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「はるがいったら」飛鳥井千砂
はるがいったら
飛鳥井 千砂著

両親が離婚して離れて住む姉・園と弟・行。二人が幼い時に拾った犬・ハルは老犬となり、寝たきりになってしまった。姉弟のある春の物語。

犬の名前が「ハル」そしてタイトルが「はるがいったら」あぁ、また「泣ける本」なのか?って心配しましたが、全然!読んだ後色々考えさせられるいい本でした。

姉の園はデパートで受付嬢をしている。完璧主義者。自分で決まりを作りストイックに守っていく。洋服を素敵に着こなす為に痩せ過ぎっていわれる位に痩せ、出かける時の洋服は隙がないくらいに決めている。弟の行は高校生。小さい頃から体が弱く留年している。両親の離婚後、父の再婚相手とその連れ子と暮らす。何事もそつなくこなすが、すべてをあるがまま受け入れる性格。

自分が考える「私ってこう見られてるんだろうな」って想像や「あの人ってこういうタイプ」が他人から見たら全然違うって事に気がつく姉弟。よく知ってるつもりの親子・兄弟でもお互いが実際に考えてる事ってわからないんだって強く思いました。

園が勤めるデパートに水曜日に来る女の人。全身ピンクの服を着て、ガリガリに痩せている。回転と同時に入り、色んな階でピンクの物を手にとっては店員に声をかける。そんな女の人を見て「「異常」と「正常」の境界線はどこにあるのか、とふと思った。」と言う園。あぁ、本当だって思った。

何かすごい事が起こるわけでもなく予想通りの結末なんだけど、園も行もちょっとだけ自分を知る。ちょっとだけ明るい方向に向いていけそうな予感。そんなラストがすごく心地よい。
| 本:あ行(その他の作家) | 10:40 | comments(4) | trackbacks(4) |
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コメント
よいお話でした。…ちょっとポイントがしぼれず変な感想になってしまいましたけれど。(←それはいつも?)
うちは姉妹なので,異性の兄弟に憧れてました。ちょうどこの園と行みたいな。実際はもっといろいろあるんでしょうけれどね。仲がすごく悪かったり。個人的に,行の友達のなっちゃんがとっても好きでした!
| mamimix | 2006/03/11 2:30 AM |
mamimixさん、私はmamimixさんの感想大好きです。
感想はもちろん、そこから膨らます話が「そうそう!」って思います。

私は5歳離れた弟がいます。
だけどこんなに達観した弟じゃなかった。
園は結構行に頼ってるなぁと思いました。
結婚したら赤の他人になりました。
異性の兄弟ってそんなもんです。
| なな | 2006/03/11 9:43 AM |
おはようございます。
ななさん。
ピンクのおばさんと園のやりとりは、私にとっても強烈に印象深い部分でした。
引用されている言葉は、以前、ずっと自分でも考えていたことなので、はっとさせられました。

こんなふうに読後感のいい作品が、いつも読めればと思います。
| ゆう | 2006/04/11 9:06 AM |
ゆうさん、こんばんは。

本当に、いつもこんな気持ちになれる本にめぐり合えたらいいですね。
| なな | 2006/04/11 8:30 PM |
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「はるがいったら」 飛鳥井千砂
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