
ほんと、やりきれない思いが残りますよね…。でも、彼に数学があってよかったって、それだけは心から嬉しく思いました。
| chiekoa | 2006/03/08 11:19 AM |
純愛というよりも、これは独りよがりなんじゃないか?と思ってしまったのですが、そう思うといっそうやりきれない思いがします。

こちらははじめてお邪魔しました。前のてんとう虫も好きですが、こちらもシンプルですてきです。
日常の日記は私もジュゲムを使っているのですが、なかなか使いやすいですよね。私も引越ししてしまいたい・・。
| june | 2006/03/08 10:52 PM |
>chiekoaさん
これからの人生、壁の点を見つめては自分の頭の中へ出かけてしまう石神。数学の世界があるから幸せなんでしょうけど、想像すると寒々しいです。

>juneさん
独りよがり。うん。そうかもしれないです。
なんにせよ、誰も幸せになってない。
だからあの「慟哭」が私の胸に響くんですよね。

シンプルなのはシロウトなので色々出来ないからなんです(涙)
少しずつ変更できたらいいなぁとは思ってます。
本当に使いやすいですよね。驚きました。
| なな | 2006/03/08 11:05 PM |
数学というので『博士の愛した数式』を思い出しました。
順調に暮らしていたら最終的には障害は起きなくてもあんな生活を送る人になっていたのではないかなあ、なんて思ったりして。
確かに愛は重いですね。
そこまで計算しつくされていたのか、とその潔さに感動すら覚えました。
他の作品も読んでみたいです。
| うー | 2006/06/25 12:57 AM |
うーさん、こんにちは。

数学者というのは純粋な人に向いている学問なんでしょうかね?純粋すぎてみんな幸せになれなかった…そんな物語でした。


| なな | 2006/06/25 4:23 PM |
ガリレオシリーズ、今まで苦手だったんですけど、これは素直にやられました。
ラストの石神の慟哭に、泣けました。最後の最後で、ああ、そこまで想っていたのか〜、って。
石神にとって、花岡親子はそこまでして守りたい存在なのですね。すごいな〜。
| じゃじゃまま | 2006/10/06 11:12 PM |
じゃじゃままさん、こんばんは。

すごく強い想いです。
ただ、誰も幸せになれなかったんだなって思うと
虚しい気持ち。
| なな | 2006/10/08 7:08 PM |
 こんにちは♪
 TBどうもありがとうございました。

 おっしゃるとおり、せつなくやりきれないお話ですよね・・・。
 
 湯川さん、ほかの作品にも出てくるのですね。
 これから読んでみようと思います^^

 最後の湯川さんの進言、悩ましいところですね。
 言わずにはおれなかったのもわかるし、
 石神を思うなら言わずに、ってのもわかるし・・・。
 難しいです。
| miyuikichi | 2007/05/03 2:47 PM |
miyukichiさん、こんばんは。

湯川さん、他の物語にも出てきます。
他の物語はこれほど切なくないので安心して読めますよ。

ラストはああじゃなかったら物語りとしては成り立たないとはおもうんですけど…
だけど、誰一人幸せじゃないですからね。
悲しいラストです。
| なな | 2007/05/06 7:36 PM |
 ななさん、こんにちは。最近この本をよみました。映画化もされましたよね。映画はまだ見ていないのですが、先に本を読もう!とおもって。
 誰も幸せになれない結末・・・、たしかにそうですよね。
わたしも、ああ、これで湯川さえいわなければ誰にも知れずに終わるのに、ておもいました。でも、湯川も決めかねていて草薙刑事に主導権を預けた  という、印象を受けました
友人として。といってもやっぱり刑事。として だったのだなと感じました。
| saki | 2008/11/13 2:50 PM |
sakiさん、こんばんは。
湯川、どうしたらいいのか悩んでいましたよね。
映画、DVDになったら観ようと思ってます。
| なな | 2008/11/13 9:10 PM |
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