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「月と雷」角田光代
角田 光代
中央公論新社
¥ 1,470

JUGEMテーマ:読書


不意の出会いはありうべき未来を変えてしまうのか。ふつうの家庭、すこやかなる恋人、まっとうな母親像…「かくあるべし」からはみ出した30代の選択は。最新長篇小説。
34歳の智は女性に不自由したことがなかったが、持続することもない。いい年だし結婚しようと思った女性はなぜか智の前からいなくなる。史恵という女性に「あなたはふつうのことをふつうにできな」「生活できるとは思えない」と言われます。考えてみたら、智の母・直子は少し変わっている。料理は作らず、掃除もしないから家はゴミ屋敷となる。いろんな場所でいろいろな人に助けられ、日本各地を転々とする日々だった。そんな智が覚えているのが小学校1年生の時に一緒に暮らした泰子の事。ある日連れて行かれた家にいた同い年の泰子。二人で好きな時間にお菓子を食べ、学校にも行かず、二人だけの遊びを作り出した日々。もう一度泰子に会いたいと思い昔住んでいた場所を尋ねます。

泰子は一人で暮らし、スーパーで働く。両親と幸せに暮らしていたのに直子と智がやってきて幸せな生活を壊したと思っています。2人が突然いなくなった後に泰子の家にやってきた女の人は泰子が言った一言が原因で自殺。父親は酒を飲み続け最後に死んでしまった。自分の生い立ちを話したことがないが、結婚しようって言ってくれる人がいる。

智がやってきた時の泰子の「不幸が追いついてきた」って言葉がすごく印象的。直子と智は自分の人生を狂わせた人たちって思っている。だけどなぜか智といると落ち着く。そして気が付いたら智の子を妊娠しているのです。泰子が智と会った時点でこういう方向に転がるんだろうなとは思ったけど、なんかもうちょっとどうにかならなかったのかな。婚約者、妊娠していることすらチャラにしてくれそうな雰囲気だったのに。

なんだか放っておけない、ついつい助けたあげたくなっちゃう直子のような人っているのかしら。年とったってあちらからこちらへと男の人のところを渡り歩く直子。家事をまったくしなくて、たまに作るカレーなんかも作ったら放置。一日中テレビの前に座り焼酎を飲んでいる直子に息子の智でさえ愛想を尽かしているのに…

ラストは新しい生活に向けてちょっぴり希望を持たせるような感じで終わりましたが、いやいや、きっとまた智が突然いなくなり…って生活になるんだろうなって思ってしまった。でも泰子はそれも覚悟の上なんだろうな。
| 本:か行(角田光代) | 22:17 | comments(0) | trackbacks(1) |
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