CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
カウンター
グリムス
MOBILE
qrcode
<< 「お友達からお願いします」三浦しをん | main | 「光」道尾秀介 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「ふくわらい」西加奈子
評価:
西加奈子
朝日新聞出版
¥ 1,575
(2012-08-07)

JUGEMテーマ:読書


マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。
彼女は幼い頃、紀行作家の父に連れられていった旅先で、誰もが目を覆うような特異な体験をした。
その時から、定は、世間と自分を隔てる壁を強く意識するようになる。
日常を機械的に送る定だったが、ある日、心の奥底にしまいこんでいた、自分でも忘れていたはずの思いに気づいてしまう。
その瞬間、彼女の心の壁は崩れ去り、熱い思いが止めどなく溢れ出すのだった――。
鳴木戸定は、出版社の書籍編集者だ。4歳の時、母・多恵に与えられた「ふくわらい」は定を魅了した。定はタオルで目隠しをし、真っ暗な父親の書斎でふくわらいをし続けた。母親は定が5歳の時に亡くなり、それから定は父親と旅行に出るようになった。父親は旧家の息子として生まれ、放浪の旅をしながら紀行文を書く紀行作家。定の名前は「マルキ・ド・サド」を文字って名づけられた。
父親は定の目の前で鰐に噛まれなくなった。それから定は乳母に育てられ、出版社の編集者となったのだ。
定は友情というものを知らず、恋も知らない。泣くこともなかった。子供のころから親しんでいるふくわらいを実際の人の顔で行い日々を過ごす。

そんなすごく変わった定の物語にすごくひきつけられました。そういえば、西さんの小説の主人公はいつも普通じゃない。そして目が離せない。

雨乞いをしたり、亡くなった父親の肉を食べた経験があったり、体中に入れ墨があったり。周りからどう見られているか無頓着。無頓着というか、普通の人と感覚が違うから周りの人が驚いている事にも気が付かないって感じかな。

老作家・水森の妻ヨシ。目が見えない夫の口述をしていた彼女が定にあてた手紙。ヨシが素敵だなと思いました。
| 本:な行(その他の作家) | 20:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 20:01 | - | - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://nanamemo.jugem.jp/trackback/2672
トラックバック